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ETERNUS SF Express V14.2 ユーザーズガイド

5.3 ネットワーク環境の設定

Expressは、ディスクアレイの登録にSNMP通信を利用します。したがって、デバイスの登録には各ディスクアレイのSNMPエージェントを起動しておく必要があります。SNMPエージェントを起動していないディスクアレイは登録できません。

ネットワーク環境、アクセス権限、および管理サーバとディスクアレイ間の通信モードの設定を確認します。管理サーバとディスクアレイのどちらかの通信モードを"Full (full duplex)"(または全二重)に設定している場合、もう一方は"Auto Negotiation"(または自動)に設定しないでください。

各ディスクアレイのマニュアルを参照し、ネットワーク環境の設定を確認してください。

ネットワーク環境の設定が不十分な場合は、ETERNUS Web GUIを利用して設定してください。

ファイアーウォールを利用している場合は、ファイアーウォールを通過できるように、以下のポート番号を設定してください。

表5.2 管理サーバとETERNUS ディスクアレイ間のファイアーウォールの設定

ポート番号

プロトコル

通信方向

23

tcp

管理サーバからETERNUS ディスクアレイへの通信

161

udp

管理サーバからETERNUS ディスクアレイへの通信

162

udp

ETERNUS ディスクアレイから管理サーバへの通信

1999

tcp

管理サーバからETERNUS ディスクアレイへの通信

注意

ETERNUS ディスクアレイでのインターフェースの設定では、telnet接続およびMaintenance接続を有効にしてください。


表5.3 管理サーバとExpressを利用するPC(またはサーバ)間のファイアーウォールの設定

ポート番号

プロトコル

通信方向

9855

tcp

Expressを利用するPCまたはサーバから管理サーバへの通信

注意

SNMP Trap受信機能利用製品の混在における注意事項

ExpressはSNMP Trap受信による障害管理のために、ServerView AlarmServiceと同じく、OS標準のSNMP Trapを使用します。
そのため、以下の製品と混在する場合、ServerView AlarmServiceと混在する場合の設定を実施してください。

  • Systemwalker Centric Manager

具体的な設定方法については、各製品のマニュアルを参照してください。