IPCOMと連携したワークユニットに対する負荷分散システムでは、任意の監視対象ワークユニットが停止した場合に、そのサーバを負荷分散対象サーバから切り離した縮退運用が行えます。負荷分散の対象となるワークユニットおよび業務上の重要なワークユニットを監視対象とします。
以下の図ではワークユニット異常終了時の縮退運用について説明します。
■監視対象ワークユニットの設定方法
IPCOMによるワークユニットの稼動状態監視の設定方法について説明します。
当該ワークユニットに対する監視の実施有無を指定します。本設定方法では、複数のワークユニットを監視対象として指定できます。
Interstage管理コンソールの「ワークユニット」 > 「新規作成」または「ワークユニット」 > 「環境設定」タブの、IJServerの場合は「EJBコンテナ設定」、CORBAワークユニットの場合は「ワークユニット設定」で以下の設定を行ってください。
IJServerの場合は、isj2eeadminコマンドでも設定できます。詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
IPCOMによるワークユニットの稼働状態監視 | ・する | IPCOMによるワークユニットの稼動状態監視の実施有無を指定します。 |
ワークユニットのHotDeploy処理中や起動処理中、停止処理中にも縮退運用が行われます。
IJServerワークユニットの場合、IJServerタイプが以下場合のみ稼動状態監視を実施することができます。
EJBアプリケーションのみ運用
WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用