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Symfoware Active DB GuardV10.1.0 設計・セットアップガイド

A.3.1 RLP管理オブジェクトの容量見積り

RLP管理オブジェクトの容量見積りについて説明します。

RLP管理オブジェクトは両システムに作成します。

RLP管理オブジェクトスペース量の見積り値として、以下の値を参考にしてください。この見積り値は、容量に十分な余裕を持たせた値となっています。

表A.1 見積り値

DSI数

RLP管理オブジェクトスペース量

1000

10M

5000

37M

10000

71M

100000

684M

1000000

6800M ≒ 6.8G


RLP管理オブジェクトの容量見積りを詳細に行う場合は、以下の表をもとに各情報のスペース量を算出します。
算出されたスペース量の合計値がRLP管理オブジェクトのスペース量です。

表A.2 RLP管理オブジェクトの見積り

情報名

種別

格納構造

見積り要素またはスペース量

備考

資源対応関係管理情報

SEQUENTIAL構造

レコード長=1086byte
ページ長=32KB
ページ内格納域長=32674
ページ超えレコード=なし
ページ内レコード数=30
総レコード数=対象の表のDSI数

左記を元にスペース量を見積りしてください。

インデックス(主キー)

BTREE構造のデータ部

エントリ長=32
セクション長=322
ページ内セクション数=25
ページ内エントリ数=125
表のレコード数=対象の表のDSI数
ページ長=8KB

左記を元にデータ部のページ数を算出し、データ部のスペース量を見積りしてください。

BTREE構造のインデックス部

エントリ長=24
セクション長=242
ページ内セクション数=16
ページ内エントリ数=80
データ部のページ数=上記“BTREE構造のデータ部”を参照
ページ長=4KB

左記を元にインデックスレベル、インデックス部ページを算出し、インデックス部のスペース量を見積りしてください。

インデックス(二次キー)

BTREE構造のデータ部

エントリ長=32
セクション長=322
ページ内セクション数=25
ページ内エントリ数=125
表のレコード数=対象の表のDSI数
ページ長=8KB

左記を元にデータ部のページ数を算出し、データ部のスペース量を見積りしてください。

BTREE構造のインデックス部

エントリ長=24
セクション長=242
ページ内セクション数=16
ページ内エントリ数=80
データ部のページ数=上記“BTREE構造のデータ部”を参照
ページ長=4KB

左記を元にインデックスレベル、インデックス部ページを算出し、インデックス部のスペース量を見積りしてください。

メッセージ連携管理情報

SEQUENTIAL構造

512KB

スペース量は、固定です。

インデックス(主キー)

BTREE構造のデータ部

205KB

BTREE構造のインデックス部

51KB

インデックス(二次キー)

BTREE構造のデータ部

205KB

BTREE構造のインデックス部

51KB

RERUNログ反映状態管理情報

SEQUENTIAL構造

レコード長=1078byte
ページ長=32KB
ページ内格納域長=32674
ページ超えレコード=なし
ページ内レコード数=30
総レコード数=対象の表のDSI数

インデックス

BTREE構造のデータ部

資源対応関係管理情報と同じ

BTREE構造のインデックス部

資源対応関係管理情報と同じ

RERUNログ抽出ファイル管理情報

SEQUENTIAL構造

512KB

スペース量は、固定です。

インデックス

BTREE構造のデータ部

410KB

BTREE構造のインデックス部

102KB

※圧縮率、データ部の使用率などの推奨値は、“Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。なお、RLP管理オブジェクトの場合は、表、インデックス共通で安全率=3.0を推奨します。

ポイント

RLP管理オブジェクト(RLP単位の表とインデックスのDSI)は、メモリ常駐することを推奨しています。RLP管理オブジェクトをメモリ常駐する場合のメモリ容量の見積りは、上記の容量見積りをもとに算出してください。
もし、システムのメモリ量の関係ですべてのデータをメモリ常駐できない場合は、少なくともインデックスに関してはメモリ常駐し、表については極力多くのメモリを割り付けるようにしてください。
メモリ常駐については“B.4 BC管理DBのチューニング”を参照してください。

参照

見積り要素からスペース量の算出を行う場合の見積り式については、“Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。