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Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド

1.3.2 保護するべき資源

  一般的なJ2EEアプリケーションを使用する際に保護するべき資源について説明します。

1.3.2.1 J2EEアプリケーション運用時に使用する機能

  一般的なJ2EEアプリケーションを運用する場合、以下に示す機能を使用することができます。

  どの機能を使用するかは、利用者のアプリケーションプログラムの構成によって変わります。ここであげた機能が、すべてのJ2EEアプリケーションで使用されているわけではありません。

1.3.2.2 保護対象資源

  J2EEアプリケーションで可能な機能を使用する場合、以下に示す資源が使用されます。高度なセキュリティ対策が要求される場合は、これらの資源をセキュリティ上の保護対象とすることが望まれます。

機能

保護対象資源

利用者の認証

認証に使用されるパスワード

Webサーバへの接続(Interstage HTTP Serverを利用する場合)

Interstage HTTP Server用ログファイル

  • アクセスログ

  • エラーログ

ServletおよびEJBの呼び出し

IJServer用ログファイル

  • コンテナログ

  • コンテナ情報ログ

データベースからのデータ読み込み

  • データベース内のログ

  • データベース内のデータ

データベースへのデータ書き込み

  • データベース内のログ

  • データベース内のデータ

Webサーバの動作環境設定(Interstage HTTP Serverを利用する場合)

Interstage HTTP Server用環境定義ファイル

ServletおよびEJB実行環境の設定

IJServer環境用定義ファイル

J2EEアプリケーションの配備

配備対象であるEAR、WAR、JAR、RARファイル

セション情報のリカバリ

セションリカバリ用永続化ファイル