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Symfoware Active DB GuardV10.1.0 設計・セットアップガイド

B.3.3 反映常駐スレッドの多重度数のチューニング

RERUNログ反映処理では、トランザクションをDSIごとに分割し時系列に反映を行うため、反映常駐スレッド数を増やすことにより性能向上が可能です。

rdbbcpfmコマンドでRERUNログ反映性能情報を取得し、反映常駐スレッドビジー時間(項目名:EmptyTime)の値をもとに、反映常駐スレッドの多重度数のチューニングを行います。

注意

  • 特定のDSIにアクセスが集中した場合、反映常駐スレッド単位の反映時間(項目名:RefTime)が極端に大きな値のスレッドが存在する傾向があります。この場合は、DSI分割の見直しを行うことを推奨します。

  • rdbbconlineコマンドによるログ反映モードのオンラインが失敗した場合は、反映常駐スレッドの多重度数が多すぎる可能性があります。RLP動作環境ファイルのREF_EXEC_NUMパラメタの指定値を見直してください。

反映常駐スレッドの多重度数の目安

多重度数をチューニングする場合は、以下のような目安があります。

多重度数 = CPU数 × 反映多重度係数
反映多重度係数

反映多重度係数は5を指定して、その値からチューニングを行うことを推奨します。

注意

多重度数の最小値は2です。