GUIインストーラから出力されたインストールシェルスクリプトを使用して、インストールする場合の手順について説明します。
1) 任意のディレクトリに格納
Windows環境またはLinux環境において出力されたインストールシェルスクリプトを、Linux環境の任意のディレクトリ上に格納し、以下のようなディレクトリ構成としてください。
任意のディレクトリ/isinstaller/setupinstall.sh 任意のディレクトリ/isinstaller/setupuninstall.sh
なお、マシン再起動で消滅するディレクトリなどには格納しないように注意が必要です。
2) setupinstall.shの修正
インストールを実行する前に以下の設定についてカスタマイズすることができます。必要に応じて修正してください。
設定項目 | 変数名 | 説明 |
---|---|---|
CD-ROMのパス | PKGDIRECTORY | CD-ROM装置のマウント設定に合わせて修正してください。なお、“[CD-ROMのディレクトリ]/RPMS”の形式で設定する必要があります。 |
ホスト名 | IASHOSTNAME | 作成時に設定したホスト名から変更したい場合にホスト名を設定してください。(初期値は未設定になっています。) |
Java EE機能の管理ユーザのパスワード | ISJEE_PARAM1 | ・8文字以上、20文字以内で指定してください。 |
Java EE機能のJava EE共通ディレクトリ | ISJEE_PARAM2 | デフォルト値(/var/opt/FJSVisjee)以外のディレクトリを設定する場合は、存在しないディレクトリ、または、配下にファイルやディレクトリが存在しない空ディレクトリを指定してください。ただし、いずれの場合も親ディレクトリは存在する必要があります。なお、シンボリックリンクは指定できません。 |
特に出力されたsetupinstall.shはCD-ROM上のパッケージの格納ディレクトリが“/media/cdrom/RPMS”と設定されています。
CD-ROMのディレクトリが“/media/cdrom”と異なる場合、setupinstall.shを以下のとおり修正してください。
例
CD-ROMのディレクトリが“/media/ABC”
PKGDIRECTORY="/media/ABC/RPMS"
注意
上記で記載していない項目については、修正しないでください。
修正した内容についてはチェックされませんので、ご注意ください。(不正な設定をした場合、インストールまたはセットアップ中に失敗することもあります。)
3) 実行権の付与
setupinstall.shに実行権を付与してください。また、同時に出力されたsetupuninstall.shにも実行権を付与してください。
4) インストールの実行
setupinstall.shをスーパーユーザになってから実行してください。setupinstall.shが存在するディレクトリ上から実行します。
./setupinstall.sh
注意
途中CD-ROMの入れ替えを要求されますので、入れ替えてください。なお、CD-ROMを入れ替えたのにも関わらず、再度CD-ROMを要求するメッセージが表示される場合、以下の原因が考えられます。
CD-ROMが適切にマウントされていない。
誤ったCD-ROMが挿入されている。(異なるバージョン、プラットフォーム、エディション用のインストーラCD-ROMや誤ったディスク番号のインストーラCD-ROMが挿入されている場合も同じ動作となります。)
※RHEL5(Intel64)とRHEL6(Intel64)でそれぞれ別のCD-ROMが提供されています。
setupinstall.shは以下の実行方法で実行しないでください。
「. ./setupinstall.sh」
一部のパッケージがインストールされている状態でインストールをキャンセルした場合、本製品を正常に動作させるためにはインストールしたパッケージをアンインストールしてから、再インストールする必要があります。