OTSシステムのシステムログファイルを指定します。
OTSシステムのシステムログファイルへのパス(ドライブ名を含む絶対パス)を、制御文字(ShiftJISコードの0x00~0x1F,0x7F)を除く文字列で指定します。半角英文字の大文字と小文字、全角英文字の大文字と小文字は区別されません。
OTSシステムのシステムログファイルと使用するローデバイス・ファイル名を、スラッシュ(/)で始まる空白文字と半角カナを除く文字列で指定します。
RHEL-AS4の場合は、rawデバイス名を指定してください。
RHEL5/RHEL6の場合は、ブロックデバイス名を指定してください。
“MODE”に“SYS”を設定した場合に有効となります。
最大長は、255文字です。
Interstage動作環境定義ファイルの“OTS path for system log”に相当します。
以下にローデバイスの作成手順を示します。
■ RHEL-AS4の場合
オペレーティングシステムのpartedコマンド/fdiskコマンドで、ローデバイスのパーティションを作成します。
作成したパーティションをバインドします。
partedコマンドを使用した場合の例を以下に示します(#:プロンプト)。
# parted /dev/sdb (parted) p /dev/sdbの Disk geometry: 0.000-34732.890 メガバイト ディスクラベルの種類: gpt マイナー 開始 終了 ファイルシステム 名前 フラグ 1 0.017 2048.002 linux-swap 2 2048.002 12048.002 ext3 3 12048.002 13072.000 (parted) q # udevinfo -q path -n /dev/sdb3 /block/sdb/sdb3 # udevinfo -q symlink -p /block/sdb/sdb3 disk/by-path/pci-0000:20:01.0-scsi-0:0:1:0p3 disk/by-id/SHP_36.4GST336753LC_3HX2BF0R000074446H48p3 # raw /dev/raw/raw1 /dev/disk/by-path/pci-0000:20:01.0-scsi-0:0:1:0p3
なお、rawコマンドによるバインドはマシンを起動するたびに毎回実施する必要があります。この処理を自動化するには、以下の方法があります。
/etc/sysconfig/rawdevices に上記で示したrawコマンドに渡したパラメタと同じものを記載してください。
/dev/raw/raw1 /dev/by-path/pci-0000:20:01.0-scsi-0:0:1:0p3
udevによりローデバイスのアクセス権限が正しく設定されるように、/etc/udev/permissions.d/ディレクトリにある追加パーミッションルールファイルを必要に応じて編集します。
ローデバイスをバインドするブロックデバイスはパーティションを指定してください。パーティション番号のないハードディスクデバイス(/dev/sdgなど)は、ディスクラベル(パーティションテーブル)を含んでいるため、ローデバイスとして使用しないでください。
rawコマンドは、マウント済みのシステム用デバイスを指定しても正常にキャラクタデバイスへのバインド処理を実施します。rawコマンドの第2パラメタに指定するデバイス名は誤りのないよう指定してください。
誤って指定した場合、システムおよびユーザ資産を破壊する可能性があります。
セットアップ情報ファイルのログファイルの指定には、必ずrawコマンドでキャラクタデバイスにバインドしたデバイス名を指定してください。
■ RHEL5の場合
オペレーティングシステムのpartedコマンド/fdiskコマンドで、ローデバイスのパーティションを作成します。
ディスクのパーティションに対応するudevのブロックデバイス名を特定します。
partedコマンドを使用した場合の例を以下に示します(#:プロンプト)。
# parted /dev/sda (parted) p : 番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ 1 32.3kB 107MB 107MB プライマリ ext3 boot 2 107MB 9656MB 9550MB プライマリ lvm 3 9656MB 10.7GB 1078MB プライマリ lvm (parted) q # udevinfo -q path -n /dev/sda3 /block/sda/sda3 # udevinfo -q env -p /block/sda/sda3 | grep ID_PATH ID_PATH=pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0
udevの設定ファイル(/etc/udev/rules.d/60-raw.rules)を編集し、作成したパーティションをバインドします。
ACTION=="add", KERNEL=="sda3", ENV{ID_PATH}=="pci-0000:00:10.0-scsi-0:0:0:0", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw1 %N"
udevによりローデバイスのアクセス権限が正しく設定されるように、/etc/udev/rules.d/配下の追加パーミッションルールファイルを必要に応じて編集します。
ローデバイスをバインドするブロックデバイスはパーティションを指定してください。パーティション番号のないハードディスクデバイス(/dev/sdgなど)は、ディスクラベル(パーティションテーブル)を含んでいるため、ローデバイスとして使用しないでください。
セットアップ情報ファイルのログファイルの指定には、必ずキャラクタデバイスにバインドしたデバイス名を指定してください。
■ RHEL6の場合
オペレーティングシステムのpartedコマンド/fdiskコマンドで、ローデバイスのパーティションを作成します。
ディスクのパーティションに対応するudevのブロックデバイス名を特定します。
partedコマンドを使用した場合の例を以下に示します(#:プロンプト)。
# parted /dev/sda (parted) p : 番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ 1 1049kB 211MB 210MB primary ext4 boot 2 211MB 32.4GB 32.2GB primary ext4 : 8 77.5GB 78.5GB 974MB logical (parted) q # udevadm info --query=path --name=/dev/sda8 /devices/pci0000:00/0000:00:1f.2/host0/target0:0:0/0:0:0:0/block/sda/sda8 # udevadm info --query=property --path=/devices/pci0000:00/0000:00:1f.2/host0/target0:0:0/0:0:0:0/block/sda/sda8 | grep ID_PATH ID_PATH=pci-0000:00:1f.2-scsi-0:0:0:0
udevの設定ファイル(/etc/udev/rules.d/60-raw.rules)を編集し、作成したパーティションをバインドします。
ACTION=="add", KERNEL=="sda8", ENV{ID_PATH}=="pci-0000:00:1f.2-scsi-0:0:0:0", RUN+="/bin/raw /dev/raw/raw1 %N"
udevによりローデバイスのアクセス権限が正しく設定されるように、/etc/udev/rules.d/配下の追加パーミッションルールファイルを必要に応じて編集します。
ローデバイスをバインドするブロックデバイスはパーティションを指定してください。パーティション番号のないハードディスクデバイス(/dev/sdgなど)は、ディスクラベル(パーティションテーブル)を含んでいるため、ローデバイスとして使用しないでください。
セットアップ情報ファイルのログファイルの指定には、必ずキャラクタデバイスにバインドしたデバイス名を指定してください。