CMDBの環境をバックアップする方法について説明します。
退避先の空き容量を確認します。
退避先に必要な空き容量の目安として、下記ディレクトリ配下の容量を確認してください。
【Windows版】
<CMDBのインストール先>¥FJSVcmdbm¥Enabler¥EnablerDStores
<CMDBのインストール先>¥FJSVcmdbm¥Enabler¥EnablerATFiles
<CMDBのインストール先>¥FJSVcmdbm¥Enabler¥EnablerBackups
【UNIX版】
/opt/FJSVcmdbm/var/Enabler/EnablerDStores
/opt/FJSVcmdbm/var/Enabler/EnablerATFiles
/opt/FJSVcmdbm/var/Enabler/EnablerBackups
上記3つのディレクトリのサイズを合計した以上の空き領域が、退避先ディスク上にあることを確認してから、次の手順に進みます。
CMDBの資源をバックアップします。
バックアップは、バックアップコマンドを実行することによって行います。その際、コマンドのパラメタとして指定する退避先フォルダには、上記で確認した容量を確保してください。
【Windows版】
<CMDBのインストール先>¥FJSVcmdbm¥bin¥cmdbbackup.bat -d <退避先ディレクトリ> |
【UNIX版】
/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbbackup.sh -d <退避先ディレクトリ> |
注意
退避先ディレクトリはフルパスで指定してください。なお、空白を含むディレクトリは指定できません。(【UNIX版】の場合はomsユーザが参照できる必要もあります)
コマンド実行時にすでにディレクトリが存在する場合は上書きされます。
バックアップした資源を他のマシンでリストアする場合は、手動でリストア先のマシンに移動させる必要があります。
バックアップしたCMDBの資源をリストアする方法について説明します。
CMDBサービスを停止します。
リストアする前にCMDBサービスを停止します。
【Windows版】
<CMDBのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstop.bat |
【UNIX版】
/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstop.sh |
CMDBのセットアップを行います。
新しい環境にCMDBをインストールした直後など、CMDBのセットアップがなされていない場合のみ行います。
【Windows版】
<CMDBのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbsetupenv.bat -k MGR |
【UNIX版】
/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbsetupenv.sh -k MGR |
CMDBの資源をリストアします。
リストアは、リストアコマンドを実行することによって行います。その際、コマンドのパラメタとしてバックアップ資源のフォルダ名が必要です。
【Windows版】
<CMDBのインストール先>¥FJSVcmdbm¥bin¥cmdbrestore.bat -d <退避資産ディレクトリ> |
【UNIX版】
/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbrestore.sh -d <退避資産ディレクトリ> |
注意
退避先ディレクトリはフルパスで指定してください。なお、空白を含むディレクトリは指定できません。
CMDBサービスを起動します。
CMDBサービスを開始します。
【Windows版】
<CMDBのインストール先>\FJSVcmdbm\bin\cmdbstart.bat |
【UNIX版】
/opt/FJSVcmdbm/bin/cmdbstart.sh |