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ETERNUS SF Express V14.2 ユーザーズガイド

用語集

Copy Control Module (CCM)

ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を利用してバックアップを可能にするツールです。

EC

Equivalent Copyの略称です。ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるコピー機能の1つで、ハードウェア内でディスク間のミラー状態を保持する機能のことです。切り離し制御をソフトウェアから実施することにより、ディスクの複製が作成されます。

ETERNUS Web GUI

ETERNUS DX60, DX80/DX80 S2, DX90/DX90 S2の、状態監視、状態表示、設定保守を行うためのソフトウェアのことです。

ETERNUS ディスクアレイ

ディスクアレイ (Disk Array)とは、ハードディスク (磁気ディスク装置)を複数搭載し、大容量ディスクとして扱う技術、および装置を指します。装置の信頼性や処理能力を向上させるRAID (レイド)技術が採用されているため、「レイド」と呼ばれることがあります。

また、ETERNUSは富士通の高信頼・高性能ディスクアレイシリーズ装置の名称です。

ETERNUS マルチパスドライバ

ETERNUS DX60, DX80/DX80 S2, DX90/DX90 S2用のマルチディスク制御ドライバです。GRMPDドライバの後継版に当たります。
複数の物理アクセスパスを論理的に1つのパス設定にして、1本の物理アクセスパスの故障によるディスクアレイ装置へのアクセス停止を回避する機能を持ちます。

Express Web GUI

ストレージシステムの状態確認、構成変更、バックアップ/リストアを、Expressで実施するためのGUIです。

OPC

One Point Copyの略。ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるコピー機能の1つで、ハードウェア内でディスクのコピーが高速で実施できる機能のことです。ソフトウェアからコピー指示が発行されるとハードウェア内で物理的な複写が動作し、ソフトウェアレベルで複写が完了している状態をエミュレーションします。

Quick OPC

OPCによる全データの物理コピーの後、その後の更新分データ(差分データ)だけをコピーするコピー方式です。
Disk to Diskのバックアップに適したコピー方式です。

RAID (Redundant Arrays of Inexpensive (Independent) Disks)

データを複数のハードディスク(磁気ディスク装置)に分散することで、性能と耐障害性を同時に確保するための技術です。

RAIDレベル

ハードディスクを管理する技術を、ディスクへのデータ配置やデータの冗長化(多重化)方法により分類したレベルのことです。(RAID0~RAID6)

REC

Remote Equivalent Copyの略称です。ETERNUS ディスクアレイのハードウェア機能を使用して、ECの機能を異なる筐体間で実現します。

SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) サーバ

電子メールを送信するためのサーバです。

Snap Data Pool

Snap Data Volumeの物理容量を拡張するために、事前に準備する領域のことです。

Snap Data Volume

SnapOPC、SnapOPC+で使用されるコピー先ディスクのことです。Snap Data VolumeはSnapOPC、SnapOPC+の使用前に定義しておく必要があります。

SnapOPC+

データの更新時に、更新するデータ部の更新前の状態だけをコピーし、スナップ世代単位で保存するコピー方式です。コピー・オン・ライト方式によるコピー方式です。
コピー先容量の軽減、スナップ世代単位のデータ保存ができるため、効率的なデータコピーが可能です。ファイルサーバのバックアップに適したコピー方式です。

Suspend/Resume機能

ECの等価性維持状態を一時中断(Suspend)/再開(Resume)する機能のことです。一時中断状態からの差分コピーが可能となるため、より高速な同期型バックアップ運用が可能となります。

アクセスパス

サーバが、ディスクアレイのディスクにアクセスするために必要なパスのことです。

アドバンスト・コピー機能

ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるコピー機能です。ECおよびOPCの総称です。

冗長性(冗長化)

障害対策や信頼性向上のため、通常の構成以外に予備の装置などを加えることです。

ストレージ

外部記憶装置のことです。ディスクアレイ装置や、テープ装置があります。
ETERNUS ディスクアレイ、F649xシリーズ、Spectris/Platinumなどがあります。

ストレージシステム

日常の業務を行うサーバと、データを保管するストレージを含めたシステム全体の構成のことです。

セション

アドバンスト・コピー機能によるコピーの実行単位のことです。

ファイバーチャネル

シリアル転送を行うためのインターフェースの1つです。サーバとの高速転送/長距離伝送が特長です。

物理コピー

論理コピー完了後にETERNUS ディスクアレイ内で実施される実際のコピー処理のことです。
物理コピーは、バックグラウンドで実施されるため、サーバでは物理コピーを意識する必要がありません。

論理コピー

サーバからのバックアップおよびリストア要求に対して、実際のコピー処理が完了する前に論理的にコピーを完了させることです。
サーバ側では論理コピー完了後からコピー先のデータ域を参照/更新することができます。