IREP: ERROR: irep10705: Cannot delete Repository %s1 because it is still running.
IREP: エラー: irep10705: リポジトリ %s1 は動作中のため削除できません。
[可変情報]
%s1:リポジトリ名
[意味]
指定したリポジトリが動作中であるため、リポジトリを削除できませんでした。
[システムの処理]
コマンドの処理を中止します。
[ユーザの対処]
指定したリポジトリが動作中でないか確認して、再度コマンドを実行してください。
リポジトリの新規作成において、irep10016、またはirep10017のエラーメッセージと合わせて、本メッセージが出力される場合があります。この場合、リポジトリの新規作成に失敗していますが、リポジトリのプロセスが何らかの原因により終了できなかったため、動作環境を削除できなかったことを示しています。以下の対処を行ってください。
管理者権限でログインし、サービス画面([コントロールパネル] > [サービス]、または[コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス])を開き、%s1のリポジトリのサービスの、“スタートアップの種類”を“手動”、または“無効”に変更します。Interstage ディレクトリサービスのサービスは、以下の名前で登録されています。
Interstage Directory Service(リポジトリ名) |
システムを再起動します。
Interstage管理コンソールから、%s1のリポジトリを削除します。
下記コマンドを実行し、リポジトリのプロセスIDを調べます。
cat /var/opt/FJSVirep/リポジトリ名/tmp/irepslapd.pid |
手順1で出力されたプロセスIDに対して下記コマンドを実行し、プロセス名が“irepslapd”であることを確認します。
ps -ef | grep プロセスID |
手順1で出力されたプロセスIDに対して下記コマンドを実行し、プロセスを終了します。
kill -SIGKILL プロセスID |
Interstage管理コンソールから、%s1のリポジトリを停止します。
Interstage管理コンソールから、%s1のリポジトリを削除します。
なお、リポジトリの新規作成時に本メッセージが出力される原因としては、メモリ不足などシステム全体のリソースが不足していた可能性が考えられます。不要なプログラムを終了し、Interstage ディレクトリサービスの動作に必要なメモリ領域を確保した後に、再度処理を実行してください。
不要なプログラムを終了しても、メモリ領域が不足する場合は、メモリの増設、または仮想メモリの拡張をしてください。
不要なプログラムを終了しても、メモリ領域が不足する場合は、メモリの増設、またはスワップ領域の拡張をしてください。
Interstage ディレクトリサービスの動作に必要なメモリ領域の量については、“チューニングガイド”の“メモリ容量”を参照してください。
上記対応でエラーが改善されない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
リポジトリの削除には、コマンド(irepconfigコマンド)を使用することもできます。
詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“irepconfig”-“deleteサブコマンド”を参照してください。
リポジトリの停止には、コマンドを使用することもできます。
net stop "Interstage Directory Service(rep001)"
irepstop -R rep001
詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“irepstop”を参照してください。