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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)

4.4.3 コンパイル・リンク方法

  サーバアプリケーションとスケルトンをコンパイル・リンクする方法について、以下に例を示します。


4.4.3.1 Windows(R)の場合

  Microsoft(R) Visual C++(R) .NET/Microsoft(R) Visual Studio(R)を使用してコンパイル・リンクする場合は、以下を設定してください。


サーバライブラリ

  以下のライブラリをリンクします。データベース連携サービスのライブラリは、CORBAサービスのライブラリより前にリンクしてください。


サーバ管理ライブラリ

  以下のファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

サーバアプリケーションの運用環境用・データベースアクセスアプリケーション用

fjotsld.obj

C:\Interstage\ots\lib(注2)

libservapl.lib(注1)

libtacebasent.lib

中継サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcnt.lib(注1)

注1)中継サーバアプリケーションを作成する場合は、libservaplcnt.libをリンクしてください。この場合、libservapl.libをリンクする必要はありません。詳細については、“4.6.1 中継アプリケーションの作成について”を参照してください。

2本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


XA連携用プログラム

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

Oracle11gにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxaora11g.dll

C:\Interstage\ots\program\rsc(注)

otsxaora11g.lib

Oracle10gにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxaora10g.dll

otsxaora10g.lib

Symfoware/RDB(プロセスモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxasym.dll

otsxasym.lib

Symfoware/RDB(スレッドモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxasym_mt.dll

otsxasym_mt.lib

MQDにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxamqd.dll

otsxamqd.lib

MQDとOracle10gにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxamqd_ora10g.dll

otsxamqd_ora10g.lib

MQDとSymfoware/RDB(プロセスモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxamqd_sym.dll

otsxamqd_sym.lib

MQDとSymfoware/RDB(スレッドモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

otsxamqd_sym_mt.dll

otsxamqd_sym_mt.lib

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


データベース依存ライブラリ

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

データベース

ファイル名

格納パス

Oracle11g

oraxa11.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\RDBMS

oci.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\OCI\lib

orasql11.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\precomp

Oracle10g

oraxa10.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\rdbms

oci.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\oci\lib

orasql10.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\precomp

Oracle9i

oraxa9.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\rdbms\XA

oci.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\oci\lib\msvc

orasql9.lib

Oracleホーム・ディレクトリ\precomp\lib

Symfoware/RDB

f3cwxa.lib

Symfoware/RDBのインストールパス\ESQL\lib

f3cwdrv.lib

SQL Server

ntwdblib.lib

SQL Serverのインストールパス\80\Tools\DevTools\Lib


CORBAサービス提供ライブラリ

  CORBAサービス提供ライブラリのORBコア、インタフェースリポジトリ、およびネーミングサービスをリンクしてください。CORBAサービス提供ライブラリのファイル名および格納パスについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“提供プログラム”-“CORBAサービスの提供プログラム”-“ライブラリ”-“サーバ用ライブラリ”を参照してください。


4.4.3.2 Solarisの場合

  コンパイル・リンクの例を以下に示します。


Oracleの場合Oracleインストールパス:“/opt/oracle
cc -O test1_s.c -o test1_s test1_s.o test1_skel.o /opt/FSUNots/program/xa/libotsxaora.o  \
   -L/opt/FSUNots/lib  -lservapl -ltacebasent   -L/opt/oracle/lib -lclntsh               \
   -L/opt/FSUNod/lib/nt  -lOM  -L/opt/FSUNod/lib -lOMcn                                  \
   -I/opt/oracle/precomp/public -I/opt/FSUNots/include  -I/opt/FSUNod/include

\:継続行


Symfoware/RDBの場合(Symfoware/RDBインストールパス:“/opt/FSUNrdb2b”)
cc -O test1_s.c -o test1_s test1_s.o test1_skel.o /opt/FSUNots/program/xa/libotsxasym.o \
   -L/opt/FSUNots/lib -lservapl -ltacebasent -L/opt/FSUNrdb2b/lib -lsqldrv -lrdbxa      \
   -L/opt/FSUNod/lib/nt -lOM -L/opt/FSUNod/lib -lOMcn -I/opt/FSUNots/include            \
   -I/opt/FSUNod/include

\:継続行


サーバライブラリ

  以下のライブラリをリンクします。上から順にリンクしてください。


サーバ管理ライブラリ

  以下のファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

サーバアプリケーションの運用環境用・データベースアクセスアプリケーション用

libservapl.so(注1)

/opt/FSUNots/lib(注2)

libtacebasent.so

中継サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcnt.so(注1)

注1)中継サーバアプリケーションを作成する場合は、libservaplcnt.soをリンクしてください。この場合、libservapl.soをリンクする必要はありません。詳細については、“4.6.1 中継アプリケーションの作成について”を参照してください。

2本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


XA連携用プログラム

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

Oracleにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxaora.o

/opt/FSUNots/program/xa(注)

Symfoware/RDB(プロセスモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxasym.o

Symfoware/RDB(スレッドモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxasym_mt.o

MQDにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxamqd.o

MQDとOracleにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxamqd_ora.o

MQDとSymfoware/RDBにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxamqd_sym.o

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


データベース依存ライブラリ

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

データベース

ファイル名

格納パス

Oracle11g/Oracle10g

libclntsh.so

Oracleホーム・ディレクトリ/lib32

Oracle9i

libclntsh.so

Oracleホーム・ディレクトリ/lib

Symfoware/RDB

librdbxa.so

/opt/FSUNrdb2b/lib(注)

libsqldrv.so

注)Symfoware/RDBのインストールパスが“/opt/FSUNrdb2b”の場合のパスです。


CORBAサービス提供ライブラリ

  CORBAサービス提供ライブラリのORBコア、インタフェースリポジトリ、およびネーミングサービスをリンクしてください。CORBAサービス提供ライブラリのファイル名および格納パスについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“提供プログラム”-“CORBAサービスの提供プログラム”-“ライブラリ”-“サーバ用ライブラリ”を参照してください。


4.4.3.3 Linuxの場合

  コンパイル・リンクの例を以下に示します。


Oracleの場合(Oracleインストールパス:“/opt/oracle”)
gcc -O test1_s.c -o test1_s test1_s.o test1_skel.o /opt/FJSVots/program/xa/libotsxaora.o  \
   -L/opt/FJSVots/lib  -lservapl -ltacebasent   -L/opt/oracle/lib -lclntsh                \
   -L/opt/FJSVod/lib/nt  -lOM -L/opt/FJSVod/lib -lOMcn                                    \
   -I/opt/oracle/precomp/public -I/opt/FJSVots/include -I/opt/FJSVod/include

\:継続行


サーバライブラリ

  以下のライブラリをリンクします。上から順にリンクしてください。


サーバ管理ライブラリ

  以下のファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

サーバアプリケーションの運用環境用・データベースアクセスアプリケーション用

libservapl.so(注1)

/opt/FJSVots/lib(注2)

libtacebasent.so

中継サーバアプリケーションの運用環境用

libservaplcnt.so(注1)

注1)中継サーバアプリケーションを作成する場合は、libservaplcnt.soをリンクしてください。この場合、libservapl.soをリンクする必要はありません。詳細については、“4.6.1 中継アプリケーションの作成について”を参照してください。

2本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


XA連携用プログラム

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

使用用途

ファイル名

格納パス

Oracleにアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxaora.o

/opt/FJSVots/program/xa(注)

Symfoware/RDB(プロセスモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxasym.o

Symfoware/RDB(スレッドモード)にアクセスするサーバアプリケーションの運用環境用

libotsxasym_mt.o

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


データベース依存ライブラリ

  使用するデータベースに応じて、必要なファイルをリンクしてください。

データベース

ファイル名

格納パス

Oracle

libclntsh.so

Oracleホーム・ディレクトリ/lib

Symfoware/RDB

librdbxa.so

/opt/FJSVrdb2b/lib

libsqldrv.so

注)Symfoware/RDBのインストールパスが“/opt/FJSVrdb2b”の場合のパスです。


CORBAサービス提供ライブラリ

  CORBAサービス提供ライブラリのORBコア、インタフェースリポジトリ、およびネーミングサービスをリンクしてください。CORBAサービス提供ライブラリのファイル名および格納パスについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“提供プログラム”-“CORBAサービスの提供プログラム”-“ライブラリ”-“サーバ用ライブラリ”を参照してください。