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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)

6.4.3 コンパイル・リンク方法

  サーバアプリケーションとスケルトンをコンパイル・リンクする方法について、以下に例を示します。


6.4.3.1 Windows(R)の場合

  PowerCOBOL97を使用してコンパイル・リンクする場合は、以下のオプションを設定してください。


項目

設定値

登録集名

CORBA="C:\Interstage\ODWIN\include\cobol"(注1

SSOUT

任意の文字列(注2

1本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。

2サーバアプリケーションでDISPLAY文を使用している場合に、設定する必要があります。


サーバライブラリ

  以下のライブラリをリンクします。データベース連携サービスのライブラリは、CORBAサービスのライブラリより前にリンクしてください。


サーバ管理ライブラリ

  以下のファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

サーバアプリケーションの運用環境用・データベースアクセスアプリケーション用

fjotsld.obj

C:\Interstage\ots\lib(注2)

libservapl.lib(注1)

libtacebasent.lib

サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcbl.lib

中継サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcnt.lib(注1)

注1)中継サーバアプリケーションを作成する場合は、libservaplcnt.libをリンクしてください。この場合、libservapl.libをリンクする必要はありません。詳細については、“4.6.1 中継アプリケーションの作成について”を参照してください。

2本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


XA連携用プログラム

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

Oracle11gにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxaora11g.dll

C:\Interstage\ots\program\rsc(注)

otsxaora11g.lib

Oracle10gにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxaora10g.dll

otsxaora10g.lib

Symfoware/RDB(プロセスモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxasym.dll

otsxasym.lib

Symfoware/RDB(スレッドモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxasym_mt.dll

otsxasym_mt.lib

MQDにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxamqd.dll

otsxamqd.lib

MQDとOracle10gにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxamqd_ora10g.dll

otsxamqd_ora10g.lib

MQDとSymfoware/RDB(プロセスモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxamqd_sym.dll

otsxamqd_sym.lib

MQDとSymfoware/RDB(スレッドモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxamqd_sym_mt.dll

otsxamqd_sym_mt.lib

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


データベース依存ライブラリ

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

データベース

ファイル名

格納パス

Oracle11g

oraxa11.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\RDBMS

oci.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\OCI\lib

orasql11.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\precomp

Oracle10g

oraxa10.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\rdbms

oci.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\oci\lib

orasql10.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\precomp

Oracle9i

oraxa9.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\rdbms\XA

oci.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\oci\lib\msvc

orasql9.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\precomp\lib

Symfoware/RDB

f3cwxa.lib

Symfoware/RDBのインストールパス\ESQL\lib

f3cwdrv.lib


CORBAサービス提供ライブラリ

  CORBAサービス提供ライブラリのORBコア、インタフェースリポジトリ、およびネーミングサービスをリンクしてください。CORBAサービス提供ライブラリのファイル名および格納パスについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“提供プログラム”-“CORBAサービスの提供プログラム”-“ライブラリ”-“サーバ用ライブラリ”を参照してください。


6.4.3.2 Solarisの場合

  コンパイル・リンクの例を以下に示します。


Oracle場合Oracleインストールパス:“/opt/oracle”)
cobol -M -WC, "SRF(FIX)" -c test1_s.cbl 
cobol -dy -L. -L/opt/FSUNots/lib -lservaplcbl -lservapl -ltacebasent            \
      -L/opt/oracle/lib -lclntsh -lcore8 -lnls8 -lsocket -lnsl -lm -ldl         \
      -L/opt/FSUNod/lib/nt -lOM -L/opt/FSUNod/lib -lOMcbl -o test1_s test1_s.o  \
       /opt/FSUNots/program/xa/libotsxaora.o /opt/oracle/precomp/lib/cobsqlintf.o

\:継続行

cdrのコンパイル
cobol -dy -G -o libtest1_cdr.so test1_cdr.cbl
Oracleのプレコンパイル
/opt/oracle/bin/procob iname=test1_s_wit.pco
cobol -WC,"SRF(FIX)" -c test1_s_wit.cob
/opt/oracle/bin/procob iname=test1_s_dep.pco
cobol -WC,"SRF(FIX)" -c test1_s_dep.cob
スケルトンのコンパイル
cobol -dy -G -o libtest1_test1_account1_skel.so test1_test1_account1_skel.cbl
メソッド用ライブラリのコンパイル
cobol -dy -G -WC,"SRF(FIX)" -lcobol -L/opt/FSUNod/lib/nt -lOM            \
      -L/opt/FSUNod/lib -lOMcbl -o libTEST1-ACCOUNT1.so -L. -ltest1_cdr  \
      -ltest1_test1_account1_skel test1_s_wit.o test1_s_dep.o

Symfoware/RDB場合Symfoware/RDBインストールパス:“/opt/FSUNrdb2b”)
cobol  -dy -L. -L/opt/FSUNots/lib -lservaplcbl -lservapl -ltacebasent       \
      -L/opt/FSUNrdb2b/lib -lsqldrv -lrdbxa -L/opt/FSUNod/lib/nt -lOM       \
      -L/opt/FSUNod/lib -lOMcbl -o test1_s test1_s.o /opt/FSUNots/lib/libotsxasym.o

\:継続行

cdrのコンパイル
cobol -dy -G -o libtest1_cdr.so test1_cdr.cbl
Symfoware/RDBのプレコンパイル
/opt/FSUNrdb2b/FSUNrdbco/bin/sqlpcob -d RDBII test1_s_wit.ecob
cobol -WC,"SRF(FIX)" -c test1_s_wit.cobol
/opt/FSUNrdb2b/FSUNrdbco/bin/sqlpcob  -d RDBII test1_s_dep.ecob
cobol -WC,"SRF(FIX)" -c test1_s_dep.cobol
スケルトンのコンパイル
cobol -dy -G -o libtest1_test1_account1_skel.so test1_test1_account1_skel.cbl
メソッド用ライブラリのコンパイル
cobol -dy -G -WC,"SRF(FIX)" -lcobol -L/opt/FSUNod/lib/nt -lOM            \
      -L/opt/FSUNod/lib -lOMcbl -o libTEST1-ACCOUNT1.so -L. -ltest1_cdr  \
      -ltest1_test1_account1_skel test1_s_wit.o test1_s_dep.o

サーバライブラリ

  以下のライブラリをリンクします。上から順にリンクしてください。


サーバ管理ライブラリ

  以下のファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

サーバアプリケーションの運用環境用・データベースアクセスアプリケーション用

libservapl.so(注1)

/opt/FSUNots/lib(注2)

libtacebasent.so

libservaplcbl.so

中継サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcnt.so(注1)

注1)中継サーバアプリケーションを作成する場合は、libservaplcnt.soをリンクしてください。この場合、libservapl.soをリンクする必要はありません。詳細については、“4.6.1 中継アプリケーションの作成について”を参照してください。

2本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


XA連携用プログラム

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

Oracleにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxaora.o

/opt/FSUNots/program/xa(注)

Symfoware/RDB(プロセスモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxasym.o

Symfoware/RDB(スレッドモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxasym_mt.o

MQDにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxamqd.o

MQDとOracleにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxamqd_ora.o

MQDとSymfoware/RDBにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxamqd_sym.o

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


データベース依存ライブラリ

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

データベース

ファイル名

格納パス

Oracle11g/Oracle10g

libclntsh.so

Oracleホーム・ディレクトリ/lib32

Oracle9i

libclntsh.so

Oracleホーム・ディレクトリ/lib

Symfoware/RDB

librdbxa.so

/opt/FSUNrdb2b/lib(注)

libsqldrv.so

注)Symfoware/RDBのインストールパスが“/opt/FSUNrdb2b”の場合のパスです。


CORBAサービス提供ライブラリ

  CORBAサービス提供ライブラリのORBコア、インタフェースリポジトリ、およびネーミングサービスをリンクしてください。CORBAサービス提供ライブラリのファイル名および格納パスについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“提供プログラム”-“CORBAサービスの提供プログラム”-“ライブラリ”-“サーバ用ライブラリ”を参照してください。