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Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書

3.3.1 mqdsetup (環境を作成する)

名前

  mqdsetup  -  MQDシステムを作成する。

形式

mqdsetup [-s sysname] -f filename [-g mqdusers] [ {-n | -p} ]

mqdsetup [-s sysname] -f filename [-g mqdusers]

機能説明

  本コマンドは、MQDのシステム環境を新規に作成するコマンドです。


  MQDのシステム環境の作成を行うことにより、MQDがWindows®のサービスとして登録されます。サービス名は、“MessageQueueDirector MQDシステム名”です。

  以下に、本コマンドのオプションとパラメタを示します。

-s sysname

  作成するMQDのシステム環境の名前(MQDシステム名)を指定します。MQDシステム名は“MQD”で始まる8文字以内の英数字とアンダースコアで指定します。英字の大文字と小文字の区別はされません。英小文字は英大文字として扱われます。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。

-f filename

  MQD環境定義ファイルのファイル名を指定します。

-g mqdusers


  MQD利用者グループ名を指定します。このパラメタを省略した場合、Administratorsローカルグループのユーザと“SYSTEMアカウント”だけがMQDを運用できます。


  MQD利用者グループ名を指定します。イベントチャネル連携サービスを使用する場合は、MQD利用者グループとInterstage運用グループを同一にしてください。このパラメタを省略した場合、MQD利用者グループ名はInterstage運用グループとなります。

{-n|-p}

  MQDの起動形態を指定します。このパラメタを省略した場合は、MQDのサービス(MQDの拡張機能)の起動も行われます。未反映のサービス定義の反映は行われません。

  -n: 未反映のサービス定義を反映してからMQDのサービス(MQDの拡張機能)を起動する
  -p: MQDのサービス(MQDの拡張機能)を起動しない

  このパラメタで設定したMQDの起動形態は、以下のいずれかの場合に有効となります。

注意事項

使用例

  MQD環境定義ファイル名 mqdenv.def、MQD利用者グループ名 mqdusers、MQDシステム名 MQD001 でMQDシステムを作成します。

mqdsetup -f mqdenv.def -g mqdusers