PRIMECLUSTER GDS上にSymfoware/RDBが使用するローデバイスを作成してください。
ローデバイスは以下の3種類のGDSクラスに分けて作成する必要があります。
CapitalシステムでアクセスするGDSクラス
RDBディクショナリやシステムロググループ用の各種資源(RDBディレクトリファイル、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、インダウトログファイル、アーカイブログファイル)を配置するGDSクラスです。
SatelliteシステムでアクセスするGDSクラス
データベーススペースやユーザロググループ用の各種資源(RDBディレクトリファイル、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、インダウトログファイル、アーカイブログファイル)を配置するGDSクラスです。
CapitalシステムとSatelliteシステムの両方からアクセスするGDSクラス
ロググループ管理ファイルを配置するGDSクラスです。
また、ローデバイスに配置する資源については、“表1.3 ロードシェア運用におけるSymfoware Serverを構成するファイルの種別と配置先”を参照してください。
参照
ローデバイスに配置する各種資源の見積り式については、“セットアップガイド”を参照してください。
PRIMECLUSTER GDSをローデバイスとして使用する場合のディスクパーティションの設定方法については“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。
ローデバイスの作成手順
ローデバイスの作成手順について説明します。
PRIMECLUSTER GDSを使用してボリュームを作成します。
ボリュームは、全ノードからアクセス可能なように設定してください。
/etc/sysconfig/rawdevicesを編集します。
ブロック特殊ファイルを指定してください。
修正例を以下に示します。
/dev/raw/raw30 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /dev/raw/raw31 /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002
udevによりローデバイスのアクセス権が正しく設定されるように、/etc/udev/permissions.d/ディレクトリにある追加パーミッションルールファイルを必要に応じて編集します。
ntsysvコマンドを実行し、“rawdevices”を選択します。すでに“rawdevices”が有効になっている場合は、以下のコマンドを実行して/etc/sysconfig/rawdevicesファイルの変更内容を反映してください。
$ /sbin/service rawdevices restart
なお、ローデバイスに対して初期化を行う必要はありません。
注意
Symfoware/RDBで使用するローデバイスは、rawコマンドで作成したものを使用してください。Symfoware/RDBの運用に必要なローデバイスに対してリンクを作成しないでください。
参照
rawコマンド、ntsysvコマンド、udevおよびシステムファイルの編集の詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。
PRIMECLUSTER GDSの詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。
PRIMECLUSTER GDSを使用してボリュームを作成します。
ボリュームは、全ノードからアクセス可能なように設定してください。
参照
PRIMECLUSTER GDSの詳細については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。
アクセス権の設定
アクセス権の設定を行います。
参照
アクセス権の設定については、“セットアップガイド”を参照してください。