名前
mqdsetup - MQDシステムを作成する。
形式
mqdsetup [-s sysname] -f filename [-g mqdusers] [ {-n | -p} ]
mqdsetup [-s sysname] -f filename [-g mqdusers]
機能説明
本コマンドは、MQDのシステム環境を新規に作成するコマンドです。
MQDのシステム環境の作成を行うことにより、MQDがWindows®のサービスとして登録されます。サービス名は、“MessageQueueDirector MQDシステム名”です。
以下に、本コマンドのオプションとパラメタを示します。
作成するMQDのシステム環境の名前(MQDシステム名)を指定します。MQDシステム名は“MQD”で始まる8文字以内の英数字とアンダースコアで指定します。英字の大文字と小文字の区別はされません。英小文字は英大文字として扱われます。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。
MQD環境定義ファイルのファイル名を指定します。
MQD利用者グループ名を指定します。このパラメタを省略した場合、Administratorsローカルグループのユーザと“SYSTEMアカウント”だけがMQDを運用できます。
MQD利用者グループ名を指定します。イベントチャネル連携サービスを使用する場合は、MQD利用者グループとInterstage運用グループを同一にしてください。このパラメタを省略した場合、MQD利用者グループ名はInterstage運用グループとなります。
MQDの起動形態を指定します。このパラメタを省略した場合は、MQDのサービス(MQDの拡張機能)の起動も行われます。未反映のサービス定義の反映は行われません。
-n: 未反映のサービス定義を反映してからMQDのサービス(MQDの拡張機能)を起動する
-p: MQDのサービス(MQDの拡張機能)を起動しない
このパラメタで設定したMQDの起動形態は、以下のいずれかの場合に有効となります。
Windows®の[サービス]画面のスタートアップパラメタに何も指定せずにMQDを起動した場合
Windows®のサービスの[スタートアップ]画面でスタートアップの種類に“自動”を設定し、Windows®のシステム起動時にMQDを起動した場合
注意事項
本コマンドは、スーパユーザだけが実行できます。
本コマンドを実行する前に、MQD利用者グループの作成とMQD環境定義ファイルの作成を行っておく必要があります。作成方法については、“2.2.3 MQD利用者グループの作成”および“2.2.4 MQD環境定義の作成”を参照してください。
使用例
MQD環境定義ファイル名 mqdenv.def、MQD利用者グループ名 mqdusers、MQDシステム名 MQD001 でMQDシステムを作成します。
mqdsetup -f mqdenv.def -g mqdusers |