既存システムとの連携を行う場合、IDCMの起動/停止については、使用者が状態遷移プロシジャを作成する必要があります。状態遷移プロシジャについては、SafeCLUSTERのマニュアルを参照してください。この場合、IDCMのサービスは手動に設定してください。
IDCMの環境設定については、運用ノード、待機ノードごとの業務LANのIPアドレス(ホスト名)を使用してください。詳細は、“IDCMヘルプ”を参照してください。また、DPCF通信パスの確立/解放は、以下のいずれかの方法で行ってください。
オペレータによる操作
[IDCM操作]ウィンドウの[確立]ボタン/[解放]ボタンを選択して行ってください。
アプリケーションからの操作
“IDCMソフトウェア開発キット”をインストール後、C言語で作成したアプリケーションでIDCMのAPI(idcm_psysACT/idcm_psysDCT)を使用して行ってください。
相手システムからの操作
相手システムから確立/解放を行ってください。
SafeCLUSTERの場合、運用ノードと待機ノードでそれぞれ異なるDPCF通信パスを使用します。したがって、ワークユニット定義のPSYSステートメントにはそれぞれの環境に合わせたDPCF通信パス名を定義してください。また、運用ノードの異常により待機ノードに切り替わる場合、運用ノードで確立していたDPCF通信パスが残ったままとなる場合があります。このため、切り替え事象発生後は、既存システム側で残ったDPCF通信パスの解放を行う必要があります。