ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド

1.8.1 rcxbackup

名前

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\bin\rcxbackup - 構成定義情報のバックアップ

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxbackup -構成定義情報のバックアップ


形式

rcxbackup [-dir directory] [[-immediate]|[-timeout value]]

機能説明

rcxbackupは、本製品の構成定義情報をバックアップするコマンドです。

本製品の構成定義情報が破損された場合に復旧できるように、構成定義情報をこのコマンドでバックアップします。


オプション

-dir directory

directoryには、本製品の構成定義情報をバックアップするディレクトリ名を指定します。

ディレクトリの指定を省略した場合、またはチューニングパラメーターファイルを省略した場合、以下のディレクトリに保存されます。

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\var\backup

【Linux】
/var/opt/FJSVrcxmr/backup

-immediate

管理サーバで実行中の操作の完了を待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

マネージャーの停止時に実行した場合、本オプションの指定にかかわらず、実行中の操作の完了を待たずにコマンドが復帰します。

-timeout value

valueに指定した秒数経過しても管理サーバで実行中の操作が完了しない場合、エラー復帰させる際に指定します。

L-Server作成など、構成定義情報の処理時間の長い処理をマネージャーが実行中に、構成定義情報の定期的なバックアップ時刻になり、バックアップを開始できない場合があります。一定時間のあと、待合せを解除するときに指定します。

マネージャーの停止時に実行した場合、本オプションの指定は無視されます。

>rcxbackup -dir /dir0 -immediate <RETURN>

注意

  • コマンドは絶対パスで指定してください。

  • フォルダーまたはディレクトリを指定する際は、以下の項目に注意してください。

    • システムのインストールフォルダーまたはインストールディレクトリを-dirオプションに指定しないでください。

    • 全角文字や以下の記号を含むフォルダーまたはディレクトリを-dirオプションに指定しないでください。

      """、"|"、"*"、"?"、"<"、">"、","、"%"、"&"、"^"、"="、"!"、";"

      【Windows】
      "/"

      【Linux】
      "\"

    • 指定するフォルダーまたはディレクトリのパスは100文字以内にしてください。

  • -timeoutオプションに指定可能な秒数の最大値は172800です。省略時は、3600が設定されます。

  • 本コマンド実行中にマネージャーの停止、または起動を行わないでください。

  • 本コマンド実行に失敗した場合、-dirオプションに指定したフォルダーまたはディレクトリ配下にフォルダー名またはディレクトリ名がtmpから始まるフォルダーまたはディレクトリが生成されます。出力されたエラーメッセージから対処を行っても問題が解決しない場合、そのフォルダーまたはディレクトリを調査資料として採取し、当社技術員に連絡してください。なお、これらのフォルダーまたはディレクトリは不要になったら、削除してください。

  • L-Server、リソースプール、またはリソースフォルダーなど、リソースの操作中は、本コマンドを実行しないでください。

  • 定期的にバックアップする運用、かつ、バックアップの開始時に構成定義情報が更新されていた場合、構成定義情報の更新が完了するまで、バックアップの開始時間が待ち合わされます。

  • 管理サーバ実行中で実行中の操作がある場合、定期的に"INFO: Manager operation is still running."が表示されます。