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Symfoware Server V10.1.0 Connection Managerユーザーズガイド

2.7 PRIMECLUSTERとの連携について

Connection Managerでは、PRIMECLUSTERと連携することで、フェイルオーバ運用が可能となります。

フェイルオーバは、クラスタシステムにおいて、1台のノードに異常が発生した場合、そのノード(運用系のConnection Manager)で稼動していた業務を別のノード(待機系のConnection Manager)に引継ぐ機能です。フェイルオーバを行うための運用を、フェイルオーバ運用と呼びます。

また、本機能を使用することで、Interstageと連携したConnection Managerのクラスタ環境の構築が可能になります。

注意

接続先のデータベースサーバがDBミラーリングシステムで、アプリケーションサーバのConnection ManagerがGCMの場合、本機能を使用することはできません。

機能概要

PRIMECLUSTERとの連携により、アプリケーションサーバ側とデータベースサーバ側で、以下の機能を実現します。

運用形態

フェイルオーバ運用における運用形態には以下があります。

1:1運用待機

1つのノードで1つの運用系または待機系が動作する形態です。この形態は、運用系の異常時にフェイルオーバすることで業務の継続が可能なため、信頼性の高いシステムが構築できます。

カスケード

1つのノードで1つの運用系が動作し、その他の複数のノードで待機系が動作する形態です。この形態は、1:1運用待機と比べ、二重故障が発生しても業務の継続が可能となり、可用性の高いシステムが構築できます。また、長期的なノードの保守やノードの故障により1つのノードを起動できない場合でも、運用待機の構成を保証することができます。

SolarisSolarisの場合

セットアップ方法の詳細については、“付録C Connection ManagerとPRIMECLUSTERとの連携(Solarisの場合)”を参照してください。

LinuxLinuxの場合

セットアップ方法の詳細については、“付録D Connection ManagerとPRIMECLUSTERとの連携(Linuxの場合)”を参照してください。