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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド

1.3.4 rcxadm disk

名前

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm disk - ディスクリソースの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm disk - ディスクリソースの操作


形式

rcxadm disk list [-verbose]
rcxadm disk show -name name rcxadm disk move -name name -to pool [-nowait]
rcxadm disk modify -name name [-label label] [-comment comment]

機能説明

rcxadm diskは、ディスクリソースを操作するためのコマンドです。ディスクリソースとは、L-Serverに割り当てるもので、VMゲストの仮想ディスク、ETERNUS、EMC CLARiX、EMC Symmetrix DMXのLUN、NetAppのFlexVolがディスクリソースにあたります。

ディスクリソースによって、L-Serverに仮想的なディスクが提供されます。


サブコマンド

list

ディスクリソースの一覧情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

表1.9 ディスクリソースの情報

項目名

内容

NAME

ディスクリソース名

LABEL

ディスクリソースのラベル

COMMENT (*1)

ディスクリソースのコメント

TOTAL

ディスクリソースの総容量

STATUS

ディスクリソースの状態

VSTORAGE NAME (*1)

ディスクリソース切り出し元の仮想ストレージリソース名

SHARED (*1)

ディスクの共有属性

XMLの定義でディスク共有属性を指定している場合は"Yes"、指定していない場合は"No"が表示されます。

ディスクを利用するL-Serverが1つの場合でも、XMLの定義でディスク共有属性を指定している場合は"Yes"が表示されます。

UNIT_NAME (*1)

ディスクリソースが存在する物理ストレージ装置リソースの装置識別子

VOLUME_ID (*1)

ディスクリソースに対応する物理ストレージ装置のボリューム識別子

PRE_CREATED (*1)

ストレージ管理製品で事前に作成したディスクの場合は"Yes"、本製品によって作成されたディスクの場合は"No"が表示されます。

*1: オプションに-verboseを指定した場合、表示されます。

show

ディスクリソースの詳細情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

表1.10 ディスクリソースの詳細情報

項目名

内容

NAME

ディスクリソース名

LABEL

ディスクリソースのラベル

COMMENT

ディスクリソースのコメント

TOTAL

ディスクリソースの総容量

STATUS

ディスクリソースの状態

VSTORAGE NAME

ディスクリソース切り出し元の仮想ストレージリソース名

SHARED

ディスクの共有属性

XMLの定義でディスク共有属性を指定している場合は"Yes"、指定していない場合は"No"が表示されます。

ディスクを利用するL-Serverが1つの場合でも、XMLの定義でディスク共有属性を指定している場合は"Yes"が表示されます。

POOL_NAME

ディスクリソースが登録されているストレージプール名

UNIT_NAME

ディスクリソースが存在する物理ストレージ装置リソースの装置識別子

VOLUME_ID

ディスクリソースに対応する物理ストレージ装置のボリューム識別子

L-SERVER[num]

ディスクリソースが接続されているL-Server名(diskindex)

diskindexには、ディスクリソースが接続されているL-Serverの、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。

ディスクリソースが複数のL-Serverから共有されている場合、numには、L-Serverのインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

PRE_CREATED

ストレージ管理製品で事前に作成したディスクの場合は"Yes"、本製品によって作成されたディスクの場合は"No"が表示されます。

iSCSI[num] [STORAGE IQN]

iSCSI接続するディスクリソースで利用するストレージポートのIQN名

numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、1以上の数値です。

iSCSI[num] [STORAGE IPAddress]

iSCSI接続するディスクリソースで利用するストレージポートのIPアドレス

numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、1以上の数値です。

iSCSI[num] [SERVER IQN]

iSCSI接続するディスクリソースで利用するサーバのIQN名

numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、1以上の数値です。

iSCSI[num] [SERVER IPAddress]

iSCSI接続するディスクリソースで利用するサーバのIPアドレス

numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、1以上の数値です。

iSCSI[num] [port]

iSCSI接続するディスクリソースで利用するiSCSI通信ポート番号

numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、1以上の数値です。

iSCSI[num] [Authentication Method]

iSCSI接続するディスクリソースで利用するiSCSI通信で利用する認証モード

iSCSI通信で認証を利用しない場合は"NONE"、CHAP認証の場合は"CHAP"、相互認証の場合は"MutualCHAP"が表示されます。

numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、1以上の数値です。

move

ディスクリソースを指定したリソースプールに移動します。移動可能なリソースは事前に作成したディスクだけです。

modify

ディスクリソースのラベル、コメントを変更します。


オプション

-verbose

表示する一覧情報の項目を増加させる場合に指定します。

-name name

nameには、操作対象のディスクリソース名を指定します。

-to pool

poolには、移動先リソースプールを指定します。
リソースフォルダーの中に配置されたリソースプールの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。

-nowait

サブコマンドで指定したディスクリソースの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

-label label

labelには、変更後のラベルを指定します。

-comment comment

commentには、変更後のコメントを指定します。


使用例