ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server インストールガイド

3.3 他の富士通製製品導入に関する注意事項

FJSVsmee64、FJSVsclr64パッケージは、Systemwalker Centric Managerなど、Interstage以外の富士通製製品に同梱されている場合があります。その場合のインストール時の注意事項について説明します。


FJSVsmee64、FJSVsclr64パッケージの確認方法

本バージョンのInterstageが同梱しているFJSVsmee64、FJSVsclr64のバージョンは以下のとおりです。

FJSVsmee64  4.0.6
FJSVsclr64  2.0.5

インストール済みのFJSVsmee64、FJSVsclr64パッケージの確認

FJSVsmee64、FJSVsclr64パッケージがインストールされているかを確認します。また、インストールされている場合には、そのバージョンレベルを確認します。
それぞれ、以下の方法で確認します。

# rpm -q -i FJSVsmee64 | grep Version
# rpm -q -i FJSVsclr64 | grep Version

インストールされている場合にはバージョン情報が表示されます。何も表示されなかった場合にはインストールされていないため、特に注意は不要です。通常どおりインストールしてください。


インストールする富士通製品に含まれているパッケージの確認

インストールしようとしている富士通製品に含まれているパッケージのバージョンは、以下の手順で確認できます。

# rpm -q -i -p パッケージファイル名 | grep -E 'Version|Name'

実行結果は以下のように表示されます。パッケージ名とバージョン情報(下線部)を参照して確認してください。

# rpm -q -i -p FJSVsmee64.rpm | grep -E 'Version|Name'
Name        : FJSVsmee64                     Relocations: /opt
Version     : 4.0.6                             Vendor: FUJITSU LIMITED
# rpm -q -i -p FJSVsclr64.rpm | grep -E 'Version|Name'
Name        : FJSVsclr64                     Relocations: /opt /etc/opt
Version     : 2.0.5                             Vendor: FUJITSU LIMITED

Interstageがインストールされているマシンに、FJSVsmee64やFJSVsclr64を同梱している他の製品をインストールする場合

他の製品が同梱しているFJSVsmee64パッケージが古いか同じである場合、FJSVsmee64パッケージはInterstageがインストールしたパッケージをそのまま使用してください。
他の製品が同梱しているFJSVsclr64パッケージが古いか同じである場合、FJSVsclr64パッケージはInterstageがインストールしたパッケージをそのまま使用してください。


他の製品が同梱しているFJSVsmee64、FJSVsclr64パッケージのほうが新しい場合、以下の手順で他の製品をインストールします。


  1. Interstageが動作している場合には、Interstageを停止します。

    # isstop -f

    また、Interstage以外の製品でも使用されている場合がありますので、すべての富士通製製品を停止してください。停止方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。


  2. 古いパッケージをアンインストールします。

    インストールされているパッケージが古い場合、それぞれ、以下を実行します。

    # rpm -e FJSVsmee64
    # rpm -e FJSVsclr64

  3. 他の製品をインストールします。インストール方法については、各製品のマニュアルを参照してください。


  4. Interstageを起動します。

    # isstart

他の製品によってFJSVsmee64、FJSVsclr64がインストールされているマシンにInterstageをインストールする場合

以下の手順でインストールします。


  1. すべての富士通製製品を停止します。停止方法については、各製品のマニュアルを参照してください。


  2. FJSVsmee64、FJSVsclr64パッケージをアンインストールします。

    # rpm -e FJSVsmee64
    # rpm -e FJSVsclr64

  3. Interstageをインストールします。


  4. InterstageのインストールしたFJSVsmee64、FJSVsclr64パッケージのバージョンが、すでにインストールされていたパッケージよりも古い場合、FJSVsmee64、FJSVsclr64パッケージをアンインストールします。

    # rpm -e FJSVsmee64
    # rpm -e FJSVsclr64

  5. 新しいバージョンのFJSVsmee64、FJSVsclr64パッケージを同梱していた製品からFJSVsmee64、FJSVsclr64パッケージを再インストールします。インストール方法については、その製品のマニュアルを参照してください。


  6. 1.で停止したすべての製品を起動します。起動方法については、各製品のマニュアルを参照してください。