通信状態の表示について説明します。
アプリケーションサーバからの操作で、データベースサーバとの通信状態を表示することができます。
フェイルオーバ運用で、データベースサーバとの通信状態を表示する場合
$ apcnet
apcnet DATE:2007/01/10 TIME:10/30/55
(1) (2) (3) (4)
System Host Status Cause
rdbsys1 host1 online -
(rdbsys1) host2 online -
rdbsys2 - offline CON
rdbsys3 - offline RTY(1)RDBシステム名
()付きは待機ノードを示します。
運用ノードのStatusが“offline”の場合は、待機ノードは表示されません。
(2)ホスト名
Statusが“offline”の場合は、ホスト名は“-”で表示されます。
(3)通信状態
online : 通信可能な状態を示します。
offline : 通信不可能な状態を示します。
(4)通信不可能状態の場合の原因
CON : apcstartを実行した結果、通信異常が発生したことを
示します。
RTY : “online”で通信異常が発生したことを示します。
- : 通信可能な状態を示します。ロードシェア運用で、データベースサーバとの通信状態を表示する場合
$ apcnet
apcnet DATE:2007/01/10 TIME:10/30/55
(1) (2) (3) (4)
System Host Status Cause
rdbsys1 host1 online -
rdbsys2 - offline CON
rdbsys3 - offline RTY
(5) (2) (3) (4)
Group Host Status Cause
grp1 host1 online -
(grp1) host2 online -
grp2 - offline CON
grp3 - offline RTY
(1)RDBシステム名
(2)ホスト名
Statusが“offline”の場合は、ホスト名は“-”で表示されます。
(3)通信状態
online : 通信可能な状態を示します。
offline : 通信不可能な状態を示します。
(4)通信不可能状態の場合の原因
CON : apcstartを実行した結果、通信異常が発生したことを
示します。
RTY : “online”で通信異常が発生したことを示します。
- : 通信可能な状態を示します。
(5)ロググループ名
引継ぎ先ノードが()付きで表示されます。
引継ぎ元ノードが通信不可能状態の場合は、引継ぎ先ノードは表示されません。
パターン1:online -(a)→ offline(RTY) -(b)→ online パターン2:アプリケーションサーバ未起動 -(c)(apcstart)→ offline(CON) -(d)→ online
(a)“online”で通信異常が発生すると、“offline”へ遷移します。
データベースサーバがフェイルオーバ運用またはロードシェア運用を
行っている場合は、定期的に待機ノードまたは引継ぎ先ノードと通信の再開を試みます。
この通信再開中の状態が“RTY”になります。
(b)フェイルオーバ運用またはロードシェア運用時、データベースサーバのダウンが
通信異常の原因である場合は、待機系の運用系への切替えまたは縮退と
同時に自動的に“online”へ遷移します。
(c)apcstartコマンド実行時に通信異常が発生すると、
“offline(CON)”へ遷移します。
また、定期的に通信回線の接続を試みます。
(d)通信回線の接続に成功すると“online”へ遷移します。