本書の目的
本書は、ServerView Resource Orchestrator(以降、本製品)のコマンド、設定ファイルなどの詳細について説明しています。
本書の読者
本書は、本製品を利用してプライベートクラウドやデータセンターでインフラを運用する管理者を対象にしています。
また、システムを構築するにあたり、導入するサーバ、ストレージ、ネットワーク機器、およびサーバ仮想化ソフトウェア製品について、ServerView Resource Coordinator VEを利用した基本的な設定方法を理解していることや、Active DirectoryやLDAPなどディレクトリサービスの一般的な知識があることを前提としています。
本書の構成
本書は、第1章~第5章、付録および用語集で構成されています。
各章の内容は以下のとおりです。
見出し | 内容 |
---|---|
第1章 コマンドリファレンス | 本製品が提供するコマンドについて説明します。 |
第2章 リソース構成情報・ユーザー定義情報(XMLファイル) | リソース構成情報・ユーザー定義情報(XMLファイル)について説明します。 |
第3章 メッセージ | 本製品で表示されるメッセージについて説明します。 |
第4章 トラブルシューティング | トラブルが発生した場合の対処方法、およびトラブル調査を依頼する際のデータの採取方法について説明します。 |
第5章 操作の記録 | 本製品の操作の記録とリソースの状態遷移の記録について説明します。 |
付録A GUI/CLI一覧 | 機能別にGUIとCLIで操作する場合の参照先を記入しています。 |
用語集 | 本製品で使用する用語について説明します。必要に応じて参照してください。 |
本書の表記について
本書中の表記方法は以下のとおりです。
本製品の使用時に必要な基本ソフトウェアに応じて異なる機能がある場合、以下のように区別して記述します。
【Windows】 | Windows対応記事(Hyper-V未使用) |
【Linux】 | Linux対応記事 |
【VMware】 | VMware対応記事 |
【Hyper-V】 | Hyper-V対応記事 |
【Xen】 | RHEL5-Xen対応記事 |
【Oracle VM】 | Oracle VM対応記事 |
【Windows/Hyper-V】 | WindowsまたはHyper-V対応記事 |
【Windows/Linux】 | WindowsまたはLinux対応記事 |
【Linux/VMware】 | LinuxまたはVMware対応記事 |
【VMホスト】 | VMwareまたはHyper-Vを有効にしたWindows Server 2008対応記事 |
特に説明がない場合、本文中の"ブレードサーバ"はPRIMERGY BXシリーズを指します。
参照先は「 」でくくります。
画面名、ダイアログ名、メニュー名およびタブ名は[ ]でくくります。
ボタン名は< >でくくります。
メニューの選択順を[ ]-[ ]の形式で示します。
ユーザーが入力する文字は太字で示します。
可変部分は斜体で示します。
特に強調が必要な文字列、数値をダブルクォーテーション( " )でくくります。
メニュー名には、設定、操作画面の起動を示す"..."は表記しません。
使用例は、プロンプトをWindowsの">"で表記しています。Linuxの場合は"#"に読み替えてください。
RCコンソールのメニューについて
RCコンソールでの操作は、メニューまたはポップアップメニューから行います。
本書では、メニューおよびポップアップメニューのどちらでも実行できる操作については、ポップアップメニューによる手順を記載しています。
コマンド使用例について
コマンドの使用例ではパスを省略しています。実際の使用時は「名前」の欄にあるパスで実行してください。
マニュアル体系
本製品のマニュアルには、以下のものがあります。必要に応じて、それぞれのマニュアルを読んでください。
ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド
本製品の概要、機能の説明、導入時に必要な設定および運用時の操作について説明しています。
ServerView Resource Orchestrator リファレンスガイド(本書)
本製品で使用するコマンド、表示されるメッセージ、および設定ファイルの詳細について説明しています。
ServerView Resource Orchestratorウェブサイト
ServerView Resource Orchestratorウェブサイトでは、最新のマニュアルや技術情報を公開しています。
本製品を利用する前に、ServerView Resource Orchestratorウェブサイトを参照することをお勧めします。なお、ユーザー名とパスワードの入力要求があった場合は、ソフトウェア説明書に記載されているユーザー名とパスワードを入力してください。
URL: http://software.fujitsu.com/jp/ror/ (2011年7月時点) |
必須参照マニュアル
本製品では、ServerView Resource Coordinator VEの機能を使用できます。本製品の導入/設定/操作/運用を行う場合は、本製品に同梱されている以下のマニュアルについても必要に応じて参照してください。
ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド
ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド
ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド
ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス
ServerView Resource Coordinator VE メッセージ集
ServerView Resource Coordinator VEの最新マニュアルや技術情報については、以下のウェブサイトを参照してください。
URL: http://software.fujitsu.com/jp/rcve (2011年7月時点) |
関連マニュアル
以下のマニュアルを必要に応じて参照してください。
PRIMEQUEST(1000シリーズ) RHEL5-Xen 仮想マシン機能ユーザーズマニュアル
EMC Solutions Enabler INSTALLATION GUIDE
EMC CLARiX Server Support Products for Linux Servers INSTALLATION GUIDE
EMC CLARiX Server Support Products for Windows Servers INSTALLATION GUIDE
EMC Navisphere Command Line Interface (CLI) REFERENCE
EMC Navisphere Manager ADMINISTRATOR'S GUIDE
ESN Manager PLANNING AND INSTALLATION GUIDE
VMwareを利用する場合
vSphere 仮想マシン管理ガイド
vSphere リソース管理ガイド
略称
本書中の略称は以下のとおりです。
略称 | 製品 |
---|---|
Windows | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard |
Windows Server 2008 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard |
Windows 2008 x86 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86) |
Windows 2008 x64 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x64) |
Windows Server 2003 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition |
Windows 2003 x64 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition |
Windows 7 | Windows(R) 7 Professional |
Windows Vista | Windows Vista(R) Business |
Windows XP | Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system |
Linux | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) |
Red Hat Enterprise Linux | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) |
Red Hat Enterprise Linux 5 | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) |
RHEL5-Xen | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5.4 (for x86) Linux 仮想マシン機能 |
Oracle VM | x86用 Oracle VM Server |
ESC | ETERNUS SF Storage Cruiser |
GLS | PRIMECLUSTER GLS |
Navisphere | EMC Navisphere Manager |
Solutions Enabler | EMC Solutions Enabler |
MSFC | Microsoft Failover Cluster |
SCVMM | System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 |
VMware | VMware vSphere(TM) 4 |
VMware FT | VMware Fault Tolerance |
VMware DRS | VMware Distributed Resource Scheduler |
VMware DPM | VMware Distributed Power Management |
VMware vDS | VMware vNetwork Distributed Switch |
VIOM | ServerView Virtual-IO Manager |
RCVE | ServerView Resource Coordinator VE |
リソースコーディネータ | Systemwalker Resource Coordinator |
輸出管理規制表記
当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることがあります。特定技術が含まれている場合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づく許可が必要となります。
商標について
EMC、EMC2、CLARiX、SymmetrixおよびNavisphereは、EMC Corporationの登録商標または商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Microsoft、Windows、Windows XP、Windows Server、Windows Vista、Windows 7、Excel、Active DirectoryおよびInternet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
NetAppは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの登録商標です。また、Data ONTAP、Network Appliance、Snapshotは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Incの商標です。
OracleとJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびVMotionは、VMware, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
ServerView、Systemwalkerは富士通株式会社の登録商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
お願い
本書を無断でほかに転載しないようお願いします。
本書は予告なしに変更されることがあります。
版数 | マニュアルコード |
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2011年7月 第1版 | J2X1-7531-01Z2(01) |
Copyright 2011 FUJITSU LIMITED