Expressは、ディスクアレイの登録にSNMP通信を利用します。したがって、デバイスの登録には各ディスクアレイのSNMPエージェントを起動しておく必要があります。SNMPエージェントを起動していないディスクアレイは登録できません。
ネットワーク環境、アクセス権限、および管理サーバとディスクアレイ間の通信モードの設定を確認します。管理サーバとディスクアレイのどちらかの通信モードを"Full (full duplex)"(または全二重)に設定している場合、もう一方は"Auto Negotiation"(または自動)に設定しないでください。
各ディスクアレイのマニュアルを参照し、ネットワーク環境の設定を確認してください。
ネットワーク環境の設定が不十分な場合は、ETERNUS Web GUIを利用して設定してください。
ファイアーウォールを利用している場合は、ファイアーウォールを通過できるように、以下のポート番号を設定してください。
ポート番号 | プロトコル | 通信方向 |
---|---|---|
23 | tcp | 管理サーバからETERNUS ディスクアレイへの通信 |
161 | udp | 管理サーバからETERNUS ディスクアレイへの通信 |
162 | udp | ETERNUS ディスクアレイから管理サーバへの通信 |
1999 | tcp | 管理サーバからETERNUS ディスクアレイへの通信 |
注意
ETERNUS ディスクアレイでのインターフェースの設定では、telnet接続およびMaintenance接続を有効にしてください。
ポート番号 | プロトコル | 通信方向 |
---|---|---|
9855 | tcp | Expressを利用するPCまたはサーバから管理サーバへの通信 |
注意
SNMP Trap受信機能利用製品との混在時における注意事項
ExpressはSNMP Trap受信による障害管理のために、ServerView AlarmServiceと同じく、OS標準のSNMP Trapを使用します。
そのため、以下の製品と混在する場合、ServerView AlarmServiceと混在する場合の設定を実施してください。
Systemwalker Centric Manager
具体的な設定方法については、各製品のマニュアルを参照してください。