プロセスルールを記述するためのGUIツールです。このツールを使用して、業務システムの運用作業をプロセス定義として記述することができます。プロセス定義は、BPMサーバに登録したあとに実行させます。
変更要求に対して、事業および技術的観点から評価する権限のある代表者グループのことで、変更要求の優先度付けに対する意見、変更を実行するときに必要なリソースの割り当てに関する提案を行います。メンバーは、ユーザー、顧客、およびIT組織それぞれの代表者で構成されます。
CMDB(Configuration Management DataBase)
ITIL(R)で定義する構成管理データベースです。構成情報や運用プロセス情報など、ITシステム運用管理に関係する情報を扱います。
ファイルに対してハッシュ関数を掛けて得たハッシュ値のことです。ファイルの内容が改ざんされていないことを証明することができます。アプリケーションファイルとFingerPrintを対で管理することで、アプリケーションファイルの内容の正当性を保障します。
Interstage ディレクトリサービスでは、いままで分散管理されていた各種資源を一元管理することにより、運用・管理コストだけではなく、開発コストをも低減できる、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ベースのディレクトリサービスを提供しています。
LDAPは、TCP/IP上で動作するインターネット標準のディレクトリアクセスプロトコルで、WebブラウザなどのLDAPクライアントから、直接、ディレクトリサービスを検索・参照することができます。
Systemwalker認証リポジトリは、システムを利用する利用者の情報(共通アカウント情報)を管理するディレクトリです。Systemwalker認証リポジトリには、Interstage ディレクトリサービス(Iおよび、Active Directoryを使用することが可能です。
Interstage Business Process Manager Studioで使用するユーザー定義属性のことです。プロセス定義の中で定義されるグローバル変数で、その値はプロセス実行中保持されます。UDAには、プロセス参加者がアクセス、変更、または追加する必要のあるデータが含まれます。
Systemwalker IT Change Managerを使用して、運用管理に関する作業の申請、承認、照会を実施する、またはSystemwalker IT Change Managerの運用に必要な情報を定義するための画面です。Webブラウザ上で使用します。
運用フロー中の各作業を表します。Systemwalker IT Change Managerでは、業務システムの運用手順で定められた作業単位を「アクティビティ」と定義しています。たとえば、業務アプリケーションを更新するプログラムや、承認処理のような行為がアクティビティです。
Systemwalker IT Change Managerを利用して、運用フローシステムを管理する人を指します。
Systemwalker IT Change Managerの導入や、Systemwalker IT Change Managerで使用する資源や情報を管理します。
Systemwalker IT Change Managerを利用して、運用管理に関する作業の申請、承認、照会を行う人を指します。業務システムの利用者や、業務システムの運用管理に従事するオペレータや管理責任者が該当します。
運用中に、運用内容の変更・状況の把握を行うための機能です。Webコンソールで操作できます。管理者機能には、以下のものがあります。
グループ登録
承認グループの追加・編集・削除ができます。
伝票検索
起案者や起案日などの条件を指定して、伝票を検索できます。
滞留伝票一覧
滞留、削除予定の伝票の一覧を表示できます。
名称定義管理
名称定義の登録・編集・複写・削除ができます。
メニュー定義管理
メニューの登録・編集・削除ができます。
一覧定義管理
一覧箱の編集・組織間複写ができます。
業務定義管理
業務定義の登録・編集・削除ができます。
回覧ルート定義管理
回覧ルート定義の編集・削除ができます。
伝票定義管理
伝票の編集・削除ができます。
部門定義管理
部門の登録・編集・複写・削除ができます。
ユーザー定義管理
ユーザーの登録・編集・複写・削除ができます。
権限定義管理
権限定義の登録・編集・複写・削除ができます。
管理者がCMDBに格納されている情報を、正しい情報であることを確認した時点でのCIの状態のことです。スナップショット機能を使用することで、構成ベースラインは作成されます。構成ベースラインは、切り戻しポイントの目安として利用することができます。
Systemwalker IT Change Managerでは、構成ベースラインを利用することによって、以下に示す構成アイテム操作機能を提供しています。
ある一時点の構成情報に対する表示・検索
ある一時点と最新の構成情報の差分比較
任意の二つの時点の構成情報の差分比較
承認グループは、伝票を任意の利用者にまとめて回送するために利用します。たとえば、「変更管理グループ」という承認グループを作成し、業務システムの変更管理担当者を承認グループのメンバーとして登録します。これにより、「変更管理グループ」に対して伝票を回送すれば、「変更管理グループ」のメンバー全員に回送されたことと同じになり、メンバー全員の「未処理案件一覧」に伝票が表示されます。ただし、伝票の承認処理を行うことができるのは一人のみとなります。
Systemwalker IT Change Managerの導入直後に、Systemwalker IT Change Managerが動作するための初期データを投入することです。初期データ投入のためのデータとコマンドが用意されています。
Webサービスなどを提供するサーバが複数存在しそれらがネットワーク上で分散している場合でも、認証を集中的に行うサーバから1度ユーザー認証を受ければ、あらゆるサービスを受けることが可能になるサービス機能です。
組織の内外に散在する各種の物理的/論理的リソースの名前やそれに関連付けられた属性を、組織的構造や地理的な区分などに従って系統的に(ツリー状に)まとめて管理し、それを更新・参照するためのサービスのことです。
Systemwalker IT Change Managerでは、各担当者が運用管理作業を実施するために必要な情報のことを指します。業務アプリケーション変更申請書や、業務システム監視結果報告書などが該当します。伝票は、電子フォームとして各担当者に回覧することができます。
伝票の状態には以下の種類があります。
保存
申請者によって、まだ申請されずに保存されている状態です。
回覧中
承認待ちの状態、または取戻(申請)や否決の結果、申請者に戻っている状態です。
保留
承認者によって、保留されている状態です。
破棄
取戻や否決によって、申請者に戻った伝票が削除された状態です。
確定
最終承認者の承認が完了した状態です。
申請した伝票を取戻すことです。確定前であれば、いつでも取戻すことができます。申請者は、運用フローで許可されていれば伝票がどこにあっても取戻すことができます。承認者は、次の承認者からのみ取戻すことができます。
インターネット上の通信、および電子メールサービスにおいて、通信データやメールの暗号化、およびデジタル署名を行うために必要な証明書の発行、および発行した証明書を管理する機関です。CAは発行した証明書に自身の電子署名を付加し、その証明書が確かにそのCAが発行したものであることを保証します。
利用者にユーザーID/パスワードを要求して、利用者の認証を行うサーバです。利用者により提示されたユーザーID/パスワードをもとに、あらかじめリポジトリサーバに設定されたユーザー情報との比較を行うことにより、シングル・サインオンシステムを利用可能かどうかの判定を行います。
Interstage Business Process Manager Studioで作成するプロセス定義の処理ボックスの総称のことです。ノードには、Startノード、Exitノード、Activityノードなどが存在します。
提出された変更要求が、変更管理部門で変更を検討する必要があるかどうかを、変更要求の受付時に評価することです。例えば、既に同様の変更要求が提出されている場合は、却下理由と共に要求を返却します。
ワークフロー業務のためにSystemwalker IT Change Managerが提供するフレームワークです。以下の画面が用意されています。
ログインやメニューなどの標準画面
業務機能を一覧するための各種一覧箱画面
業務機能を動作させる伝票コンテナ
運用フロー(プロセス定義)に基づいた実際の運用作業を指します。運用フローで定義されている伝票を申請することで開始され、最終承認者に承認されるなどの運用フローで定義されている条件を満たすことで終了します。
BPM サーバおよびBPM Studioで、運用フローを指す用語です。
アクティビティや伝票データの定義が含まれます。
プロセス定義は、プロセス定義のタイトル名で識別されます。このため、BPM Studioでプロセス定義を作成する場合、プロセス定義のタイトルは、BPM サーバ内で一意になるように指定しなければなりません。
利用者が処理すべき伝票を管理します。承認待ち伝票に対して、可決、否決、保留、差戻(直前が承認者の場合のみ)の操作を行うことができます。また、次の承認者から取戻した伝票も管理します。取戻した伝票に対して、編集、および破棄の操作を行うことができます。
各画面で使用される用語を定義するためのテーブルです。用語のカスタマイズ、各国語版への対応を容易にします。
名称マスタには、組織、部門、権限、業務定義、伝票定義、伝票説明、カラムラベル、埋込文字コードを定義します。
リポジトリサーバは、ユーザーIDやパスワードといった利用者の認証に必要な情報と、Systemwalkerの公開URLのパスに対するアクセスを認可するための情報を管理するサーバです。認証サーバからの要求に応じて、Systemwalker認証リポジトリから認証に必要な利用者の情報や公開URLアクセス許可情報を取り出します。取り出した情報は認証サーバに通知します。
Systemwalker IT Change Managerの利用者には、以下の2種類があります。
運用フロー使用者
運用管理に関する作業の申請、承認、照会を行います。業務システムの利用者や、業務システムの運用管理に従事するオペレータや管理責任者が該当します。
運用フロー管理者
Systemwalker IT Change Managerを利用して、運用フローシステムを管理します。Systemwalker IT Change Managerの導入や、Systemwalker IT Change Managerで使用する資源や情報を管理します。