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ETERNUS SF Express V14.2 ユーザーズガイド

付録F ETERNUS ディスクアレイの詳細エラーメッセージ

ここでは、メッセージ中に、パラメーターとして挿入されるETERNUS ディスクアレイの詳細エラーメッセージについて説明します。

なお、表にないエラーメッセージが出力された場合は、ハードウェア障害の発生が考えられるので、富士通技術員(CE)に連絡してください。

表F.1 ETERNUS ディスクアレイの詳細エラーメッセージ

項番

エラーメッセージ

説明

対処方法

1

invalid logical volume name.

コピー元ボリュームまたはコピー先ボリュームが実在しません。

指定したコピー元ボリュームまたはコピー先ボリュームが存在するか確認してください。

2

invalid extent number.

内部矛盾が発生しました。(エクステント数が不正(STXGetVolmuInfo))

富士通技術員(SE)に資料の採取を依頼してください。()

3

invalid source BoxID.

内部矛盾が発生しました。(コピー元筐体識別子が不正)

4

invalid destination BoxID.

内部矛盾が発生しました。(コピー先筐体識別子が不正)

5

invalid source OLU.

コピー元のパーティションまたはコピー先のパーティションが実在しません。

コピー元のパーティション情報を確認してください。

6

invalid destination OLU.

コピー元のパーティションまたはコピー先のパーティションが実在しません。

コピー先のパーティション情報を確認してください。

7

invalid extent.

コピー元のパーティションまたはコピー先のパーティションが実在しません。

コピー元またはコピー先のパーティション情報を確認してください。

8

invalid source extent size.

内部矛盾が発生しました。(ボリューム全コピーでなく、コピーサイズが0)

富士通技術員(SE)に資料の採取を依頼してください。()

9

invalid copy interval.

指定したコピー間隔が不当です。

10

invalid option flag.

内部矛盾が発生しました。(動作指定フラグが不正)

11

invalid MPHD environment.

MPHDがインストールされていない状態で、MPHDパス名を論理ボリューム名に指定しました

MPHDがインストールされているか確認してください。

12

invalid SafeDISK environment.

SafeDISK資源はサポートしていません。

SafeDISK資源以外を指定してください。

13

invalid GDHD environment.

GDHDがインストールされていない状態で、GDHDパス名を論理ボリューム名に指定しました。

GDHDがインストールされているか確認してください。

14

memory allocation error.

メモリの動的確保に失敗しました。

メモリやスワップ域を十分確保するか、同時に実行しているプログラムを終了させてください。

15

not STX.

コピー元のパーティションまたはコピー先のパーティションが実在しません。

コピー元またはコピー先のパーティション情報を確認してください。

16

SCSI command busy.

以下のどれかの事象が発生しました。

  • コピー元またはコピー先が、ほかのコピー元またはコピー先として使用中

  • コピー先が、ほかのコピー先として使用中

  • ディスクアレイ内で同時に動作可能な数が限界に達している

  • SCSIのパスでBUSYを検出した

  • AdvancedCopy Managerの管理外のコピーが行われている

  • 1LUNあたりが同時に動作可能な数が限界に達している

以下のどれかの対処を実施してください。

  • コピー元またはコピー先が、ほかのコピー先またはコピー元に指定されていないか確認する

  • コピー先がほかのコピー先に指定されていないか確認する

  • バックアップ実行状況表示コマンドで指定したコピーが終了するのを待ってから再実行する

  • 数秒(5秒)程度待ち、再実行する

  • ETERNUS Web GUIを使用してコピーの状況を確認する

上記以外の場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

17

SCSI command conflict.

SCSIエラー(Commandconflict)を検出しました。

SCSIの接続状態を確認し、再試行してください。

問題が解決しない場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

18

SCSI queue full.

SCSIエラー(Queuefull)を検出しました。

19

Not support.

指定したコピー機能はサポートされていません。

富士通技術員(CE)に連絡してください。

20

hardware error requiring CE-CALL.

SCSIエラー(CheckCondition)を検出しました。

SCSIの接続状態を確認し、再試行してください。

問題が解決しない場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

21

SCSI condition met.

SCSIエラー(Condition met)を検出しました。

22

unexpected SCSI error.

SCSIエラー(異常ステータス)を検出しました。

23

invalid OLU.

指定したコピー元のパーティションまたはコピー先のパーティションが不当です。

  • ボリューム全コピーでコピー元またはコピー先に、同じボリュームが指定された

  • 指定したボリュームが、使用できる状態でない

  • RAIDコンソリデーションのボリュームに対し、Consistency Modeが指定された

  • ボリューム状態表示のときに、存在しないOLUが指定された

コピー元またはコピー先のパーティション情報を確認し、再試行してください。

問題が解決しない場合は、富士通技術員(SE)に資料の採取を依頼してください。()

24

invalid BoxID.

指定したリモート筐体識別子が不当です。

筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。

問題が解決しない場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

25

invalid role.

指定したリモートコピーの方向が不当です。

26

setup is inadequate

コピー設定が不十分です。以下のどちらかの事象が発生しました。

  • アドバンスト・コピーオプションのライセンスが未設定

  • 「テーブルサイズ未設定」「テーブルサイズ不足」「RECバッファーサイズ未設定」など、装置のリソース不足

富士通技術員(CE、SE)に連絡してください。

27

bit map resolution disagree.

筐体間のビットマップ解像度が不一致です。

28

communication interrupted.

筐体間の通信に異常が発生しました。

筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。

問題が解決しない場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

29

another partner is not supported.

コピー元またはコピー先のディスクアレイのファームウェア版数が未サポートです。

富士通技術員(CE)に連絡してください。

30

the session mode was not changed.

セションモードの切り替えに失敗しました(元の状態のままです)。

筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。

問題が解決しない場合は、富士通技術員(CE、SE)に連絡してください。

31

the session mode crosses.

セションモードの切り替えに失敗しました(筐体間の情報が矛盾しています)。

32

the operation of SnapOPC was failed.

以下のどちらかの事象が発生しました。

  • Snap Data Volumeのアクセスエラー

  • SnapOPCのセションのない状態で、逆向きのコピーが実施された

以下のどちらかの対処を実施してください。

  • コピー先のパーティション情報を確認し、再試行する

  • SnapOPCのセションの状態を確認し、再試行する

問題が解決しない場合は、富士通技術員(CE、SE)に連絡してください。

33

the operation of REC buffer was failed.

RECバッファーの設定変更または情報表示に失敗しました。

RECバッファーの設定状況を確認し、再試行してください。

問題が解決しない場合は、富士通技術員(CE、SE)に連絡してください。

34

the operation of concurrent suspend was failed.

コンカレントサスペンドに失敗しました(元の状態のままです)。

すべてのセションの状態を確認し、再試行してください。HP-UX版、AIX版の場合は、複写先ボリュームのサイズが、複写元ボリュームのサイズ以上になっていることを確認してください。

問題が解決しない場合は、富士通技術員(SE)に連絡してください。

35

invalid Snap Data volume.

Snap Data Volumeの指定誤りを検出しました。

  • SnapOPC/SnapOPC+を指定されたが、コピー先がSnap Data Volumeではない

  • SnapOPC/SnapOPC+を指定されたが、コピー元がSnap Data Volumeである

  • OPC/ROPC/QuickOPC 、EC/REC を指定されたが、コピー元またはコピー先がSnap Data Volumeである

  • Snap Data Volumeの初期化のときに、Snap Data Volume以外が指定された

コピー元またはコピー先のパーティション情報を確認し、再試行してください。

問題が解決しない場合は、富士通技術員(CE、SE)に連絡してください。

36

out of sequence.

以下のどれかの事象が発生しました。

  • 当該コマンドを実施できる状態でない

  • SCSIアクセスでステータス不当またはフェーズ不当を検出した

  • SnapOPC+の最古の世代以外に対し、複製停止が実行された

以下のどれかの対処を実施してください。

  • 処理の状態を確認し、再試行する

  • セションの状態を確認し、再試行する

  • スナップ世代番号を確認し、再試行する

問題が解決しない場合は、富士通技術員(SE)に連絡してください。

注 : トラブル解決に必要な資料は、「acmcapture (troubleshooting data collection command)」を利用して採取してください。