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Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)

8.3 OD_set_env

名前

  OD_set_env  -  オブジェクトリファレンス生成時に埋め込むホスト名およびコード情報の設定

形式

(1) ホスト名およびコード情報の設定
  OD_set_env -n HostName [-L Locale] [-M system]
  OD_set_env -L Locale [-M system]

(2) 設定情報の表示
  OD_set_env -l [-M system]

機能説明

  OD_set_envコマンドは、サーバマシンで動作し、オブジェクトリファレンスの生成時に組み込むホスト名の設定およびオブジェクトリファレンスのコード情報の暗黙値を設定します。

  本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。

-n HostName

  オブジェクトリファレンスに埋め込むホスト名の情報を設定します。HostNameにはIPアドレスを指定することも可能ですが、ホスト名の設定を推奨します。なお、HostNameで指定される値の妥当性チェックは行わないため、設定する値に注意してください。

-L Locale

  オブジェクトリファレンスのコード情報の暗黙値を設定します。指定可能なコード系については、“8.2 OD_or_adm”を参照してください。

-l

  -nおよび-Lオプションにより設定されたサーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスの設定情報を表示します。

-M system

  拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
  本オプションは、以下の製品で指定可能です。
  -  Interstage Application Server Enterprise Edition

注意事項

メッセージ

  起動時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。

$OD_HOME is not set
  環境変数OD_HOMEが未設定です。


OD_set_env:option requires an argument - X
  -Xオプションのパラメタが指定されていません。パラメタを設定してください。


ObjectReference create environment error
  オブジェクトリファレンスの生成環境に誤りがあります。


your unauthorized environment change
  環境情報を設定する権限がありません。管理者権限で実行してください。


Multiply XXX
  オプションXXXが二重に定義されました。


locale is NULL
  -Lオプションのパラメタが指定されていません。


name is NULL
  -nオプションのパラメタが指定されていません。


Failed to open boa.env
  boa.envファイルのオープンに失敗しました。管理者権限で実行してください。