ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)

5.4.3 コンパイル・リンク方法

  サーバアプリケーションとスケルトンをコンパイル・リンクする方法について、以下に例を示します。


5.4.3.1 Windows(R)の場合

  Microsoft(R) Visual C++(R) .NET/Microsoft(R) Visual Studio(R)を使用してコンパイル・リンクする場合は、以下を設定してください。

サーバライブラリ

  以下のライブラリをリンクします。データベース連携サービスのライブラリは、CORBAサービスのライブラリより前にリンクしてください。


サーバ管理ライブラリ

  以下のファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

サーバアプリケーションの運用環境用・データベースアクセスアプリケーション用

fjotsld.obj

C:\Interstage\ots\lib(注2)

libservapl.lib(注1)

libtacebasent.lib

サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcpp.lib

中継サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcnt.lib(注1)

注1)中継サーバアプリケーションを作成する場合は、libservaplcnt.libをリンクしてください。この場合、libservapl.libをリンクする必要はありません。詳細については、“4.6.1 中継アプリケーションの作成について”を参照してください。

2本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


XA連携用プログラム

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

Oracle11gにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxaora11g.dll

C:\Interstage\ots\program\rsc(注)

otsxaora11g.lib

Oracle10gにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxaora10g.dll

otsxaora10g.lib

MQDにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxamqd.dll

otsxamqd.lib

MQDとOracle10gにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxamqd_ora10g.dll

otsxamqd_ora10g.lib

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


データベース依存ライブラリ

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

データベース

ファイル名

格納パス

Oracle11g

oraxa11.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\RDBMS

oci.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\OCI\lib

orasql11.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\precomp

Oracle10g

oraxa10.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\rdbms

oci.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\oci\lib

orasql10.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\precomp

Oracle9i

oraxa9.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\rdbms\XA

oci.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\oci\lib\msvc

orasql9.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\precomp\lib

SQL Server

ntwdblib.lib

SQL Serverのインストールパス\80\Tools\DevTools\Lib


CORBAサービス提供ライブラリ

  CORBAサービス提供ライブラリのORBコア、インタフェースリポジトリ、およびネーミングサービスをリンクしてください。CORBAサービス提供ライブラリのファイル名および格納パスについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“提供プログラム”-“CORBAサービスの提供プログラム”-“ライブラリ”-“サーバ用ライブラリ”を参照してください。


5.4.3.2 Solarisの場合

  コンパイル・リンクの例を以下に示します。以下は、Forte Developer 6シリーズのコンパイラを使用した場合の例です。


Oracleの場合(Oracleインストールパス:“/opt/oracle”)
/opt/SUNWspro/bin/CC  -lsocket -lnsl -L/opt/FSUNots/lib -lservapl -lservaplcpp50 -ltacebasent  \
  -L/opt/FSUNod/lib/nt -lOM -lOMcpp50 -lOMcncpp50 -L/opt/oracle/lib -lclntsh                    \
  -o test1_s_c++ test1_s_c++.o test1_skel_c++.o test1_cdr.o test1_c++.o /opt/FSUNots/program/xa/libotsxaora.o

\:継続行



  リンクオプションに、“-lC”および“-lCrun”を指定しないでください。


サーバライブラリ

  以下のライブラリをリンクします。上から順にリンクしてください。


サーバ管理ライブラリ

  以下のファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

サーバアプリケーションの運用環境用・データベースアクセスアプリケーション用

libservapl.so(注1)

/opt/FJSVots/lib(注2)

libtacebasent.so

サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcpp50.so

中継サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcnt.so(注1)

注1)中継サーバアプリケーションを作成する場合は、libservaplcnt.soをリンクしてください。この場合、libservapl.soをリンクする必要はありません。詳細については、“4.6.1 中継アプリケーションの作成について”を参照してください。

2本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


XA連携用プログラム

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

Oracleにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxaora.o

/opt/FSUNots/program/xa(注)

MQDにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxamqd.o

MQDとOracleにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxamqd_ora.o

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


データベース依存ライブラリ

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

データベース

ファイル名

格納パス

Oracle11g/Oracle10g

libclntsh.so

Oracleホーム・ディレクトリ/lib32

Oracle9i

libclntsh.so

Oracleホーム・ディレクトリ/lib


CORBAサービス提供ライブラリ

  CORBAサービス提供ライブラリのORBコア、インタフェースリポジトリ、およびネーミングサービスをリンクしてください。CORBAサービス提供ライブラリのファイル名および格納パスについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“提供プログラム”-“CORBAサービスの提供プログラム”-“ライブラリ”-“サーバ用ライブラリ”を参照してください。


5.4.3.3 Linuxの場合

  コンパイル・リンクの例を以下に示します。


Oracleの場合(Oracleインストールパス:“/opt/oracle”)
g++  -lsocket -lnsl -L/opt/FJSVots/lib -lservapl -lservaplcpp -ltacebasent   \
     -L/opt/FJSVod/lib/nt -lOM -lOMcpp -lOMcncpp -L/opt/oracle/lib -lclntsh  \
     -o test1_s_c++ test1_s_c++.o test1_skel_c++.o test1_cdr.o test1_c++.o   \
     /opt/FJSVots/program/xa/libotsxaora.o

\:継続行


サーバライブラリ

  以下のライブラリをリンクします。上から順にリンクしてください。


サーバ管理ライブラリ

  以下のファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

サーバアプリケーションの運用環境用・データベースアクセスアプリケーション用

libservapl.so(注1)

/opt/FJSVots/lib(注2)

libtacebasent.so

サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcpp.so

中継サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcnt.so(注1)

注1)中継サーバアプリケーションを作成する場合は、libservaplcnt.soをリンクしてください。この場合、libservapl.soをリンクする必要はありません。詳細については、“4.6.1 中継アプリケーションの作成について”を参照してください。

2本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


XA連携用プログラム

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

Oracleにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxaora.o

/opt/FJSVots/program/xa(注

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


データベース依存ライブラリ

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

データベース

ファイル名

格納パス

Oracle

libclntsh.so

Oracleホーム・ディレクトリ/lib


CORBAサービス提供ライブラリ

  CORBAサービス提供ライブラリのORBコア、インタフェースリポジトリ、およびネーミングサービスをリンクしてください。CORBAサービス提供ライブラリのファイル名および格納パスについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“提供プログラム”-“CORBAサービスの提供プログラム”-“ライブラリ”-“サーバ用ライブラリ”を参照してください。