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Interstage Application Server スタートガイド

1.2 製品の特長

簡単導入・短期構築・安定稼動を実現するアプリケーションサーバ開発・実行環境

◇アプリケーション簡単導入

インストール完了後、アプリケーションを配備するだけですぐに運用することができます。また、アプリケーションの配備・運用は、Interstage管理コンソールによる簡単操作で行うことができます。

J2EE 1.4完全準拠の開発・運用環境

J2EE 1.4に準拠した開発環境・実行環境を提供しています。
標準に準拠したアプリケーションをシステムに配置することができ、アプリケーションの相互運用性を保証します。

◇アプリケーションの構築・運用管理・モニタリングを簡単操作

J2EEアプリケーションやWebサービスの環境設定・運用管理操作をInterstage管理コンソール(GUI)で行うことができます。個々のツールで行っていた各アプリケーションの環境設定や運用管理等の操作を、Interstage管理コンソールだけで行えるようになります。
また、運用中の資源消費・アプリケーションの処理時間などのモニタリングも、Interstage管理コンソールで行うことができます。

◇業務の自動復旧

業務アプリケーション運用中の異常(異常終了、ループ、デッドロック)を早期に検知し、自動的に業務を復旧します。Servlet/JSP/EJBアプリケーションの自動復旧が可能です。
また、復旧中も業務リクエストを受け付けることができるので、業務の停止や遅延を回避し、高い信頼性を保証します。

オープンソース完全対応/他社移植性向上

◇オープンソースの利用

Apache互換のWebサーバと、Tomcat 5.5互換のサーブレット実行環境を提供します。
オープンソースとのアプリケーション完全互換が保持されているため、オープンな開発知識を利用して、Interstageのアプリケーションの開発・運用を進めることができます。
また、J2EEをベースとするWebアプリケーションの構築用フレームワークとして開発されたStruts(同梱)をそのまま利用することができ、フレームワークと組み合わせることにより、バックエンドの業務ロジック(EJB/Webサービスフレームワーク)との接続を容易に実現できます。

◇J2EE実行環境の統合

Webアプリケーション(Servlet/JSP)とEJBアプリケーションの実行環境を統合し、1つのJavaVMで動作可能になります。
これにより、他社製品の資産(同一JavaVMで動作するServlet/JSP/EJBアプリケーション)のポータビリティや、JavaVMの単一化による性能改善を図ることができます。

フレームワークによるアプリケーション短期構築

◇フレームワーク活用により生産性・保守性向上

アプリケーションの生産性、保守性を向上させるための豊富な部品群やコンポーネントを再利用するためのフレームワークも提供しており、アプリケーションの開発期間の短縮や保守性が向上します。

[フレームワーク活用の効果]

生産性

コーディング量の削減
部品再利用率の向上

保守性・拡張性

プログラム構造の標準化による可読性の向上
カスタマイズに伴う影響個所、変更量の削減

品質

コーディング量の削減に伴う品質の向上
品質保証された部品の活用