JTA仕様は、標準Javaインタフェースとして米国Sun Microsystems,Inc.により提唱されました。
分散トランザクションに参加するコンポーネントは、J2EEアプリケーションやリソースマネージャとなります。
JTAを利用することにより、複数のコンポーネントを連携させて一つのトランザクションとして扱うことが可能になります。
JTAには、以下のインタフェースが定義されています。
インタフェース | 機能概要 |
---|---|
javax.transaction.UserTransaction | トランザクションの開始/完了を指示するためのインタフェースです。本インタフェースは、アプリケーションにおいて使用できます。 |
javax.transaction.TransactionManager | トランザクションマネージャによって使用されるインタフェースです。通常、本インタフェースは、アプリケーションから使用できません。 |
javax.transaction.Transaction | トランザクションを論理的に扱うためのインタフェースです。通常、本インタフェースは、アプリケーションから使用できません。 |
javax.transaction.Synchronization | トランザクションの完了と同期処理を行うためのインタフェースです。通常、本インタフェースは、アプリケーションから使用できません。 |
javax.transaction.Status | トランザクションの状態を定義するインタフェースです。 |
javax.transaction.xa.XAResource | トランザクションマネージャとリソースマネージャ間のインタフェースです。通常、アプリケーションから本インタフェースを使用する必要はありません。 |
javax.transaction.xa.Xid | リソースマネージャがトランザクションを扱うための識別子インタフェースです。通常、アプリケーションから本インタフェースを使用する必要はありません。 |
注意
アプリケーションで利用できるJTAは、UserTransactionインタフェースです。
TransactionManagerインタフェースは、アプリケーション内で利用できません。