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Symfoware Server V10.1.0 クラスタ導入運用ガイド

7.3.3 ローデバイスの作成

PRIMECLUSTER GDS上にSymfoware/RDBが使用するローデバイスを作成してください。

ローデバイスは以下の3種類のGDSクラスに分けて作成する必要があります。

また、ローデバイスに配置する資源については、“表1.3 ロードシェア運用におけるSymfoware Serverを構成するファイルの種別と配置先”を参照してください。

参照

  • ローデバイスに配置する各種資源の見積り式については、“セットアップガイド”を参照してください。

  • PRIMECLUSTER GDSをローデバイスとして使用する場合のディスクパーティションの設定方法については“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。

ローデバイスの作成手順

ローデバイスの作成手順について説明します。

RHEL-AS4の場合
  1. PRIMECLUSTER GDSを使用してボリュームを作成します。
    ボリュームは、全ノードからアクセス可能なように設定してください。

  2. /etc/sysconfig/rawdevicesを編集します。

    ブロック特殊ファイルを指定してください。

    修正例を以下に示します。

    /dev/raw/raw30 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001
    /dev/raw/raw31 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002
  3. udevによりローデバイスのアクセス権が正しく設定されるように、/etc/udev/permissions.d/ディレクトリにある追加パーミッションルールファイルを必要に応じて編集します。

  4. ntsysvコマンドを実行し、“rawdevices”を選択します。すでに“rawdevices”が有効になっている場合は、以下のコマンドを実行して/etc/sysconfig/rawdevicesファイルの変更内容を反映してください。

    $ /sbin/service rawdevices restart

なお、ローデバイスに対して初期化を行う必要はありません。

注意

Symfoware/RDBで使用するローデバイスは、rawコマンドで作成したものを使用してください。Symfoware/RDBの運用に必要なローデバイスに対してリンクを作成しないでください。

参照

  • rawコマンド、ntsysvコマンド、udevおよびシステムファイルの編集の詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。

  • PRIMECLUSTER GDSの詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。

RHEL5またはRHEL6の場合

PRIMECLUSTER GDSを使用してボリュームを作成します。
ボリュームは、全ノードからアクセス可能なように設定してください。

参照

PRIMECLUSTER GDSの詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。

アクセス権の設定

アクセス権の設定を行います。

参照

アクセス権の設定については、“セットアップガイド”を参照してください。