名前
tdmodifyprocnum － トランザクションアプリケーションのプロセス多重度を変更
形式
tdmodifyprocnum [-M システム名] wuname objname procnum
機能説明
tdmodifyprocnum コマンドは、コンポーネントトランザクションサービスのワークユニットのプロセス多重度変更を行います。
以下に、tdmodifyprocnumコマンドの引数を説明します。
対象のシステム名を指定します。
本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。
変更するサーバアプリケーションが属するワークユニットの名前を指定します。
変更するサーバアプリケーションに対するオブジェクトの名前を指定します。
変更後のサーバアプリケーションのプロセス数を指定します。1～255まで設定できます（それ以外はコマンド側でチェックアウト）。
注意事項
本コマンドは、Enterprise Editionでのみ使用できます。
当機能では登録したワークユニット定義の内容は変更されません。
プロセスバインド機能を使用するオブジェクトに対しては、当コマンドは使用できません。
活性変更コマンド(tdmodifywu)実行中は、当コマンドは使用できません。
HA機能(高信頼性機能)を使用しているシステムでは、当コマンドによる運用ノードでの変更は待機ノードへは反映されません。また、待機ノードでは当コマンドは使用できません。
当コマンドを使用し、プロセス多重度の増減を繰り返し行った場合、ワークユニット定義で指定したカレントディレクトリ配下に作成されたワークユニット名のディレクトリの配下に、プロセスIDの名前で作成されたディレクトリが残ったままとなります。このため、ディスクなどが圧迫される可能性があります。よって、ディレクトリを削除する場合は、psコマンドなどで現在動作中のAPMのプロセスIDを確認し、現在動作中のプロセスID以外のディレクトリを削除してください。
非常駐型およびマルチオブジェクト常駐型のオブジェクトに対して当コマンドを使用した場合は、非常駐型およびマルチオブジェクト常駐型で動作しているプロセス多重度が変更されます。
tdmodifyprocnumコマンドでは、ワークユニット種別が“ORB”のワークユニットのみ起動できます。
コマンドラインより実行可能な文字数を超えた場合、シェルスクリプトなどを使用し、コマンドを実行してください。
tdmodifyprocnumコマンドは、ワークユニットを起動したユーザまたはスーパユーザだけが使用できます。
