名前
issoaprestore - Interstage SOAPサービスの資源のリストア・移入
形式
issoaprestore [-a drive | -c] -d Directory
issoaprestore [ -M systemname ] [-a] -d Directory
issoaprestore [-a] -d Directory
機能説明
issoaprestoreコマンドは、Directoryが示すディレクトリからInterstage SOAPサービスの資源をInterstage SOAPサービスの運用環境へリストアします。
Interstage SOAPサービスの資源が存在する場合は上書きします。
Interstage SOAPサービスの資源とは、事前にissoapbackupコマンドでバックアップしたファイルおよびディレクトリです。
Interstage SOAPサービスの資源をバックアップしたディレクトリ名をフルパス名で指定します。
”-c”を指定する場合、issoapbackupコマンド実行時に”-c”オプションを指定してバックアップしたディレクトリ名を指定する必要があります。
“-a drive”を指定した場合、issoapbackupコマンドのpath1 path2 ...でバックアップしたInterstage SOAPサービスの資源を、drive下にリストアします。issoapbackupコマンド実行時に”-c”を指定してバックアップしたディレクトリを指定した場合、drive下にpath1 path2 ...のドライブ名をフォルダとして先頭に追加したパス名でリストアします。issoapbackupコマンド実行時に”-c”を指定せずにバックアップしたディレクトリを指定した場合、drive下にpath1 path2...のドライブ名をスキップしたパス名でリストアします。
“-c”を指定した場合、issoapbackupコマンドでバックアップしたpath1 path2 ...と同じ場所にリストアします。
本オプションは、issoapbackupコマンドのpath1 path2 ...でバックアップしたInterstage SOAPサービスの資源がある場合に指定します。
本オプションを省略した場合は、issoapbackupコマンドの省略値でバックアップされるInterstage SOAPサービスの環境設定ファイルだけをInterstage SOAPサービスの運用環境へリストアします。
資源をリストアするシステム名を指定します。
本オプションを省略した場合は、環境変数IS_SYSTEMに設定されたシステム名のシステムへInterstage SOAPサービスの資源をリストアします。
以下のような場合、デフォルトシステムへInterstage SOAPサービスの資源をリストアします。
systemnameにdefaultを指定した場合
本オプションを省略した場合で、環境変数IS_SYSTEMにdefaultを設定した場合
本オプションを省略した場合で、環境変数IS_SYSTEMが存在しない場合
issoapbackupコマンドのpath1 path2 ...でバックアップしたInterstage SOAPサービスの資源を、バックアップしたときと同じパス名でリストアします。
本オプションは、issoapbackupコマンドのpath1 path2 ...でバックアップしたInterstage SOAPサービスの資源がある場合に指定します。
本オプションを省略した場合は、issoapbackupコマンドの省略値でバックアップされるInterstage SOAPサービスの環境設定ファイルだけをInterstage SOAPサービスの運用環境へリストアします。
メッセージ
コマンドの実行結果は、コマンドを実行した画面に出力されます。メッセージの内容については、“メッセージ集”を参照してください。
注意事項
本コマンドは、IJServer及びInterstage管理コンソール用Servletサービスを停止してから実行してください。
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンドを実行する前に、IJServerおよびInterstage SOAPサービスの資源がバックアップされていることを確認してください。
Directoryが示すディレクトリが存在しない場合、もしくはディレクトリでない場合は、エラーとなります。
Directoryは絶対パスで指定してください。
本コマンドは、issoapbackup実行時と同じディレクトリにInterstage Application Serverがインストールされた環境で実行してください。
リストア先にファイルが存在した場合は上書きされます。
バックアップした資源がシンボリック・リンクの場合、シンボリック・リンクとして資源がリストアされずにバックアップした環境定義ファイルに記述したファイルの実態としてリストアされる場合がありますのでご注意ください。
使用例
D:\backupが、“issoapbackup -c -d D:\backup C:\class D:\app”でバックアップした資源である場合、バックアップされたC:\classおよびC:\appは、それぞれC:\classおよびD:\appにリストアされます。
issoaprestore -c -d D:\backup |
D:\backupが、“issoapbackup -d D:\backup C:\class D:\app”でバックアップした資源である場合、バックアップされたC:\classおよびD:\appは、それぞれD:\classおよびD:\appとしてリストアされます。
D:\backupが、“issoapbackup -c -d D:\backup C:\class D:\app”でバックアップした資源である場合、バックアップされたC:\classおよびD:\appは、それぞれD:\C\classおよびD:\D\appとしてリストアされます。
issoaprestore -a D -d D:\backup |
/backupが、“issoapbackup -d /backup /export/class /export/app”でバックアップした資源である場合、それぞれ/export/classおよび/export/appにリストアします。
issoaprestore -a -d /backup |