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Symfoware Server V10.1.0  Mirroring Controller運用ガイド

2.1.5 DBミラーリングサービスの開始

正系ノードと副系ノードのDBミラーリングサービスを開始して、DBミラーリングシステムの運用が実施できる状態にします。

DBミラーリングサービスは、正系ノードのDBミラーリングサービスと、副系ノードのDBミラーリングサービスがあります。

表2.1 DBミラーリングサービスの種別

DBミラーリングサービス種別

DBミラーリングサービス実施ノード

各ノードに対して利用者が可能なこと

正系ノードのDBミラーリングサービス

正系ノード

データベースの参照と更新

副系ノードのDBミラーリングサービス

副系ノード

データベースの参照

正系ノードの操作

正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

$ dxsvstart -c

注意

必ず正系ノードのDBミラーリングサービスから開始してください。
正系ノードのDBミラーリングサービスを開始した後に、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

副系ノードの操作

副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

$ dxsvstart -r

注意

必ず正系ノードのDBミラーリングサービスを開始した後に、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始してください。

両ノード共通の操作

各ノードでDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

dxinfコマンドを実行し、それぞれのノードで “Status”が以下のとおりに表示されていることを確認します。

以下にDBミラーリングサービスの開始確認の例を示します。

DBミラーリングサービスの開始確認の例

$ dxinf 

dxinf DATE:2009/09/20 TIME:21:15:32
RDB-NAME          : dup1
Host-Name         : DBSVR1      
IP-address        : 10.255.255.128
Node
  Status Service   S-Scr   RDB     Switch
  C      normal    normal  -       -
Monitoring
  Polling DB_Timeout DB_Inh DB_Down
  start   start      stop   start

RDB-NAME          : dup2
Host-Name         : DBSVR2
IP-address        : 10.255.255.129
Node
  Status Service   S-Scr   RDB     Switch
  R      normal    normal  -       enable
Monitoring
  Polling DB_Timeout DB_Inh DB_Down
  start   start      stop   start 

注意

2つのノードで、同時に同じ種別のDBミラーリングサービスを開始することはできません。

参考

正系ノードのDBミラーリングサービスは、主に以下の処理を行います。

  • データベースサーバおよびデータベースの異常監視

  • データベース二重化処理

また、副系ノードのDBミラーリングサービスは、主に以下の処理を行います。

  • 正系ノードの異常監視

  • データベース二重化処理