本節ではPRIMECLUSTERに作成したMQDクラスタサービスの環境を削除する手順について、以下の順番で説明します。
サービス登録の削除
状態遷移プロシジャのリソース削除・プロシジャファイルの削除
MQDの環境を削除する
クラスタ運用管理ビューを使用して、サービス登録を削除します。
状態遷移プロシジャのリソース削除およびプロシジャファイルの削除は、それぞれPRIMECLUSTERのコマンドを使用して行います。コマンドの詳細は“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。格納と登録を行うスクリプトのひな型を以下のファイルで提供しています。
基本機能用
スクリプトのひな型は、以下のファイルで提供しています。
/opt/FJSVmqd/sample/DELPROC_MQD_INTERSTAGE
状態遷移プロシジャファイルのひな型は、以下の内容に設定しています。
状態遷移プロシジャファイル名: MQD001.MQD_INTERSTAGE
リソースクラス: 基盤アプリケーションクラス(BasicApplication)
拡張機能用
スクリプトのひな型は、以下のファイルで提供しています。
/opt/FJSVmqd/sample/DELPROC_MQDNSGW_INTERSTAGE (拡張機能用)
状態遷移プロシジャファイルのひな型は、以下の内容に設定しています。
状態遷移プロシジャファイル名: MQD001.MQDNSGW_INTERSTAGE
リソースクラス: 基盤アプリケーションクラス(BasicApplication)
MQDの拡張機能の環境を削除します。MQDの拡張機能はMQDの基本機能の環境を削除する際に、一括して削除することが可能ですので、ここでは何もせず、MQDの基本機能の環境を削除するに進んでもよいです。
MQDの拡張機能の環境は片側のノードのみで実施します。MQD用のディスクリソースがオンラインになっているノードで各拡張機能の環境削除コマンドを実行してください。
イベントチャネル連携サービスの場合
イベントチャネル連携サービスをCORBAサービスから削除するコマンド(mqdnsgwrlsserver)はInterstageを起動した状態で、双方のノードで実行してください。
MQDの環境を運用系ノード、待機系ノードともに削除します。双方のノードの環境削除順序は問いません。環境を-hオプション指定で作成していないノードで環境削除を行う場合は、切替えディスクにアクセスできる状態でなければなりません。