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Systemwalker IT Change Manager V14g 用語集
Systemwalker

用語集

BASEDB

Systemwalker IT Change Managerのシステムデータベースです。

BPM Studio

プロセスルールを記述するためのGUIツールです。このツールを使用して、業務システムの運用作業をプロセス定義として記述することができます。プロセス定義は、BPMサーバに登録したあとに実行させます。

BPMコンソール

BPM サーバを管理するためのGUIツールです。
BPM サーバの環境設定や、BPM サーバが制御している伝票(プロセス)の状態の確認などを行なうことができます。

BPMサーバ

運用フローを実行し、制御するサーバです。

CAB(Change Advisory Board)

変更要求に対して、事業および技術的観点から評価する権限のある代表者グループのことで、変更要求の優先度付けに対する意見、変更を実行するときに必要なリソースの割り当てに関する提案を行います。メンバーは、ユーザー、顧客、およびIT組織それぞれの代表者で構成されます。

CAB(Change Advisory Board / Emergency Committee )

影響力の大きい変更要求に対して実施するCABのことです。

CI (Configuration Item)

構成アイテムと同義です。

CMDB(Configuration Management DataBase)

ITIL(R)で定義する構成管理データベースです。構成情報や運用プロセス情報など、ITシステム運用管理に関係する情報を扱います。

DIT(ディレクトリ構成ツリー)

LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ベースのディレクトリサービスにおけるデータ構成のことです。

DN(識別名)

そのオブジェクトを表すエントリおよびその上位エントリのRDNの列として定義されたものです。DIT中で一意です。

例)"cn=user001,o=fujitsu,dc=com"

EJB

Enterprise JavaBeans の略です。

FC電子フォーム

電子フォームの一種で、電子フォームデザイナを使用してグラフィカルに作成することができる電子フォームです。

FingerPrint(フィンガープリント)

ファイルに対してハッシュ関数を掛けて得たハッシュ値のことです。ファイルの内容が改ざんされていないことを証明することができます。アプリケーションファイルとFingerPrintを対で管理することで、アプリケーションファイルの内容の正当性を保障します。

FLOWDB

BPM サーバ用のデータベースです。

Interstage ディレクトリサービス(IDS)

Interstage ディレクトリサービスでは、いままで分散管理されていた各種資源を一元管理することにより、運用・管理コストだけではなく、開発コストをも低減できる、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ベースのディレクトリサービスを提供しています。

J2EEアプリケーション

Interstagae Application Serverを実行環境として動作するアプリケーションです。

LDAP

LDAPは、TCP/IP上で動作するインターネット標準のディレクトリアクセスプロトコルで、WebブラウザなどのLDAPクライアントから、直接、ディレクトリサービスを検索・参照することができます。

Microsoft .NETアプリケーション

Microsoft社の.NETフレームワークを実行環境として動作するアプリケーションです。

PIR(Post Implementation Review)

変更後、1回以上にわたるレビューのことを指します。成功したかどうか、期待どおりの効果が上がっているかどうかを判断することです。

RDN(相対識別名)

上位のエントリから見て、直接下位のエントリを識別するために使用される名称です。各RDNは、その兄弟関係において、一意でなければなりません。

例)"o=fujitsu"

Relation

構成アイテムおよび構成アイテムの関係を示すものを指します。

RFC(Request For Change)

運用システムに対する変更要求を指します。

Systemwalker認証リポジトリ

Systemwalker認証リポジトリは、システムを利用する利用者の情報(共通アカウント情報)を管理するディレクトリです。Systemwalker認証リポジトリには、Interstage ディレクトリサービス(Iおよび、Active Directoryを使用することが可能です。

Systemwalker共通アカウント

Systemwalkerの管理コンソール(Webコンソール・クライアントコンソール)を使用する際に使用するアカウントです。

UDA

Interstage Business Process Manager Studioで使用するユーザー定義属性のことです。プロセス定義の中で定義されるグローバル変数で、その値はプロセス実行中保持されます。UDAには、プロセス参加者がアクセス、変更、または追加する必要のあるデータが含まれます。

UIアクティビティ

役割にエージェント("@~"から始まる名前)が定義されていないアクティビティのことです。承認など、人手が介在する処理ボックスを意味します。

Webコンソール

Systemwalker IT Change Managerを使用して、運用管理に関する作業の申請、承認、照会を実施する、またはSystemwalker IT Change Managerの運用に必要な情報を定義するための画面です。Webブラウザ上で使用します。

アクティビティ

運用フロー中の各作業を表します。Systemwalker IT Change Managerでは、業務システムの運用手順で定められた作業単位を「アクティビティ」と定義しています。たとえば、業務アプリケーションを更新するプログラムや、承認処理のような行為がアクティビティです。

アプリケーション環境設定ファイル(myoconfig.ini)

アプリケーション関連の情報を設定するためのファイルです。
メールの設定、EJBの呼び出し情報、ログの出力などの情報を設定します。

アプリケーション実行機能

BPM サーバの自動実行アクティビティ機能を利用して、フローからアプリケーションを自動起動するためのプログラムです。

一貫伝票ID

サブプロセスを作る際に、最上に設定される伝票IDを指します。

一般端末

運用フロー使用者が運用作業を実施する操作端末です。

運用フロー

業務システムの運用作業の手順を規定化したものです。承認やコマンド実行などの作業とその順序を定めることができます。

運用フロー管理者

Systemwalker IT Change Managerを利用して、運用フローシステムを管理する人を指します。

Systemwalker IT Change Managerの導入や、Systemwalker IT Change Managerで使用する資源や情報を管理します。

運用フロー使用者

Systemwalker IT Change Managerを利用して、運用管理に関する作業の申請、承認、照会を行う人を指します。業務システムの利用者や、業務システムの運用管理に従事するオペレータや管理責任者が該当します。

回覧ルート定義

業務システムの運用作業の手順を規定化したものです。承認やコマンド実行などの作業とその順序を定めることができます。

可決

承認処理で、申請を認めることです。

カタログ情報

新規追加の変更情報を作成する際の、ハードウェアのスペック情報など初期設定値をあらかじめ入力しておくものです。

関係情報

Relationと同義です。

管理者機能

運用中に、運用内容の変更・状況の把握を行うための機能です。Webコンソールで操作できます。管理者機能には、以下のものがあります。

  • グループ登録
    承認グループの追加・編集・削除ができます。

  • 伝票検索
    起案者や起案日などの条件を指定して、伝票を検索できます。

  • 滞留伝票一覧
    滞留、削除予定の伝票の一覧を表示できます。

  • 名称定義管理
    名称定義の登録・編集・複写・削除ができます。

  • メニュー定義管理
    メニューの登録・編集・削除ができます。

  • 一覧定義管理
    一覧箱の編集・組織間複写ができます。

  • 業務定義管理
    業務定義の登録・編集・削除ができます。

  • 回覧ルート定義管理
    回覧ルート定義の編集・削除ができます。

  • 伝票定義管理
    伝票の編集・削除ができます。

  • 部門定義管理
    部門の登録・編集・複写・削除ができます。

  • ユーザー定義管理
    ユーザーの登録・編集・複写・削除ができます。

  • 権限定義管理
    権限定義の登録・編集・複写・削除ができます。

起案者

申請者と同義です。

業務機能

業務システムの運用手順として各担当者に回覧するデータ画面(伝票)や、実際に回覧された伝票の情報を閲覧する(情報照会)機能です。

切り戻し

リリースで問題が検出された場合、リリース前の状態に戻すことです。

グループ

承認グループのことです。

グループ登録

承認グループの追加・編集・削除ができます。管理者機能の1つです。

構成アイテム

ITシステムの運用管理に必要な構成情報のことで、CMDBで管理する構成要素の単位です。

構成ベースライン

管理者がCMDBに格納されている情報を、正しい情報であることを確認した時点でのCIの状態のことです。スナップショット機能を使用することで、構成ベースラインは作成されます。構成ベースラインは、切り戻しポイントの目安として利用することができます。
Systemwalker IT Change Managerでは、構成ベースラインを利用することによって、以下に示す構成アイテム操作機能を提供しています。

  • ある一時点の構成情報に対する表示・検索

  • ある一時点と最新の構成情報の差分比較

  • 任意の二つの時点の構成情報の差分比較

差戻

1つ前の担当者に伝票を戻すことです。

実態レコード

CMDBに格納されている、稼働環境のシステムの情報のことです。

自動実行アクティビティ

役割に自動実行用エージェント("@AE")が定義されているアクティビティのことです。コマンド実行など、人手を介さず、自動的に処理される処理ボックスを指します。

承認

申請された伝票に対して、申請内容の可否を判断することです。

承認グループ

承認グループは、伝票を任意の利用者にまとめて回送するために利用します。たとえば、「変更管理グループ」という承認グループを作成し、業務システムの変更管理担当者を承認グループのメンバーとして登録します。これにより、「変更管理グループ」に対して伝票を回送すれば、「変更管理グループ」のメンバー全員に回送されたことと同じになり、メンバー全員の「未処理案件一覧」に伝票が表示されます。ただし、伝票の承認処理を行うことができるのは一人のみとなります。

承認者

回覧ルートにおいて、開始ノードの次にあるUIアクティビティ以外の、UIアクティビティに設定された役割の担当者です。

初期データ投入

Systemwalker IT Change Managerの導入直後に、Systemwalker IT Change Managerが動作するための初期データを投入することです。初期データ投入のためのデータとコマンドが用意されています。

シングル・サインオン

Webサービスなどを提供するサーバが複数存在しそれらがネットワーク上で分散している場合でも、認証を集中的に行うサーバから1度ユーザー認証を受ければ、あらゆるサービスを受けることが可能になるサービス機能です。

シングル・サインオンエージェント

シングル・サインオンエージェントは、利用者の認証の必要性を判断します。認証が必要な場合には、認証サーバに認証を依頼します。

申請

承認を得るために伝票を承認者へ回送することです。

申請者

回覧ルートにおいて、開始ノードの次にあるUIアクティビティに設定された役割の担当者です。

設計レコード

CMDBに格納されている、設計(計画)したシステムの情報のことです。

選択項目

チェックボックス、ラジオボタン、リストボックス、およびコンボボックスであらかじめ用意された値を選択する項目のことです。

代行

本来の申請者、または承認者が伝票を処理できない場合に、代わりにほかの利用者が処理することです。

滞留伝票一覧

滞留、削除予定の伝票の一覧を表示できます。管理者機能の1つです。

担当者

運用フローの各アクティビティに割り当てられている、申請・承認・申請された作業の実施などの役割を実際に担う人を指します。

ディレクトリサービス

組織の内外に散在する各種の物理的/論理的リソースの名前やそれに関連付けられた属性を、組織的構造や地理的な区分などに従って系統的に(ツリー状に)まとめて管理し、それを更新・参照するためのサービスのことです。

テストモード

作成した運用フローを本運用で使用する前に、プロセス管理サーバ上で動作確認テストを実施する時のモードです。

展開

新規または変更されたITリソースを、稼働環境へ移行することを責務とする作業のことです。

電子フォーム

Systemwalker IT Change Managerが提供する伝票画面です。Webブラウザ上で表示することができ、運用に合わせてカスタマイズすることができます。

電子フォームデザイナ

電子フォームを編集するためのソフトウェアです。

伝票

Systemwalker IT Change Managerでは、各担当者が運用管理作業を実施するために必要な情報のことを指します。業務アプリケーション変更申請書や、業務システム監視結果報告書などが該当します。伝票は、電子フォームとして各担当者に回覧することができます。

伝票ID

プロセスIDと同義です。

伝票XML

伝票の内容をXMLで表したものです。

伝票検索

起案者や起案日などの条件を指定して、伝票を検索できます。管理者機能の1つです。

伝票種別コード

運用フロー登録時に割り当てられるIDのことです。

伝票状態

伝票の状態には以下の種類があります。

  • 保存
    申請者によって、まだ申請されずに保存されている状態です。

  • 回覧中
    承認待ちの状態、または取戻(申請)や否決の結果、申請者に戻っている状態です。

  • 保留
    承認者によって、保留されている状態です。

  • 破棄
    取戻や否決によって、申請者に戻った伝票が削除された状態です。

  • 確定
    最終承認者の承認が完了した状態です。

伝票定義

伝票の情報やボタンの情報の定義のことです。

伝票データ

伝票XMLと同義です。

添付データ

伝票に添付されるデータを指します。

動作設定ファイル(ae.ini)

アプリケーション実行機能の動作について設定するためのファイルです。
実行するアプリケーションのパスやログの出力などの情報を設定します。

取戻

申請した伝票を取戻すことです。確定前であれば、いつでも取戻すことができます。申請者は、運用フローで許可されていれば伝票がどこにあっても取戻すことができます。承認者は、次の承認者からのみ取戻すことができます。

入力項目

キーボードから直接値を入力する項目のことです。値を参照する場合にも使用します。

認証局(CA:Certificate Authority)

インターネット上の通信、および電子メールサービスにおいて、通信データやメールの暗号化、およびデジタル署名を行うために必要な証明書の発行、および発行した証明書を管理する機関です。CAは発行した証明書に自身の電子署名を付加し、その証明書が確かにそのCAが発行したものであることを保証します。

認証サーバ

利用者にユーザーID/パスワードを要求して、利用者の認証を行うサーバです。利用者により提示されたユーザーID/パスワードをもとに、あらかじめリポジトリサーバに設定されたユーザー情報との比較を行うことにより、シングル・サインオンシステムを利用可能かどうかの判定を行います。

ノード

Interstage Business Process Manager Studioで作成するプロセス定義の処理ボックスの総称のことです。ノードには、Startノード、Exitノード、Activityノードなどが存在します。

配備

アプリケーションを稼動環境上で動作可能な状態にすることです。

否決

承認処理で、申請を認めないことです。

フィルタリング

提出された変更要求が、変更管理部門で変更を検討する必要があるかどうかを、変更要求の受付時に評価することです。例えば、既に同様の変更要求が提出されている場合は、却下理由と共に要求を返却します。

部門定義管理

部門の登録・編集・複写・削除ができます。管理者機能の1つです。

フレームワーク

ワークフロー業務のためにSystemwalker IT Change Managerが提供するフレームワークです。以下の画面が用意されています。

  • ログインやメニューなどの標準画面

  • 業務機能を一覧するための各種一覧箱画面

  • 業務機能を動作させる伝票コンテナ

プロセス

運用フロー(プロセス定義)に基づいた実際の運用作業を指します。運用フローで定義されている伝票を申請することで開始され、最終承認者に承認されるなどの運用フローで定義されている条件を満たすことで終了します。

プロセスID

BPM サーバで伝票ごとに割り当てられた固有の番号です。

プロセス定義

BPM サーバおよびBPM Studioで、運用フローを指す用語です。
アクティビティや伝票データの定義が含まれます。
プロセス定義は、プロセス定義のタイトル名で識別されます。このため、BPM Studioでプロセス定義を作成する場合、プロセス定義のタイトルは、BPM サーバ内で一意になるように指定しなければなりません。

変更諮問委員会

CABと同義です。

変更諮問緊急委員会

CAB/ECと同義です。

変更情報

システムをどのように変更するかを表す情報です。変更情報は、変更の要求ごとに作成されます。また、実際にシステムの変更を行う際に、変更情報をもとに作業を行います。

変更情報グループID

一つの伝票に対する構成アイテムの変更情報が複数ある場合、伝票と関連する構成アイテムを識別するために使用するIDです。

変更要求

RFCと同義です。

変更レビュー

PIRと同義です。

保留

承認者が、伝票を否決も可決もしないで、自分のもとに伝票を留めることです。

未処理案件一覧

利用者が処理すべき伝票を管理します。承認待ち伝票に対して、可決、否決、保留、差戻(直前が承認者の場合のみ)の操作を行うことができます。また、次の承認者から取戻した伝票も管理します。取戻した伝票に対して、編集、および破棄の操作を行うことができます。

名称定義管理

名称定義の登録・編集・複写・削除ができます。管理者機能の1つです。

名称マスタ

各画面で使用される用語を定義するためのテーブルです。用語のカスタマイズ、各国語版への対応を容易にします。
名称マスタには、組織、部門、権限、業務定義、伝票定義、伝票説明、カラムラベル、埋込文字コードを定義します。

メール送信機能

Systemwalker IT Change Managerで何らかのアクションが発生したことを利用者にメールで送信する機能です。承認依頼、可決通知、差戻通知などのメールがあります。

メールテンプレート

メール送信機能で利用するメールのテンプレートです。テンプレートファイルを編集することにより、送信されるメールのサブジェクトおよび本文をカスタマイズすることができます。

役割

アクティビティの担当者のことです。アクティビティの作業をだれが行うのかを示します。

ユーザー定義管理

ユーザーの定義、編集、複写や削除ができます。管理者機能の1つです。

リポジトリサーバ

リポジトリサーバは、ユーザーIDやパスワードといった利用者の認証に必要な情報と、Systemwalkerの公開URLのパスに対するアクセスを認可するための情報を管理するサーバです。認証サーバからの要求に応じて、Systemwalker認証リポジトリから認証に必要な利用者の情報や公開URLアクセス許可情報を取り出します。取り出した情報は認証サーバに通知します。

利用者

Systemwalker IT Change Managerの利用者には、以下の2種類があります。

  • 運用フロー使用者
    運用管理に関する作業の申請、承認、照会を行います。業務システムの利用者や、業務システムの運用管理に従事するオペレータや管理責任者が該当します。

  • 運用フロー管理者
    Systemwalker IT Change Managerを利用して、運用フローシステムを管理します。Systemwalker IT Change Managerの導入や、Systemwalker IT Change Managerで使用する資源や情報を管理します。

リリース

アプリケーション展開作業を総称してリリースといいます。

リリース対象

業務システムに対してリリースされるアプリケーションを指します。

レガシーアプリケーション

COBOL言語やC言語などで開発した、特別な実行環境を必要せずに動作するアプリケーションです。

ワークフロー環境設定ファイル(crconfig.ini)

ワークフロー関連の情報を設定するためのファイルです。
BPM サーバの情報やログの出力などの情報を設定します。

ワークフローツール環境設定ファイル(myotoolconfig.ini)

伝票定義削除などのコマンドで使用する情報を設定するためのファイルです。
コマンドが使用するパスやログの出力などの情報を設定します。