Windows Server(R) for Itanium-based SystemsおよびWindows Server(R) x64 Editionsの製品と、他のWindows製品のInterstage Application Serverでは、いくつかの機能差異があります。以下にサーバ環境における新機能追加以外の差異を示します。クライアント環境については新機能追加以外の差異はありません。
なお、本製品の新機能については“Interstage Application Serverアップデート情報”を参照してください。
サービス | 機能 | 説明 | 参照マニュアル |
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Web Package | 無償配布用Webサーバ | 提供していません。 | - |
JDK/JRE | JDK/JRE | Java HotSpot(TM) Client VMをサポートしていません。 | - |
JDK/JRE 1.4.2 | Windows Server(R) x64 Editionsの製品では提供していません。 | - | |
JDK/JRE 6 | Windows Server(R) for Itanium-based Systemsの製品では提供していません。 | - | |
New世代領域サイズ自動調整機能 | 提供していません。 | - | |
Javaヒープ量 | 32ビットOSでの設定に対して、1.5~2倍のJavaヒープ量が必要になります。また、スタックサイズも2倍になります。 | 使用上の注意「注意事項」の「JDK/JREの注意事項」 | |
J2EE | データベース | Postgre SQLへの接続をサポートしていません。データベースを使用する場合は、Symfoware Server、OracleまたはSQL Serverを使用してください。SQL Serverは、SQL Server 2005をサポートします。 | J2EEユーザーズガイド |
ツール | 以下の機能を使用することはできません。
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Tomcat4.1ベースのServletサービス | Windows Server(R) x64 Editionsの製品では提供していません。Windows Server(R) for Itanium-based Systems、および他のWindows製品では提供しています。 | - | |
CORBAサービス | アプリケーション開発 | Interstage Application Server Enterprise Editionにおいて、サーバアプリケーション開発で使用可能な言語はC、C++、Java、COBOLです。OOCOBOLを使用することはできません。なお、C++言語のPOAは使用することができません。 | アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編) |
アプリケーション開発(コンパイルオプション) | Interstage Application Server Enterprise Edition でのアプリケーション開発において、32bitアプリケーションでは“構造体メンバのアライメント”の設定値は“4 バイト”ですが、64bitアプリケーションでは設定値に“8 バイト”を指定してください。 | アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編) | |
キュー制御機能 | queue_policy定義ファイルを使用したキューポリシーの設定はできません。 | - | |
ロードバランス | ネーミングサービスと連携したロードバランスの運用をすることはできません。負荷分散のために、IPCOMを利用してください。 | 高信頼性システム運用ガイド「IPCOMを利用した負荷分散」 | |
COM/CORBA連携機能 | COM/CORBA連携機能を使用することはできません。 | - | |
ディレクトリサービス | 標準データベース | Windows Server(R) for Itanium-based Systemsの製品では提供していません。RDBを使用してください。 | ディレクトリサービス運用ガイド |
ディレクトリサービス | Windows Server(R) for Itanium-based Systems向けのInterstage Application Server Standard-J Editionでは提供していません。 | - | |
シングル・サインオン | リポジトリサーバ機能 | Windows Server(R) for Itanium-based Systems向けのInterstage Application Server Standard-J Editionでは提供していません。 | - |
SOAPサービス | CORBA/SOAPゲートウェイ | 提供していません。 | - |
UDDIサービス | UDDIレジストリ | 提供していません。 | - |
コンポーネントトランザクションサービス | トランザクションアプリケーション | サポートしていません。既存のトランザクションアプリケーションを本製品による運用環境に移行する場合はCORBAアプリケーションに変更してください。 | アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)「CORBAワークユニット」の「旧バージョンのアプリケーションからの移行方法」 |
ラッパーオブジェクト | ラッパーオブジェクト | 提供していません。 | - |
運用操作 | Interstage 運用API | 提供していません。 | - |
Interstage統合コマンド | 以下のコマンドにおいて、ロードバランスオプション、CORBA/SOAPクライアントゲートウェイは操作できません。
また、isregistdefコマンドで生成されるInterstage動作環境定義において、LBO USE、SOAP Client GWは使用できません。 | リファレンスマニュアル(コマンド編)「Interstage統合コマンド」 | |
ポータル機能 | ポータル機能 | 提供していません。 | - |
負荷分散 | IPCOM連携 | 以下のInterstage特有の負荷分散ポリシーを使用することができません。
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MessageQueueDirector | MessageQueueDirector | 提供機能は以下の通りです。詳細機能で未提供の機能もありますので、提供機能の詳細については“MessageQueueDirector説明書”を参照してください。
以下の機能は提供されません。
| MessageQueueDirector説明書「イベントチャネル連携サービス」 |
ebXML Message Service | ebXML Message Service | 提供していません。 | - |
MQ連携サービス | MQ連携サービス | 提供していません。 | - |
マルチサーバ管理機能 | プロビジョニング機能(Systemwalker Resource Coordinator連携) | 提供していません。 | 運用ガイド(基本編) |
アプリケーション配付・世代管理機能(Systemwalker Software Delivery連携) | 提供していません。 | 運用ガイド(基本編) | |
データベース連携サービス | アプリケーション開発 | Interstage Application Server Enterprise Editionにおいて、サーバアプリケーション開発で使用可能な言語はC、Javaです。C++、COBOLを使用することはできません。 | アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編) |
Apworksサーバランタイム | Apworksサーバランタイム | 提供していません。 | - |
その他 | セション情報管理機能(SMO) | 提供していません。 | - |
サーバマシン状態監視機能(SMM) | 提供していません。 | - |
なお、他のWindows製品で構築した環境の資源をバックアップして、本製品で構築した環境にリストアして運用することはできません。