クライアント側で行う環境設定について、以下に示します。
(1) データベース連携サービスのホスト名の設定
データベース連携サービスが動作するホストの情報(ホスト名・ポート番号)を設定する必要があります。エディタなどを使用してinithostファイルを編集します。
inithostファイルの格納パスおよび設定例を以下に示します。
[格納パス]
C:\Interstage\ODWIN\etc\inithost
注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。
[設定例]
#host port otshost 8002 irhost 8002
#:コメント行
データベース連携サービスが動作するホストのホスト名です。
CORBAサービスと同一のポート番号です。
他ホストのインタフェースリポジトリなどを使用する場合は、インタフェースリポジトリサーバのホスト名とCORBAサービスのポート番号を指定します。
注意
inithostに指定したホスト名は、以下のフォルダ配下のhostsファイルにも記載する必要があります。
%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts
(2) COBOL登録集/ライブラリの設定
データベース連携サービスのクライアントを作成または実行する場合は、開発環境で作成したスタブファイル、インクルードファイルに加え、データベース連携サービスが提供するCOBOL登録集およびライブラリが必要となります。詳細については、後述のCOBOL登録集、ライブラリ一覧表を参照してください。また、CORBAアプリケーションとして作成するために、CORBAサービスで提供されているライブラリについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”を参照してください。
クライアントで必要なCOBOL登録集およびライブラリなどは、以下のように取り出してください。
データベース連携サービスがインストールされているホストから、[エクスプローラ]の[ネットワークコンピュータ]などで取り出します。
データベース連携サービスがインストールされているホストから、ftpなどを使用してクライアント環境に複写します。
例
\home\usr\libにライブラリを設定する場合
>cd \home\usr\lib <RETURN> ftp otshost <RETURN> Connected to otshost ftp> cd /opt/FSUNots/pc/lib/COBOL <RETURN> ftp> binary <RETURN> ftp> get OTSCURRENT_COBOL.DLL <RETURN> ftp> bye <RETURN>
注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。
データベース連携サービスが動作するホストのホスト名
以下の一覧表において、クライアントで必要なファイルはすべて取り出してください。
■COBOL登録集
データベース連携サービスが提供しているCOBOL登録集を以下に示します。
COBOL登録集名 | 使用用途 | 格納先 |
---|---|---|
CURRENT.cbl STATUS.cbl CONST.cbl CONTROL.cbl | COBOLのクライアント/サーバ作成用 |
|
注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。
■クライアントライブラリ
データベース連携サービスが提供しているライブラリを以下に示します。
ライブラリ名 | 使用用途 | 格納先 |
---|---|---|
otscurrent.dll | C言語/C++言語/COBOLのクライアント運用環境用 |
|
OTSCURRENT_COBOL.DLL | COBOLのクライアント運用環境用 |
|
OTSCURRENT_COBOL.LIB | COBOLのクライアント作成用 | |
OTSCURRENT_COBOL_MT.DLL | COBOLのクライアント運用環境用 |
|
OTSCURRENT_COBOL_MT.LIB | COBOLのクライアント作成用 |
注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。
データベース連携サービスのOTSシステムが動作するホストの情報(ホスト名・ポート番号)を設定する必要があります。エディタなどを使用してinitial_hostsファイルを編集します。
initial_hostsファイルの格納パスおよび設定例を以下に示します。
[格納パス]
/etc/opt/FSUNod/initial_hosts
注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。
[設定例]
#host port otshost 8002 irhost 8002
#:コメント行
データベース連携サービスが動作するホストのホスト名です。
CORBAサービスと同一のポート番号です。
他ホストのインタフェースリポジトリなどを使用する場合は、インタフェースリポジトリサーバのホスト名とCORBAサービスのポート番号を指定します。
注意
initial_hostsに指定したホスト名は、/etc/hostsファイルにも記載する必要があります。
OTSシステムと同一ホスト上でクライアントアプリケーションを動作させる場合は、initial_hostsファイルを設定する必要はありません。
(2) COBOL登録集/ライブラリの設定
データベース連携サービスのクライアントの成/実行を行う場合は、開発環境で作成したスタブファイル、インクルードファイルに加え、データベース連携サービスが提供するCOBOL登録集およびライブラリが必要となります。詳細については、後述のCOBOL登録集、ライブラリ一覧表を参照してください。また、CORBAアプリケーションとして作成するために、CORBAサービスで提供されているライブラリについては、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”を参照してください。
COBOL登録集およびライブラリは、以下の方法で取り出してください。
データベース連携サービスがインストールされているホストから、ftpなどを使用してクライアント環境に複写します。
例
/home/usr/libにライブラリを設定する場合
> cd C:\Interstage\ots\unix\lib <RETURN> > ftp otscl <RETURN> Connected to otscl ftp> cd /home/urs/lib <RETURN> ftp> binary <RETURN> ftp> put libCurrent_COBOL.so <RETURN> ftp> bye <RETURN>
注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。
データベース連携サービスのクライアントアプリケーションが動作するホストのホスト名
クライアント環境で以下のコマンドを実行します。bsh使用時のコマンドの実行例を示します(%:プロンプト)。
% chmod 555 libCurrent_COBOL.so
データベース連携サービスがインストールされているホストから、ftpなどを使用してクライアント環境に複写します。
例
/home/usr/libにライブラリを設定する場合
% cd /home/usr/lib % ftp otshost <RETURN> Connected to otshost ftp> cd /opt/FSUNots/lib <RETURN> ftp> binary <RETURN> ftp> get libCurrent_COBOL.so <RETURN> ftp> bye <RETURN> % chmod 555 libCurrent_COBOL.so
注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。
データベース連携サービスが動作するホストのホスト名
以下の一覧表において、クライアントで必要なファイルはすべて取り出してください。
■COBOL登録集
データベース連携サービスが提供しているCOBOL登録集を以下に示します。
COBOL登録集名 | 使用用途 | 格納先 |
---|---|---|
CURRENT.cbl STATUS.cbl CONST.cbl CONTROL.cbl | COBOLのクライアント/サーバ作成用 |
|
注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。
■クライアントライブラリ
データベース連携サービスが提供しているライブラリを以下に示します。
ライブラリ名 | 使用用途 | 格納先 |
---|---|---|
libCurrentnt.so | C言語/C++言語/COBOL共通ノンスレッド用ライブラリ |
|
libCurrent_COBOL.so | COBOL用 |
|
注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。
(3) 環境変数の設定
クライアントアプリケーションを動作させるには、以下の環境変数を設定する必要があります。
環境変数OD_HOMEは、CORBAサービスを利用するために必要な環境変数です。
設定例を以下に示します。
% OD_HOME=/opt/FSUNod <RETURN> % export OD_HOME <RETURN>
環境変数LD_LIBRARY_PATHに、データベース連携サービスのライブラリが格納されているディレクトリを設定します。
設定例を以下に示します。
% LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/home/usr/lib <RETURN> % export LD_LIBRARY_PATH <RETURN>
環境変数CORBAに、CORBAサービスのCOBOL登録集が格納されているディレクトリを設定します。
設定例を以下に示します。
% CORBA=/opt/FSUNod/include/COBOL <RETURN> % export CORBA <RETURN>
環境変数COSTRANSACTIONSに、データベース連携サービスのCOBOL登録集が格納されているディレクトリを設定します。
設定例を以下に示します。
% COSTRANSACTIONS =/home/usr/include/COBOL <RETURN> % export COSTRANSACTIONS <RETURN>