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Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド

4.4.1 クライアントアプリケーション環境

  クライアントより運用ノードに対して接続処理を行っている時に、運用ノードシステムのダウンなどにより切り替えが発生した場合、クライアントからの接続処理(依頼処理)はエラーまたは無応答状態となります。無応答となった場合の対処として、クライアントアプリケーションのタイマ監視を行ってください。
  切り替えが発生した場合、クライアントは運用ノードに対して再接続するような対処を行ってください。
  また、クライアントからオブジェクトリファレンスを獲得する場合は、odsethostコマンドを使用してホスト情報を設定しておく必要があります。このとき、以下のIPアドレスを使用して設定を行ってください。

【PRIMECLUSTERの場合】

  引き継ぎIPアドレスを使用してください。

【SafeCLUSTERの場合】

  「引き継ぎネットワーク設定」で「IPアドレス引き継ぎ」を設定したときに指定するIPアドレスを使用してください。

【MSCS、Sun Clusterの場合】

  引き継ぎIPアドレスを使用してください。


  使用するIPアドレスが10.34.157.101、CORBAサービスのポート番号が8002の場合

odsethost -a -h 10.34.157.101 -p 8002

  odsethostコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。