回送先指定画面の表示と機能制御および、各アクティビティでの機能制御を設定するマスタです。このマスタは、使用するプラン定義のUIアクティビティの数分、定義する必要があります。アクティビティ定義については、BPM Studioを参照してください。
回送先指定欄の表示設定
以下の情報を定義します。
役割名
この伝票で使用するプロセス定義の役割名と、同じ役割名を指定してください。ここで指定した役割名が、回送先指定画面で、各回送先を示す枠の左側に表示されます。
呼出オブジェクト名
サブプロセスURI
自動実行アクティビティ、サブプロセスアクティビティの設定用ですが、設定の必要はありません。
表示制御
回送先指定欄の表示を制御します。1000番台、2000番台、3000番台の3種類で色分けができます。また、同じ番号台(2001、2002、2003・・・)で指定されたアクティビティは、昇順に同じ色で表示されます。他の番号は使用できません。
回送先指定の役割名の表示例を以下に示します。
注意
承認者取戻機能について
承認者取戻機能は、アクティビティ定義マスタを利用して、次の承認者を割り出しています。したがって、プロセス定義においてプログラムノードや条件分岐などの制御を行う場合、承認者取戻機能が正しく動作しない場合があります。承認者取戻機能は、自分の次のアクティビティが明示的に1つに絞られる場合にのみ利用してください。なお、承認者による取戻機能の有効・無効はボタン定義マスタで設定してください。
承認者検索機能
申請者に承認者を選択させるときは、「機能ID」に承認者選択画面用の機能IDを設定してください。ただし、起案系のアクティビティの場合、機能IDには「0」を詰めてください。この設定により、上図のように回送先指定欄ごとに[検索]ボタンを表示することができます。
回送先指定制御の設定
特定の承認者を指定しておきたいときは、「指定ユーザーID」、「指定承認グループID」、に、承認者のIDを指定してください。同じアクティビティ名の指定ユーザーID、指定承認グループIDなどを重複して指定したときは、「指定ユーザーID > 指定承認グループID >回送先画面で保存したユーザーID 」の優先順位が適用されます。指定した承認者を、申請者に変更させたくないときは、機能IDには「0」を詰めてください。
なお、「相対役職コード」は指定しないで下さい。
「承認者変更可表示指定」は、各承認者の承認画面から回送先変更画面への遷移ボタンの表示・非表示を制御します。起案や最終アクティビティでは機能なしを指定してください。
メール送信機能
「通知/承認依頼あり」「写し機能表示指定」は、メール送信を制御します。承認依頼ありで、機能ありのときは次の承認者へ承認依頼通知が送信されます。写し機能表示指定で、機能ありのときは回送先指定画面、または承認者用の回送先変更画面で選択した特定のユーザーへ、伝票内容の確認依頼通知を送信することができます。
指定例
アクティビティ定義マスタの指定例を以下に示します。
概要 | 指定例 | ||
---|---|---|---|
回覧ルート定義ID | MYOPLAN002 | MYOPLAN002 | MYOPLAN002 |
アクティビティ名 | 起案 | 承認 | 運用操作 |
アクティビティ種別 | 00 | 00 | 00 |
役割名 | 起案者 | 承認者 | 運用管理担当 |
呼出オブジェクト名 | (zero fill) | (zero fill) | (zero fill) |
リザーブ | (zero fill) | (zero fill) | (zero fill) |
表示制御 | 1000 | 2000 | 3000 |
指定ユーザーID | (zero fill) | (zero fill) | (zero fill) |
指定承認グループID | (zero fill) | (zero fill) | (zero fill) |
機能ID | (zero fill) | func-assignee | func-assignee |
リザーブ | (zero fill) | (zero fill) | (zero fill) |
承認者変更可表示指定 | 0 | 1 | 1 |
通知/承認依頼あり | 0 | 0 | 0 |
写し機能表示指定 | 0 | 0 | 0 |
リザーブ | 0 | 0 | 0 |
リザーブ | 0 | 0 | 0 |
注意
「pm-」で始まるユーザーID、グループID、および機能IDは予約語であるため、指定しないでください。