Interstage シングル・サインオンの運用中にシステムのロケールを変更した場合、シングル・サインオンで使用する各サーバの環境定義ファイルの文字コードを変換する必要があります。
認証サーバの環境定義ファイル
/etc/opt/FJSVssoac/conf/ssoatcag.conf
業務サーバの環境定義ファイル
/etc/opt/FJSVssoaz/conf/ssoatzag.conf
以下にiconvコマンドを使用した文字コードの変換方法について説明します。
以下のコマンドはスーパユーザの権限で実行してください。
システムのロケール(環境変数(LANG)など)を"ja_JP.eucJP"から"ja_JP.UTF-8"に変更する場合
認証サーバの環境定義ファイルの文字コードを変換する例を以下に示します。
# cd /etc/opt/FJSVssoac/conf # cp -p ssoatcag.conf ssoatcag.conf.bak # iconv -f EUC-JP -t UTF-8 ssoatcag.conf.bak > ssoatcag.conf
業務サーバの環境定義ファイルの文字コードを変換する例を以下に示します。
# cd /etc/opt/FJSVssoaz/conf # cp -p ssoatzag.conf ssoatzag.conf.bak # iconv -f EUC-JP -t UTF-8 ssoatzag.conf.bak > ssoatzag.conf
システムのロケール(環境変数(LANG)など)を"ja_JP.UTF-8"から"ja_JP.eucJP"に変更する場合
認証サーバの環境定義ファイルの文字コードを変換する例を以下に示します。
# cd /etc/opt/FJSVssoac/conf # cp -p ssoatcag.conf ssoatcag.conf.bak # iconv -f UTF-8 -t EUC-JP ssoatcag.conf.bak > ssoatcag.conf
業務サーバの環境定義ファイルの文字コードを変換する例を以下に示します。
# cd /etc/opt/FJSVssoaz/conf # cp -p ssoatzag.conf ssoatzag.conf.bak # iconv -f UTF-8 -t EUC-JP ssoatzag.conf.bak > ssoatzag.conf
注意
Interstage シングル・サインオンの運用中にシステムのロケールを変更した場合は、一旦Interstage シングル・サインオンの運用を停止し、シングル・サインオンで使用する各サーバの環境定義ファイルの文字コードを変換した後、運用を再開してください。