ここではイベントチャネルに送信されたイベントをebMSが他ebMSに送信する際に発生するトラブルの事例およびその対処について説明します。
ebms1213のメッセージを出力して、送信処理が停止する
以下の可能性があります。直前に出力されたメッセージの対処を行ってください。
ebXMLメッセージの通信時にエラーが発生した
イベントチャネルに不正なデータが格納されている
ebms1214のメッセージを出力して、送信処理が停止する
以下の可能性があります。直前に出力されたメッセージの対処を行ってください。
指定された通信パラメタに対応するCPAが登録されていない
ebms1215のメッセージを出力して、送信処理が停止する
以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。
受信側のebMSが起動していない
送信先のEndPointが誤っている。EndPointはCPAの中に記述されています。CPA内のEndPointの記述方法については“ebXML Message Service ユーザーズガイド”の“CPA記述条件”を参照してください。
詳細情報別の対処を以下に示します。
詳細情報 | 対処 |
---|---|
“timed out”の文字列がある場合 | 送信タイムアウトの可能性があります。ebMSのコンフィグレーションファイルで送信時タイムアウト時間を設定することができますので、タイムアウト時間の設定を見直してください。 |
“Unexpected HTTP Response.”の文字列がある場合 | 送信先がタイムアウトを起こし、送信側にエラーを返している可能性があります。送信先の環境を見直してください。送信先がInterstage ebMSの場合は、Webサーバの環境定義および、IJServerのServletコンテナ定義の内容を見直してください。 |
ebms1216のメッセージを出力して、送信処理が停止する
以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。
受信側のebMSが起動していない
送信先のEndPointが誤っている。EndPointはCPAの中に記述されています。CPA内のEndPointの記述方法については“ebXML Message Service ユーザーズガイド”の“CPA記述条件”を参照してください。
詳細情報別の対処を以下に示します。
詳細情報 | 対処 |
---|---|
“timed out”の文字列がある場合 | 送信タイムアウトの可能性があります。ebMSのコンフィグレーションファイルで送信時タイムアウト時間を設定することができますので、タイムアウト時間の設定を見直してください。 |
“Unexpected HTTP Response.”の文字列がある場合 | 送信先がタイムアウトを起こし、送信側にエラーを返している可能性があります。送信先の環境を見直してください。送信先がInterstage ebMSの場合は、Webサーバの環境定義および、IJServerのServletコンテナ定義の内容を見直してください。 |
“code=M_send3”の文字列がある場合 |
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ebms1238のメッセージを出力して、送信処理が停止する
以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。
受信側のebMSが起動していない
受信側のebMSで問題が発生している
ネットワーク環境に問題がある
ペイロードとしてJpeg画像を MIMEタイプ image/jpeg として送信する場合、受信側でX Windowシステムのアプリケーションが動作する環境が必要です。また、X Serverが動作していることが必要です。また、受信側サーブレットの環境変数にDISPLAY=localhost:0.0 が設定され、受信側のDisplayでxhost + が実行されている必要があります。
ebms1240のメッセージを出力して、送信処理が停止する
以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。
通信パラメタのPayloadLengthと、実際のペイロードの長さが一致しない
PayloadFlagの設定(シーケンス)が誤っている
マルチペイロードメッセージを、同一トランザクションで送信していない
通信パラメタに設定された値が、正しい型で設定されていない
受領応答ありの設定をしているが、受領応答が返ってこない
以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。
CPAの自パーティ側のEndPointが誤っている。EndPointはCPAの中に記述されています。CPA内のEndPointの記述方法については“ebXML Message Service ユーザーズガイド”の“CPA記述条件”を参照してください。
Webサーバが起動していない。
ebMS用IJServerが起動していない。
ネットワーク環境に関する問題
ネットワーク環境に関する問題として以下の可能性があります。自サイト、相手サイトのネットワーク管理者などに連絡して問題を解決してください。
各種のフィルタリングによって、通信可能なプロトコルが制限されている。
Firewallなどによって、通信可能なサーバがドメイン単位、IPアドレス単位で制限されている。
サーバに対して通信が可能かどうかはpingコマンド、tracertコマンド(Solarisの場合はtracerouteコマンド)、nslookupコマンド、telnetコマンドなどを使用して確認してください。また、ebMSへのURLをWebブラウザに直接入力することによって通信可能かどうか確認する方法もあります。Interstage ebMSの場合は、以下のURLを入力してください。ebMSが起動していて通信可能な場合はWebブラウザの画面内に以下のように表示されます。
入力するURL : http://マシン名:ポート番号/ebms/servlet/ebxmlListener
表示例:
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