ノード間の通信環境に異常が発生した場合の対処について説明します。
正系ノードと副系ノードのDBミラーリングシステムを接続しているノード間の通信環境の異常を検知した場合には、DBミラーリングサービスをリカバリ停止してから、ノード間の通信環境をリカバリする必要があります。
操作の手順
データベースサーバ1の操作
dxsvstopコマンドのrオプションを実行してDBミラーリングサービスをリカバリ停止します。
$ dxsvstop -r
ノード間の通信環境の異常に対するリカバリ作業を行います。
dxsvstartコマンドのcオプションを実行して正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
$ dxsvstart -c
データベースサーバ2の操作
ノード間の通信環境の異常を通知するメッセージを確認します。
SYMFOWARE_SYMDX: WARNING: 22001: Timeout occurred by other node monitoring.
dxsvstopコマンドのrオプションを実行してDBミラーリングサービスをリカバリ停止します。
$ dxsvstop -r
ノード間の通信環境の異常に対するリカバリ作業を行います。
dxsvstartコマンドのrオプションを実行して副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
$ dxsvstart -r
注意
副系ノードでの異常が原因で、ノード間の通信環境の異常として検知している可能性があります。副系ノードで異常が発生していないかをメッセージなどから調査する必要があります。
正系ノードまたは副系ノードのシステムログに以下のメッセージが出力された場合は、正系ノードと副系ノードの両方でDBミラーリングサービスをリカバリ停止し、ノード間の通信環境の異常に対するリカバリ作業を実施した後でモニタデーモンを再起動します。
SYMFOWARE_SYMDX: ERROR: 32001: Error occurred during communication processing.