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Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)

27.13 iscrestoresys

名前

  iscrestoresys  -  Interstageセットアップ資源のリストア・移入

形式

  iscrestoresys [-M システム名] {[-h hostname] | [-f restore-file]} backupdir

機能説明

  iscrestoresysコマンドは、Interstage管理コンソール、Interstage統合コマンドによるInterstage初期化資源のリストア・移入を行います。

  以下に、iscrestoresysコマンドのオプションと引数について説明します。


  なお、-hオプションと-fオプションは、同時に指定できません。

-M システム名

  システム名を指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
  本オプションは、以下の製品で指定可能です。
  -  Interstage Application Server Enterprise Edition

-h hostname

  移入先サーバでCORBA通信に使用するホスト名を指定します。
  以下の条件では、指定が必須です。
  -  他サーバの同一システムへの移出入
  本オプションは、以下の製品で指定可能です。
  -  Interstage Application Server Enterprise Edition
  -  Interstage Application Server Standard-J Edition

-f restore-file

  移入先サーバにおけるカストマイズ情報を定義したリストア定義ファイルを指定します。
  マルチシステム機能の運用中に、以下のいずれかの移入操作を行う場合に使用します。

  • デフォルトシステムの移出資源を同一サーバ上の拡張システムへ移入する場合

  • デフォルトシステムの移出資源を別サーバ上の拡張システムへ移入する場合

  • 拡張システムの移出資源を同一サーバ上のデフォルトシステムへ移入する場合

  • 拡張システムの移出資源を別サーバ上のデフォルトシステムへ移入する場合

  • 拡張システムの移出資源を別サーバ上のシステム名が別名の拡張システムへ移入する場合

  Interstageセットアップ資源の移入では、リストア定義ファイルを使用することにより、Interstage動作環境定義の定義項目である、以下の項目のカストマイズが可能です。

  • Corba Host Name(CORBAサービスを運用するホスト名)

  • Corba Port Number(CORBA通信に使用するポート番号)

  • IR Path for DB file(インタフェースリポジトリで使用するデータベースを作成するディレクトリ)

  • TD path for system(コンポーネントトランザクションサービスの動作環境を作成するディレクトリ)

  • SSL Port Number(SSL連携で使用するポート番号)

  上記の項目の内、定義内容を変更したい定義項目について、変更後の定義情報を記述したリストア定義ファイルを作成し、そのファイルを、iscrestoresysコマンドの-fオプションで指定します。リストア定義ファイルの記述方法は、Interstage動作環境定義と同様です。
  本オプションは、以下の製品で指定可能です。
  -  Interstage Application Server Enterprise Edition
  -  Interstage Application Server Standard-J Edition

backupdir

  バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。

注意事項

使用例

  iscrestoresys -h host1 X:\Backup

  iscrestoresys -f restfile /backup

  iscrestoresys -h host1 /backup