ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)

28.14 odprtcurparam

名前

  odprtcurparam  -  configファイルのパラメタの消費量の表示

形式

  odprtcurparam [-M system]

機能説明

  odprtcurparamコマンドは、configファイル(CORBAサービスの動作環境ファイル)の以下のパラメタの消費量を表示します(configファイルのパラメタの詳細については、“チューニングガイド”の“CORBAサービスの動作環境ファイル”-“config”を参照してください)。

  本コマンドは、CORBAサービスが使用している共用メモリを直接参照し、現在の上記の消費量を表示します。これにより、システム設計時の見積もり(configファイルの設定内容)と実際の消費量を比較し、見積もりに誤りがないかを事前に確認することができます。また、運用中において、定期的に消費量をチェックすることができます。

  表示された消費量の見方を以下に示します。先頭には、本コマンド実行時の時刻が表示され、そのあとに各項目(name、value、max、limit)が表示されます。

>odprtcurparam

Thu Jan 23 20:20:36 2003
    name                 value      max       limit
----------------------------------------------------
IIOP_resp_con              32        80        120
IIOP_resp_requests        203       160        280
number_of_common_buffer    64        32        280
processes                  51       300          -
exec_instance             320       960          -
bind_instances             30     65535          -
  name

  パラメタ名です。
  number_of_common_buffer以外のパラメタでは、“max_”が省略されます。

  value

  現在、消費している値です。

  max

  configファイルに定義されている最大値です。

  limit

  自動拡張の最大値です。
  configファイルに定義されている場合はその値が、定義されていない場合はデフォルトの値が出力されます。
  本項目は、max_IIOP_resp_con、max_IIOP_resp_requests、number_of_common_bufferについてのみ表示されます。

  また、本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。

-M system

  拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
  本オプションは、以下の製品で指定可能です。
  -  Interstage Application Server Enterprise Edition

注意事項

使用例

  odprtcurparam