ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)

7.6 otssetup

名前

  otssetup  -  OTSシステムの動作環境の設定

形式

  otssetup {{{[-a] | -o } [-w] -f セットアップ情報ファイル} | -c | -l | -d }

機能説明

  otssetupコマンドは、以下の処理を行います。

  本コマンドは、OTSシステムを利用するすべてのマシンで実行します。

  本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。

  なお、動作オプションとして、-a、-o、-c、-l、-dのいずれかを指定できます。オプション省略時は、-aオプション指定となります。

-a

  OTSシステムの動作環境を設定します。

-o

  OTSシステムの動作環境を上書きモードで設定します。セットアップ情報ファイルの“LOGFILE”で指定したパスに、データベース連携サービスのシステムログファイルが格納されている必要があります。-dオプションで動作環境を削除したあとに、-aオプションで設定した場合と同じ動作です。
  何らかの理由によりデータベース連携サービスのシステムログファイルだけが残ってしまった場合に、正常な初期化状態に復旧することができます。

-c

  旧環境からの移行時に、システム情報を移行します。旧環境からの移行方法については、“移行ガイド”の“Interstage Application Server V3.xからの移行”を参照してください。

-w

  クラスタシステム上に待機系ノードの環境を設定します。

-f セットアップ情報ファイル

  セットアップ情報ファイルへのパスを入力します。
  パスの最大長は、255です。セットアップ情報ファイルの詳細については、“チューニングガイド”を参照してください。

  補助文字を含むパスは、指定できません。

-l

  セットアップされている情報を参照します。

-d

  OTSシステムの動作環境を削除します。

注意事項

使用例

  OTSシステムの動作環境を設定する場合

otssetup -a -f c:\temp\ots\setup_info.def

  OTSシステムの動作環境を上書きモードで設定する場合

otssetup -o -f c:\temp\ots\setup_info.def

  OTSシステムの動作環境を削除する場合

otssetup -d

  クラスタシステム上に待機ノードの環境を設定する場合

otssetup -a -w -f c:\temp\ots\setup_info.def

  クラスタシステム上に待機ノードの環境を上書きモードで設定する場合

otssetup -o -w -f c:\temp\ots\setup_info.def

  旧環境を移行する場合

otssetup -c

  OTSシステムの動作環境を設定する場合

otssetup -a -f /home/ots/setup_info.def

  OTSシステムの動作環境を上書きモードで設定する場合

otssetup -o -f /home/ots/setup_info.def

  OTSシステムの動作環境を削除する場合

otssetup -d

  クラスタシステム上に待機ノードの環境を設定する場合

otssetup -a -w -f /home/ots/setup_info.def

  クラスタシステム上に待機ノードの環境を上書きモードで設定する場合

otssetup -o -w -f /home/ots/setup_info.def