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Symfoware Server V10.1.0 アップデート情報

4.2.2 x86版

No.

バージョン
レベル

P番号

現象

EE

SE

1

V10.1.0

PG38319

以下の条件を満たす時、Symfoware/RDBがqdg02842u(※)のメッセージを出力してダウンする場合があります。

(※) qdg02842u:シグナル6を受信したためRDBIIシステム空間が異常終了しました

  1. CREATE PROCEDURE文でプロシジャルーチンを以下のいずれかの方法で定義する。かつ、

    • rdbddlexコマンドで定義する。または、

    • アプリケーションから、EXECUTE文またはEXECUTE IMMEDIATE文により定義する。

  2. 前述1.のプロシジャルーチンに対し、新たにrdbddlexコマンドまたはアプリケーションから、以下のいずれかの方法で削除する。

    • 当該プロシジャルーチンに対してDROP PROCEDURE文を実行する。

    • 当該プロシジャルーチン内で参照している表に対して、CASCADE指定のDROP TABLE文を実行する。

    • 当該プロシジャルーチンを含むスキーマに対して、CASCADE指定のDROP SCHEMA文を実行する。

2

PG44815

[現象1]

以下のいずれかの条件の時、qdg02842uを出力しSymfoware Serverがダウンする場合がある。

[条件1]

  1. データベースの文字コード系と、応用プログラムの文字コード系が異なる。かつ、

  2. CONNECT文を実行する。または、DML文が、文字列型。または、各国語文字列型を扱う場合。

[条件2]

  1. Symfoware/RDBの文字コード系とデータベースの文字コード系が異なる場合。かつ、

  2. XMLアダプタを利用している。かつ

  3. rdbinfコマンドにおいて-xml pathオプションを指定している。

[条件3]

  1. Symfoware/RDBの文字コード系とデータベースの文字コード系が異なる場合。かつ、

  2. Linkexpress Replication optionを使用したレプリケーション運用において、lxrepcreコマンド(注1)の入力ファイルにWHEREを指定している。

注1) Linkexpress Replication optionの抽出定義を作成するコマンドです。

詳細は、Linkexpress Replication optionのマニュアルを参照してください。

[現象2]

以下のいずれかの条件の時、以下のメッセージが出力され、メッセージ内容からエラー原因を特定することができない場合がある。

・JYP2063E:コード変換に失敗しました.

・JYP2532E:プロシジャルーチンのパラメタ変数のコード変換に失敗しました.

・JYP2209E:出力ホスト変数へのコード変換で変換できない文字があります.

[条件1]

  1. データベースに格納されるデータの文字コード系と、応用プログラムの文字コード系が異なる。かつ、

  2. DML文が、文字列型。または、各国語文字列型を扱う場合。

[条件2]

  1. データベースに格納されるデータの文字コード系と、応用プログラムの文字コード系が異なる。かつ、

  2. プロジシャルーチンをCALLする。かつ、

  3. 以下のいずれかの条件を満たす場合。かつ、

    1. プロシジャルーチンでINパラメタ、または、INOUTパラメタを指定する。または、

    2. プロシジャルーチン内で実行するDML文に値指定、または、列指定を指定する。

  4. 3.で指定するデータ型が、文字列型、または、各国語文字列型の場合。

※1 データの文字コード系は以下から確認できます。

-クライアント用動作環境ファイルのCHAR_SETに指定したコード系

-CHAR_SETを省略した場合、応用プログラムの文字コード系

また、応用プログラムの文字コード系は以下から確認できます。

-OSがSolaris、またはLinuxの場合

環境変数LANGに指定された文字コード系

-OSがWindowsの場合

SJIS

※2 Symfoware/RDBの文字コード系は、以下のコマンドのRDBCODEの項で確認できます。

pkgparam -v FSUNrdb2b

※3 データベースの文字コード系は、以下のコマンドで確認できます。

rdbprt -m CODE

3

PG58422

[現象]

SET STATISTICS文を実行すると、qdg02842u(※)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

または、以下のいずれかのメッセージを出力してSET STATISTICS文の実行が異常終了する場合があります。

JYP4600E "@1@"で文が終了しています

JYP4601E "@1@"の後ろに余分なオペランド"@2@"が指定されています

(※) qdg02842u シグナルd*を受信したためRDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM)Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows

[発生条件]

  1. SET STATISTICS文を実行する。かつ、

  2. SET STATISTICS文にFILEオペランドを指定し最適化情報を記述したファイル名を指定している。かつ、

  3. 最適化情報を記述したファイルの最終行に改行を指定していない。かつ、

  4. 最適化情報を記述したファイルの最終行が以下のいずれかを満たしている。

    1. 数字のみを指定している。かつ、数字で行が終了している。(注1)

    2. 文字列(注2)を1個のみ指定している。かつ、文字列で行が終了している。(注3)

(注1)数字の前後に半角空白、またはタブが指定されている場合も該当

以下、数字で行が終了している例。(△:半角空白、^:タブ、[EOF]:行の最後)

123[EOF]

123△[EOF]

123^[EOF]

(注2)半角空白、タブ、等号(=)、またはカンマ(,)以外の文字で構成される文字列

(注3)以下、文字列で行が終了している例。([EOF]:行の最後)

ABC[EOF]

ABC123[EOF]

4

PG59340

[現象]

rdbupsコマンドを実行すると、qdg02842u(※)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

(※) qdg02842u:シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました.

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows または、

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. 表に対して複数のインデックスのDSIが定義されている。かつ、

  2. 一部のインデックスのDSIが以下いずれかの状態の場合。かつ、
    ()は本来出力すべきエラーメッセージになります。

    1. DSIが非活性、または、定義直後の状態(qdg02520u)

    2. DSIは他の利用者が参照または更新中(qdg03204u)

    3. DSIが更新抑止または参照更新抑止の状態(qdg12040u)

    4. DSIは他の利用者が参照または更新中(qdg03204u)

    5. データベーススペースが参照更新抑止の状態(qdg12042u)

    6. DSIがインダウト閉塞状態(qdg12814u)

    7. 指定された監査ログエレメントがフラッシュトリートメント閉塞状態(qdg13438u)

    8. インデックスのDSIがインダウトリカバリ不可閉塞状態(qdg13945u)

    9. インデックスのDSIがアクセス禁止状態(qdg12190u)

    10. RDBIIディクショナリがインダウト閉塞状態(qdg12816u)

    11. データベーススペースがアクセス禁止状態(qdg12044u)

    12. メモリ不足(qdg12071u,qdg12874u)

  3. 表、または、DSO指定でrdbupsコマンドを実行した場合。

5

PG61276

[現象]

以下に示す環境・発生条件のとき、Connection ManagerまたはSymfoware/RDBが以下のメッセージを出力して異常終了する場合があります。

<Connection Managerを使用している場合>

apc00008u:Connection Manager system process has been abnormally terminated because it received signal d*.

d*:シグナル番号。-1073741819(Windows)または11(UNIX系)。

<Connection Managerを使用していない場合>

qdg02842u:シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しましたs*

d*:シグナル番号。-1073741819(Windows)または11(UNIX系)。

s*:RDBシステム名。マルチRDBの場合のみ出力。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

- Solaris(TM) Operating System

- Linux

- Windows

- UXP/DS

[発生条件]

  1. 以下のいずれかのアプリケーションを使用する。かつ、

    • 埋込みSQLを使用したC言語またはCOBOL言語のアプリケーション

    • JDBCを使用したJavaアプリケーション

    • ODBCアプリケーション

  2. 1つのアプリケーションプロセスから複数のRDBシステム(※1)に接続する。かつ、

  3. 接続方法がローカル接続(※2)である。かつ、

  4. アプリケーション内で2)で接続したコネクションを切断せずに、アプリケーションプロセスを終了する。

※1 Connection Managerを使用している場合も含みます。

(1つのアプリケーションプロセスから、1つのRDBシステムに対して、Connection Managerを使用して接続したコネクションと、ローカル接続したコネクションが存在する場合も該当します。)

※2 Connection Managerを使用している場合、アプリケーション-Connection Manager間は、ローカル接続となります。

6

PG61453

[現象]

JYP1006E データ受信中にサーバとの通信が切断されました.

のメッセージを表示しSymfoware/RDBがダウンします。

[環境]

  • Solaris(TM)Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

  1. SET SYSTEM PARAMETER文で、セキュリティパラメタAUDIT_MANAGE=YESを設定している。かつ、(※)

  2. 監査ログデータベースを作成している。かつ、

  3. アプリケーションから静的SQL文で監査ログデータベースを参照する。かつ、

  4. 3.のアプリケーションで実行するSQL文の長さが32000バイトを超える場合。

(※)以下のコマンドで、セキュリティパラメタの状態を確認できます。

rdbprt -m PARAM

7

PG62265

[現象]

利用者制御機能を使用してコネクションを接続すると、MAX_CONNECTIONの実行資源数に達していないにも関わらず以下のメッセージを出力しエラーとなる場合があります。

『JYP2608E利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “1”』

[環境]

以下のOSである場合。

- Solaris(TM)Operating System または、

- Linux

[発生条件]

  1. 利用者制御機能を利用している。かつ、

  2. ユーザパラメタの"MAX_CONNECTION"に0以外の値を指定している。かつ、

  3. 以下のいずれかの場合。

    • アプリケーションからコネクション接続時にエラー(*)が発生している。または、

    • SET SESSION AUTHORIZATION文実行時にエラー(*)が発生している。

(*)ここで発生しうるエラーは以下の通りです。

◇メモリ関連 :

- メモリ不足(JYP5007E、JYP5006E)

◇環境関連 :

- コード変換ライブラリの不備(JYP1068U、JYP1080U)

- アクセスプラン、SQL_TRACEのファイルオープンエラー(JYP2600U、JYP2602U)

- TRACEFILE_USEにNOを指定して調査用ファイルの取得(JYP2604U)

◇パラメタ関連 :

- INCLUSION_DSIの指定誤り(JYP1050E)

- DSO_LOCKの指定誤り(JYP1051E)

- WORK_PATHの指定誤り(JYP1056E)

- R_LOCK=YESとDSO_LOCKを同時に指定(JYP1060E)

- サーバ用動作環境ファイルの指定値のコード変換でエラー(JYP1041U)

- クライアント用動作環境ファイルの指定値のコード変換でエラー(JYP1033U)

- 標準セキュリティ運用で、システム用動作環境ファイル以外にWORK_PATHを指定

(JYP1082E)

- 利用者制御機能における、実行資源数の制限を超えた(JYP2608)

◇RDBディクショナリアクセス関連 :

- デッドロック(JYP2099E)

- ディクショナリ不整合(JYP5122E)

- I/Oエラー(JYP5037E)

- バッファ枯渇(JYP5008E)

8

PG62951

[現象]

各国語文字列定数に、文字として指定した引用符('')と合わせて32000バイトを超えた文字列を指定すると、以下のメッセージを出力しSymfoware/RDBがダウンします。

- qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  1. Solaris(TM) Operating System または、

  2. Linux または、

  3. Windows

[発生条件]

  1. データベースのコード系が、Unicodeである。かつ、

  2. SQL文に指定した各国語文字列定数に、文字として引用符(※)を指定している。かつ、

  3. 2.を含む文字列の合計バイト数が、各国語文字列型の定量制限値である32000バイトを超えている。

※)文字として引用符(')を指定する場合、引用符(')を2つ連続して記述します。

例)SELECT CLM1 FROM SCH1.TBL1 WHERE CLM1 LIKE N'あいう''''えお’

『あいう''''えお』の文字列の合計バイト数が、32000バイトを超える場合。

9

PG63263

[現象]

以下に示す現象・発生条件のとき、アプリケーションおよび、RDBコマンドが無応答となる場合があります。

[環境]

本障害は以下のOSで発生します。

  • Linux

[発生条件]

  1. データベーススペースへアクセスする際のI/O方式に非同期I/O を使用している。(注)かつ、

  2. データベースへの挿入・更新・削除処理を行っている。 かつ、

  3. 2.で挿入・更新・削除を行ったデータが配置されているデータベーススペースに対して、rdbmrdmpコマンドまたはswstbackupコマンドを実行している。

(注) RDB構成パラメタファイルの定義種別RDBASYNCIOにYESを設定することで使用することができます。

10

PG65282

[現象]

「qdg02842u シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました s* 」を出力し、Symfoware/RDBがダウンします。

[環境]

以下のいずれかの環境の場合。

◆Solaris(TM) Operating System

◇Symfoware Server Enterprise Extended Edition 6.0

913574-18~30,913575-18~30,913576-18~30,913577-18~30

◇Symfoware Server Enterprise Extended Edition 6.0.1

913621-18~32,913622-18~32,913623-18~32,913624-18~32

◇Symfoware Server Enterprise Extended Edition 7.0

T014HS-08~18

◇Symfoware Server Enterprise Extended Edition 7.0.1

T023GS-02~13

◇Symfoware Server Enterprise Extended Edition 7.0.2

T025TS-01~11

◇Symfoware Server Enterprise Extended Edition 8.0.0

T000174SP-01~09

◇Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.0.0, 9.0.0A, 9.1.0

◇Symfoware Server Enterprise Edition 6.0

Symfoware Server Standard Edition 6.0

913578-18~28,913579-18~28

◇Symfoware Server Enterprise Edition 6.0.1

Symfoware Server Standard Edition 6.0.1

913625-17~27,913626-17~27

◇Symfoware Server Enterprise Edition 7.0

Symfoware Server Standard Edition 7.0

T014IS-07~16

◇Symfoware Server Enterprise Edition 7.0.1

Symfoware Server Standard Edition 7.0.1

T023HS-02~11

◇Symfoware Server Enterprise Edition 7.0.2

Symfoware Server Standard Edition 7.0.2

T025US-01~10

◇Symfoware Server Enterprise Edition 8.0.0

Symfoware Server Standard Edition 8.0.0

T000191SP-01~08

◇Symfoware Server Enterprise Edition 9.0.0, 9.0.0A, 9.1.0

Symfoware Server Standard Edition 9.0.0, 9.0.0A, 9.1.0

◆Linux

◇Symfoware Server Enterprise Extended Edition V7.0L10

◇Symfoware Server Enterprise Extended Edition 8.0.0, 8.0.0A, 8.0.1

T000132QP-02~11

◇Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.0.0, 9.0.1, 9.1.0, 9.2.0

◇Symfoware Server Enterprise Edition V6.0L10, V6.0L10A, V6.0L10B

Symfoware Server Standard Edition V6.0L10, V6.0L10A

T00305-15~19

◇Symfoware Server Enterprise Edition V7.0L10

Symfoware Server Standard Edition V7.0L10

T00899-02~12

◇Symfoware Server Enterprise Edition V7.0L10C

Symfoware Server Standard Edition V7.0L10C

T00989-01~11

◇Symfoware Server Enterprise Edition 8.0.0, 8.0.0A

Symfoware Server Standard Edition 8.0.0, 8.0.0A

T000241LP-01~09

◇Symfoware Server Enterprise Edition 9.0.0, 9.0.1, 9.1.0 10.0.0

Symfoware Server Standard Edition 9.0.0, 9.0.1, 9.1.0, 9.2.0 10.0.0 10.0.0A

◆Windows

◇Symfoware Server Enterprise Edition V6.0L10

Symfoware Server Standard Edition V6.0L10

Symfoware Server for Windows V6.0L10

TP08577,TP08773,TP08879,TP09047,TP09220,TP09420,TP09625,

TP09705,TP09831,TP09926

◇Symfoware Server Enterprise Edition V7.0L10, V7.0L10C

Symfoware Server Standard Edition V7.0L10, V7.0L10C

Symfoware Server for Windows V7.0L10, V7.0L10C

TP08709,TP08911,TP09077,TP09257,TP09387,TP09557,TP09637,TP09711,

TP09781,TP09873,TP09998

◇Symfoware Server Enterprise Edition 8.0.0

Symfoware Server Standard Edition 8.0.0

Symfoware Server Base Edition 8.0.0

T00210WP-01~08

◇Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0, 9.1.1 10.0.0 10.0.1

Symfoware Server Standard Edition 9.1.0, 9.1.1 10.0.0 10.0.1

[発生条件1]

  1. 動的パラメタを指定したEXECUTE文を実行する。かつ、

  2. 以下のいずれかの操作を行う。かつ、

    1. rdbexdsiコマンド(-monオプション、-moffオプション、または、-mwオプション)を実行する。または、

    2. rdbddlfixコマンドを実行し、1.のEXECUTE文で参照する表の定義を変更する。または、

    3. SCOPE定義を適用した認可識別子に対するSET SESSION AUTHORIZATION文を実行し、

  3. 1.のEXECUTE文のアクセス対象のDSIの範囲を変更する。

  4. 1.、2.を実行後にCOMMIT文、または、ROLLBACK文を実行する。かつ、

  5. 3.を実行後に、1.と同じSQL文識別子を指定したEXECUTE文を実行する。かつ、

  6. 1.と4.のEXECUTE文が、以下のいずれかである。(*)

    1. SQL記述子を指定している。または、

    2. プログラムソース上で同一行に記述している。

[発生条件2]

  1. 動的パラメタを指定したEXECUTE文を実行する。かつ、

  2. 以下のいずれかの操作を行う。かつ、

    1. rdbalidxコマンド

    2. rdbfmtコマンド

    3. rdbsloaderコマンド

  3. 2.を実行後に、1)と同じSQL文識別子を指定したEXECUTE文を実行する。かつ、

  4. 1.と3.のEXECUTE文が、以下のいずれかである。(*)

    1. SQL記述子を指定している。または、

    2. プログラムソース上で同一行に記述している。

(*)rdbuptコマンドを実行した場合も本条件に該当します。

11

PG65659

[現象]

DSIの削除においてqdg13777u(*1)のエラーメッセージを出力して異常終了後、RDBコマンドまたはアプリケーションを実行するとqdg12695u(*2)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

(*1)qdg13777u:DSIが削除途中の状態でありロールバックが不可能なためデータベースをアクセス禁止状態にしました DB名='s*' DSI名='t*' u*

(*2)qdg12695u:システム障害が発生しました 分類コード=s* 内部コード=(t*) u*

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris または、

  • Linux または、

  • Windows または、

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. 以下のいずれかによりDSIの容量拡張が発生している(*1)。かつ、

    1. 自動容量拡張の場合

      1. 1. 以下のいずれかによりDSIの自動容量拡張を定義している。かつ、

        - rdbalmdsiコマンド

        - CREATE DSI文(EXPAND OFFを指定しない場合)(*2)(*3)

      2. 1.で指定したDSIに対して、以下のいずれかの処理の延長で自動容量拡張が動作する。

        - INSERT文

        - UPDATE文

        - rdbsloaderコマンド

        - rdbsaloaderコマンド

        - rdbsuloaderコマンド

        - rdbuptコマンド

    2. 自動容量拡張以外の場合

      • rdbgcdsiコマンド

      • ALTER DSI文による容量拡張(*2)

  2. 1.のDSIに対して以下のいずれかによりDSIの削除を実行する。かつ、

    • DROP DSI文

    • DROP SCHEMA文(CASCADE指定)

    • DROP TABLE文(CASCADE指定)

    • DROP DSO文(CASCADE指定)

    • DROP INDEX文

  3. 2.の実行中に以下のいずれかの事象が発生し、qdg13777uのエラーメッセージを出力する。かつ、

    • 異常が発生

    • 2.に対してロールバックを実行

    • Symfoware/RDBがダウンした後、Symfoware/RDBを再起動

  4. qdg13777uの利用者の処置に従って1.のDSIの削除を実行していない。かつ、

  5. 4.の後、1.のDSIに対して以下のいずれかを実行した場合。

    • rdbfmtコマンド

    • rdbsloaderコマンド(*4)

(*1)現象の発生するDSIの状態はrdbprtコマンド(DSI指定)の 「Allocation information」の「No(割付け先の数)」から確認することができます。
<現象の発生するDSIの状態>

  • 表のDSIの場合
    割付け先の数が501個以上

  • インデックスのDSIの場合
    割付け先の数が249個以上

(*2)9.1.0以降に利用できる機能

(*3)RDB構成パラメタファイルにRDBEXPDSI=YESまたは、RDBEXPDSIを指定しない場合。

(*4)rdbsloaderコマンドは参照先のメモリ状態によって正常終了する場合があります。
その後、以下のアプリケーション、またはRDBコマンドによりDSIをアクセスした場合、Symfoware/RDBがダウンします。
[アプリケーション]
INSERT文・DELETE文・SELECT文・UPDATE文
[RDBコマンド]
rdbalmdsi・rdbconbf・rdbddlex・rdbdisbf・rdbdmp・rdbexdsi・rdbexecsql・rdbexspc・rdbfmt・rdbgcdsi・rdbinh・rdbmrdmp・rdbmrrcv・rdbpmt・rdbrcv・rdbrcvdic・rdbresident・rdbrls・rdbrtr・rdbsaloader・rdbsetrp・rdbsloader・rdbsuloader・rdbudsi・rdbunl・rdbunlx・rdbups・rdbupt・rdbunlsql

12

PG65663

[現象]

RDBコマンド、または、SQLアプリケーションを実行中に、qdg12695u(※1)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする。

※1)「qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード=s* 内部コード=(t*) u*」

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

- Solaris(TM) Operating System、または、

- Linux、または、

- Windows、または、

- UXP/DS

[発生条件]

  1. RDBコマンド(※2)、または、SQLアプリケーションを実行する。かつ、

  2. 1.を実行中にメモリ不足が発生して異常終了(※3)する。かつ、

  3. 3.RDBコマンド(※4)、または、SQLアプリケーションを実行する。

※2)以下のRDBコマンドが該当。(アルファベット順に記載)

rdbalidx

rdbalmdsi

rdbaltop

rdbconbf

rdbddlex

rdbddlfix

rdbdmp

rdbcploader

rdbexdsi

rdbexecsql

rdbexspc

rdbfmt

rdbgcdsi

rdbhsuty

rdbinf

rdbinh

rdbmrdmp

rdbmrrcv

rdbpmt

rdbprt

rdbrcv

rdbrcvdic

rdbresident

rdbrls

rdbrtr

rdbsaloader

rdbscldir(Vオプション指定)

rdbsetrp

rdbsloader

rdbspcinf

rdbsuloader

rdbudsi

rdbunl

rdbunlx

rdbunlsql

rdbups

rdbupt

注意事項:

上記コマンドは、VLによっては存在しないものもあります。マニュアルのコマンドリファレンスを確認ください。

※3) RDBコマンドは以下のメッセージなどを出力して、コマンドが異常終了。

「qdg12071u 利用可能なメモリが不足しています s*」

「qdg12171u ローカルメモリ不足が発生しました s*」

また、SQLアプリケーションは以下のメッセージなどを出力して、コマンドが異常終了。

「JYP1070E メモリ不足が発生しました」

「JYP5007E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました」

※4) (※2)のRDBコマンドが該当します。なお、[発生条件]1.のRDBコマンド、または、SQLアプリケーションと同じでなくても発生します。

補足) 本現象はメモリ配置によるため、発生条件を満たしても必ず発生するわけではありません。

13

PG65855

[現象]

問合せ指定に結合表を記述したSQL文を実行すると、qdg02842u(※)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンまたは、誤った検索結果が取り出される場合があります。

※) qdg02842u:シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました.

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris または、

  • Linux または、

  • Windows または、

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. SQL文の問合せ指定に結合表を指定する。かつ、

  2. 1.の結合表に対して1.で指定した同じ表(相関名なし)、または、1.と同じ相関名を指定して、さらなる結合を実施する。かつ、

  3. 2.の表または相関名で修飾した列を、2.の結合条件に指定した場合。

以下にSQL文の例を示します。

 SELECT T1.C1 
 FROM S1.T1 
    LEFT JOIN S1.T2
         ON T1.C1=T2.C1 
    LEFT JOIN S1.T2     ←条件2)
         ON T1.C1=T2.C1 ←条件3)

説明)S1.T2が重複して指定されています。
S1.T2の列を結合条件に指定しています。

14

PG66699

[現象]

下記の環境、条件のときに、qdg02842u のメッセージを出力して、Symfoware Server がダウンすることがある。

[環境]

以下のOSである場合。

  • Linux

  • Solaris

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. rdblkinfコマンドを-dオプションを指定して実行している。かつ、

  2. 以下の二つの処理を同時に同一のデータベース資源に対して実行する。かつ、

    2-1)以下の条件のもとでSELECT文を実行する。

    • 並列指定にPARALLELを指定しているか、もしくは、クライアント用動作環境ファイル、サーバ用動作環境ファイルのPARALLEL_SCANにYESを指定している。かつ、

    • トランザクションの独立性水準が、SERIALIZABLE、REPEATABLE READ、READ COMMITTEDのいずれかである。

    2-2)更新のロックをとるSQL文を実行する。更新のロックをとるSQL文は以下のいずれかである。

    • UPDATE文 または、

    • DELETE文 または、

    • 更新可能性句にFOR UPDATEを指定したSELECT文 または、

    • 占有モード指定にEXCLUSIVE LOCKを指定したSELECT文 または、

    • クライアント用動作環境ファイル、または、サーバ用動作環境ファイルのDSO_LOCKパラメタにEXを指定した SELECT文

  3. 2.の後、2-1)のSELECT文を実行したコネクションにおいて、デッドロックが発生する。

15

PG67462

[現象]

SymfoWARE/RDBが"qdg02842u シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました"のメッセージを出力してダウンする場合があります。

[環境]

以下のOSである場合。

  1. Solaris(TM)Operating System または、

  2. Linux または、

  3. Windows

[発生条件]

以下の場合、SymfoWARE/RDBがダウンする場合があります。

  1. アプリケーションがコネクションを接続している状態である。かつ

  2. ネットワークの異常等でSymfoWARE/RDBのサーバが不当なプロトコルを受信した場合。

16

PG67487

[現象]

最適化情報のファイルを記述したSET STATISTICS文の実行が正常終了したにもかかわらず、最適化情報が設定されない(※)ことがあります。なお、本現象の発生を利用者が認識するのは以下の場合です。

- PRINT STATISTICS文の出力結果を参照時。または、

- アクセスプランの取得結果を参照時

※)設定されない最適化情報は以下です。

- DSI(RANDOM型)を記述した場合の以下の項目(一部の項目)

AVERAGE PAGE

MAXPAGE

- DSI(BTREE型)を記述した場合の以下の項目(全ての項目)

PAGE

INDEX HIGHT

DIFFERENT KEY

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

-Solaris(TM) Operating System、または、

-Linux、または、

-Windows

[発生条件]

  1. SET STATISTICS文を実行する。かつ、

  2. SET STATISTICS文に最適化情報のファイルを記述している。かつ、

  3. 2.ファイルにDSI(RANDOM型)、または、DSI(BTREE型)を記述している。

17

PG68326

[現象]

Symfoware/RDBが以下のメッセージを出力してダウンする場合があります。

qdg02842u シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

(d*: シグナル番号)

[環境]

以下のOSで発生します。

  • Solaris (TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

  1. 以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、

    1. rdbddlexコマンド(-lオプション)で、表に列を追加、または、DSIの追加を行う。または、

    2. rdbddlexコマンドでDSIの分割値変更を行う。または、

    3. rdbalidxコマンドでインデックスを非活性な状態に変更する。

  2. 1.のコマンド実行中に、応用プログラムからSQL文を実行する。

18

PG68452

[現象]

RDBコマンドの実行において、メッセージqdg12275w(※)を出力してアーカイブログファイルが閉塞される場合があります。

(※) (*****は可変の値/文字です)

qdg12275w:アーカイブログファイル*****(通番:*****)への書込み時に*****システムコールでエラーが発生しました errno=*****

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM)Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows

[条件]

  1. アーカイブログ運用を行っている。かつ、

  2. RDBシステムの状態が停止状態である。かつ、

  3. 以下のいずれかのRDBコマンドを実行する。かつ、
    Symfoware Server のコマンド
    ・rdbscldir -V
    ・rdblog -V -a
    Symfoware Active DB Guard のコマンド
    ・rdbbcrlp -V

  4. 3.のコマンド実行中にI/Oエラーが発生する。

19

PG69007

[現象]

以下の環境および発生条件のいずれかに該当するとき、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

[環境]

以下のOSを使用している場合。

  • Solaris(TM) Operating System または

  • Linux または

  • Windows

【発生条件1】

  1. システム用またはクライアント用の動作環境ファイルのパラメタARC_FULLにRETURNを指定している。かつ、

  2. システム用またはクライアント用の動作環境ファイルのパラメタR_LOCKにYESを指定している。かつ、

  3. インデックスを定義した表を定義している。かつ、

  4. アプリケーションから以下のいずれかのSQL文によって当該表を更新するトランザクションを実行する。かつ、

    1. INSERT文 または

    2. インデックスが定義された列を更新するUPDATE文:位置づけ または

    3. インデックスが定義された列を更新するUPDATE文:探索

  5. 当該インデックスがDSIの自動容量拡張の設定になっており、設定方法が以下のいずれかに合致する。かつ、

    1. V9.1以降の場合、当該インデックスのDSI定義時にEXPAND ONを指定している。または、

    2. V9.1以降の場合、当該インデックスのDSI定義時にEXPAND を指定していない。かつ、RDB構成パラメタファイルのパラメタRDBEXPDSIにYESを指定している。または、

    3. rdbalmdsiコマンドにより、当該インデックスに対する自動容量拡張を定義する。

  6. 4.のトランザクションにおいてCOMMIT文を実行する。かつ、

  7. 6.のCOMMIT文の処理においてインデックスDSIの空き容量が拡張契機に達する。かつ、

  8. 6.のCOMMIT文の処理において、アーカイブログの満杯事象が発生する。

【発生条件2】

  1. SQL文の実行時にエラー(※)が発生する。

(※)Symfoware/RDBの内部で内部矛盾と判定される不特定のエラーが該当します。

20

PG69505

[現象]

[現象1]

以下の発生条件に一致した場合、qdg02842u(※)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

※ qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[現象2]

以下の発生条件に一致した場合、指定したスキーマと異なるスキーマにビューが定義されます。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

-Solaris(TM) Operating System または、

-Windows または、

-Linux

[発生条件]

[現象1の発生条件]

  1. ビュー定義の問合せ指定の選択リストに、DEFAULT値として順序を定義した列を指定している。かつ、

  2. ビューと順序が所属するスキーマ名の長さが以下にしめす条件に一致する。かつ、
    - 1.の順序が所属するスキーマ名の長さがビューの所属するスキーマ名の長さより長い。または
    - 1.の順序が所属するスキーマ名の長さがビューの所属するスキーマ名の長さより短い。

  3. 以下にしめす条件に一致する名前のスキーマが定義されていない。
    - 1.の順序が所属するスキーマ名の長さと一致する。かつ、
    - 1.のビューが所属するスキーマ名の先頭文字列と一致する。

例:

CREATE TABLE SCM1.T1
 ( C1 INTEGER DEFAULT SCM1.SEQ1.NEXTVAL );
                      (1)
    CREATE VIEW S1.VIEW1 AS SELECT C1 FROM SCM1.T1;
                (2) 
※(1)と(2)の長さが一致していない。

[現象2の発生条件]

  1. ビュー定義の問合せ指定の選択リストに、DEFAULT値として順序を定義した列を指定している。かつ、

  2. 1.の順序が所属するスキーマ名の長さがビューの所属するスキーマ名の長さより短い。かつ、

  3. 1.の順序が所属するスキーマ名の長さ分までビューの所属するスキーマ名文字列と一致するスキーマが定義されている。

  4. 以下にしめす条件に一致する名前のスキーマが定義されている。
    - 1.の順序が所属するスキーマ名の長さと一致する。かつ、
    - 1.のビューが所属するスキーマ名の先頭文字列と一致する。

例:

CREATE TABLE SC1.T1
( C1 INTEGER DEFAULT SC1.SEQ1.NEXTVAL );
                     (1)
    CREATE VIEW SC11.VIEW1 AS SELECT C1 FROM SC1.T1;
                (2)

※(1)が(2)のスキーマ名より短く、(2)のスキーマ名のうち(1)のスキーマ名の長さ分のスキーマが存在する。

21

PG69562

[現象]

RDBコマンドまたはアプリケーションを実行すると、無応答になる場合がある。

現象が発生した場合、メッセージログファイルに以下のメッセージが出力されます。

・qdg12440u インデックス域の入出力障害が発生しました errno=d*

・qdg13239i ロググループ's*'において事象't*'が発生しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合に、発生します。

- Solaris(TM) Operating System

- Linux

- Windows

[発生条件]

  1. テンポラリログのインデックス部が破損する。かつ、

  2. 以下のいずれかの操作を行う。

    1. データベースを更新するアプリケーションを実行する。または

    2. データベース更新やデータベース定義を含む Symfoware/RDB のコマンドを実行する。(※)

※現象が発生する可能性のあるSymfoware/RDB のコマンド

rdbalidx, rdbdmp, rdbddlex, rdbddlfix, rdbalmdsi, rdbfmt

rdbgcdic, rdbgcdsi, rdbrcv, rdbsaloader, rdbsloader, rdbsuloader

rdbunladt, rdbups, rdbupt

22

PG69756

[現象]

以下の環境および発生条件のいずれかに該当するとき、アプリケーションが無応答となる場合があります。また、派生する現象として、rdbtermコマンドによるコネクションの強制回収が出来なくなります。

[環境]

以下のOSを使用している場合。

- Solaris(TM) Operating System または

- Linux

[発生条件]

  1. ロードシェア構成である。かつ、

  2. CREATE SEQUENCE文のCACHE句に、保持順序数として1以上の値を指定した順序を定義している。かつ、

  3. ロードシェアを構成するSATELLITEシステムの1台において、2.の順序に対する採番処理を伴うアプリケーションを多重(※)で実行する。

(※):CACHE句に指定される保持順序数より大きな多重度

23

PG69994

[現象]

以下に示す条件下でアプリケーションを多重で実行した場合、COMMIT文の処理に時間がかかる(※)、または、COMMIT文の処理が完了しない場合があります。

※目安として通常は数分オーダで完了するところが、数時間オーダとなる場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

  • Solaris(TM) Operating System、または、

  • Linux、または、

  • Windows

[発生条件]

  1. 表のDSO定義にSEQUENTIAL構造を指定している。かつ、

  2. 1.の表に対してインデックスを付加している。かつ、

  3. 1.の表に対して行単位の排他を使用したアプリケーションを実行している。かつ、

  4. トランザクション内で1.の表に対してINSERT文またはDELETE文、UPDATE文を実行している。かつ、

  5. 2.の同一DSIに対してアプリケーションを多重で実施している(注)。かつ、

  6. 3.のアプリケーションで同時にCOMMIT文を実行している。

注)再現時の環境は以下。

1トランザクション200件の一括INSERTを同一DSIに対して400コネクションから実施しました。(1DSIに対しては、200件×400コネクション=8万件の挿入処理)

また、お客様環境では、1つのDSIに対して100多重以上が実行されていました。

24

PG70741

[現象]

[現象1]

GRANT文でユーザに対して、ビュー表のDROP権を付与しようとすると、JYP3503E(※1)のエラーとなります。

※1)JYP3503E GRANT文に指定された権限“DROP”を付与する権限がありません.

[現象2]

GRANT文でユーザに対して、ビュー表に付与可能な全ての権限を付与しようとすると、DROP権が付与できません。

この結果、権限受領者はビュー表に対するDROP文を実行できません。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

  1. Solaris(TM) Operating System または、

  2. Linux または、

  3. Windows または、

  4. UXP/DS

[発生条件]

[発生条件1]

Symfowareの管理者(※2)以外のユーザが、以下のオペレーションを実行(オペレーションは、全て同じユーザで実行)すると現象1が発生します。

<パターン1>

  1. 問合せ指定が更新不可能なビュー表(※3)を定義する。かつ、

  2. 以下を指定したGRANT文を実行する。

    1. 対象名に1.のビュー表を指定する。かつ、

    2. 権限にDROPを指定する。かつ、

    3. 権限受領者に認可識別子、または、PUBLICを指定する。

<パターン2>

  1. 問合せ指定が更新可能なビュー表(※3)を定義する。かつ、

  2. 以下を指定したGRANT文を実行する。

    1. 対象名に1.のビュー表を指定する。かつ、

    2. a.のビュー表が参照する表に、実行ユーザに対するDROP権が付与されていない。かつ、

    3. 権限にDROPを指定する。かつ

    4. 権限受領者に認可識別子、または、PUBLICを指定する。

[発生条件2]

Symfoware管理者(※2)以外のユーザが、以下のオペレーションを実行(オペレーションは、全て同じユーザで実行)すると現象2が発生します。

<パターン1>

  1. 問合せ指定が更新不可能なビュー表(※3)を定義する。かつ、

  2. 以下を指定したGRANT文を実行する。

    1. 対象名に1.のビュー表を指定する。かつ、

    2. 権限にALL PRIVILEGESを指定する。かつ、

    3. 権限受領者に認可識別子、または、PUBLICを指定する。

<パターン2>

  1. 問合せ指定が更新可能なビュー表(※3)を定義する。かつ、

  2. 以下を指定したGRANT文を実行する。

    1. 対象名に1.のビュー表を指定する。かつ、

    2. a.のビュー表が参照する表に、実行ユーザに対するDROP権が付与されていない。かつ、

    3. 権限にALL PRIVILEGESを指定する。かつ、

    4. 権限受領者に認可識別子、または、PUBLICを指定する。

※2)RDBディクショナリの創成者。

※3)更新不可能か更新可能かは、rdbprtコマンドの出力結果(Updatable view)で確認できます。

Updatable viewがYESなら更新可能で、NOなら更新不可能(読込み専用)であることを示します。

また、更新不可能か更新可能かは、マニュアルの以下に記載されている内容に、ビュー表の問合せ指定が合致するか否かで決定します。

Symfoware Server SQLリファレンス

第3章 基本的なSQL文

「DECLARE CURSOR(カーソル宣言)」の「読込み専用カーソルとなる条件」の表

25

PG71199

[現象]

RDBコマンド、ローカルアクセスを行うアプリケーション、またはRDA接続を行うアプリケーションが無応答になる場合があります。

また、Connection Managerの場合、アプリケーションまたは、APCコマンドが無応答になる場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合に発生します。

-Linux ※

-Solaris(TM) Operating System

-Windows

※ IA64版では発生しません。

[発生条件]

  1. CPU数またはコア数が2以上である。かつ、

  2. 以下のいずれかを実行した場合。

-Symfoware/RDBの場合、RDBコマンド、ローカルアクセスを行うアプリケーション、または、RDA接続を行うアプリケーション

-Connection Managerの場合、APCコマンド、またはアプリケーション

尚、本障害はCPUの特性によるタイミング依存であるため、条件に一致しても発生しない場合があります。

26

PG73661

[現象]

FETCH文を実行すると、qdg02842uを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg02842u:シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

d*: シグナル番号

[環境]

以下の環境の場合。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件1]

  1. 埋込みSQLを利用した、C言語またはCOBOL言語のアプリケーションを使用する。かつ、

  2. 以下のいずれの条件にも該当する。かつ、

    1. 動作環境ファイルのRESULT_BUFFERの個数に0以外を指定(*1)する。かつ、

    2. 動作環境ファイルのRESULT_BUFFERのバッファサイズが、選択リストに指定した値式の合計長より長い。

  3. アクセスする表のインデックスに非活性状態(*2)のDSIが含まれる。かつ、

  4. 3.の表を参照するカーソルに対して、OPEN文を実行する。かつ、

  5. 3.のDSIに対して、4.と同時に以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、

    1. rdbfmtコマンド

    2. rdbsloaderコマンド

  6. 5.の後に4.でオープンしたカーソルに対して、FETCH文を実行する。

[発生条件2]

  1. JDBCを使用したJavaアプリケーションを使用する。かつ、

  2. 以下のいずれの条件にも該当する。かつ、

    1. ctuneparamオプションのCLI_RESULT_BUFFERパラメタの個数に0以外を指定(*3)する。かつ、

    2. CLI_RESULT_BUFFERパラメタのサイズが、選択リストに指定した値式の合計長より長い。

  3. アクセスする表のインデックスに非活性状態(*2)のDSIが含まれる。かつ、

  4. 3.の表を参照するSELECT文を指定して、以下のいずれかのメソッドを実行する。かつ、

    1. Statementインタフェースのexecuteまたは、executeQueryメソッド

    2. PreparedStatementインタフェースのexecuteまたは、executeQueryメソッド

  5. 3.のDSIに対して、4.と同時に以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、

    1. rdbfmtコマンド

    2. rdbsloaderコマンド

  6. 5.の後に4.の実行で作成されたResultSetに対して、以下のいずれかのメソッドを実行する。

    1. next

    2. absolute

    3. afterLast

    4. first

    5. last

    6. previous

    7. relative

[発生条件3]

  1. ODOSを使用した、ODBCアプリケーションを使用する。かつ、

  2. 以下のいずれの条件にも該当する。かつ、

    1. CLI_RESULT_BUFFERパラメタの個数に0以外を指定(*3)する。かつ、

    2. CLI_RESULT_BUFFERパラメタのサイズが、選択リストに指定した値式の合計長より長い。

  3. アクセスする表のインデックスに非活性状態(*2)のDSIが含まれる。かつ、

  4. 3.の表を参照する。かつ、

  5. 3.のDSIに対して、4.と同時に以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、

    1. rdbfmtコマンド

    2. rdbsloaderコマンド

  6. 5.の後に4.のデータを取得する。

[発生条件4]

  1. rdbexecsqlコマンドを使用する。かつ、

  2. 以下のいずれの条件にも該当する。かつ、

    1. 動作環境ファイルのRESULT_BUFFERの個数に0以外を指定(*1)する。かつ、

    2. 動作環境ファイルのRESULT_BUFFERのバッファサイズが、選択リストに指定した値式の合計長より長い。

  3. アクセスする表のインデックスに非活性状態(*2)のDSIが含まれる。かつ、

  4. 3.の表に対して、SELECT文を実行する。

  5. 3.のDSIに対して、4.と同時に以下のいずれかのコマンドを実行する。

    1. rdbfmtコマンド

    2. rdbsloaderコマンド

(*1):パラメタを省略した場合の(バッファの個数,バッファサイズ)は、Windows環境では(0,1)、Solaris/Linux環境では(2,32)になります。

(*2):以下の場合にDSIは非活性状態となります。

  • DSIの定義直後の状態

  • rdbalidxコマンドを実行した状態

  • 表DSIおよびインデックスDSIが両方活性の状態から表DSIのみ初期化した状態

(*3):パラメタを省略した場合の(バッファの個数,バッファサイズ)は、(2,32)になります。

27

PG74549

[現象]

Symfoware/RDBのデータベーススペースが作成されている場合、ACM(※1)のGUI画面またはACMのstgxfwcmsetdevコマンドを使用して、デバイス情報取得/反映を実行しても、Symfoware/RDBのデータベーススペース情報が登録されません。

(※1)ACMはETERNUS SF AdvancedCopy Managerの略です。以降ACMと呼びます。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

  1. Symfoware/RDBのデータベーススペースの作成先のパス名に区切り文字を2つ以上連続したパス名を指定してデータベーススペースを作成する。かつ

  2. 上記を実施したノードに対して、ACMのGUIまたはACMのstgxfwcmsetdevコマンドを使用して、デバイス情報取得/反映を行う場合

28

PG74728

[現象]

以下のメッセージを出力し、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

『qdg02842u:シグナル*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました』

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows

[発生条件]

  1. 監査ログ運用を行っている。かつ、

  2. 監査ログパラメタAUDIT_SQLにYESを指定している。かつ、

  3. 監査ログパラメタAUDIT_SQLBINDにYESを指定している。かつ、

  4. 以下のいずれかの方法を使用したSQL文を実行する。かつ、

    1. 文字列型の入力ホスト変数を使用した場合。または、

    2. 文字列型の動的パラメタを使用した場合。

  5. 4.の入力ホスト変数または動的パラメタに指定した文字列に、二重引用符が含まれる。かつ、

  6. 4.の入力ホスト変数または動的パラメタに指定したデータが以下の式を満たす。

データ長(※) + データ内の二重引用符の数 > 1030

(※) データ長が1024バイトを超える場合、1024として計算する。

なお、入力ホスト変数のデータ長が1024バイトを超える場合は、データ中に含まれる二重引用符の位置によっては、現象が発生しない場合があります。

29

PG74816

[現象]

DDL文とDML文を同一トランザクションで実行するとき、qdg02842u(*)のメッセージを出力しSymfoware/RDBがダウンする。

(*)qdg02842u:シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました s*

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows

[発生条件]

  1. 更新系のDML文を以下のいずれかの方法によって実行する。かつ、

    1. PREPARE文で準備した動的SQLをEXECUTE文で実行する または

    2. EXECUTE IMMEDIATE文でSQL文を実行する

  2. 1.のDML文が構文エラー以外のエラーとなる。かつ、

  3. 1.と同一のトランザクション内で、1.のDML文が処理対象とした資源に対して、以下のいずれかのDDL文を実行する。かつ、

    1. DROP TABLE文 または

    2. DROP DSO文 または

    3. DROP DSI文 または

    4. ALTER TABLE文 または

    5. DROP INDEX文 または

    6. DROP TRIGGER文

  4. 3.の実行後、COMMIT文またはROLLBACK文を実行する。

30

PG74910

[現象]

Symfoware Advanced Backup Controller(以降、ABC)のリカバリ中、メッセージqdg12695uを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = XXXXXXXXXX Internal code = (idt_p:YYYYYYYYYY sub_code:0 module:qdcmerrs line:ZZZ)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

  • Solaris(TM) Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows

[発生条件]

  1. アーカイブログ運用を実施している。かつ、

  2. ABCのリカバリ(rdbmrrcvコマンド、または、swstrestoreコマンド)対象データベーススペースに対し、ABCのバックアップ(rdbmrdmpコマンド、または、swstbackupコマンド)を実施している。かつ、

  3. ABCのリカバリ対象データベーススペースにDSIが定義されていない。かつ、

  4. ABCのリカバリ対象データベーススペースが属するロググループのアーカイブログファイルの状態(*1)にfull状態または、using状態が存在しない。かつ、

  5. 2.の退避データを使用してABCのリカバリを実施する。

(*1)アーカイブログファイルの状態は以下のコマンドで確認可能。

rdblog -V -a [ -g ユーザロググループ名 ]

31

PG74982

[現象]

Symfoware/RDBに接続する応用プログラムが無応答になる場合があります。

[環境]

以下のOSで発生します。

-Solaris(TM) Operating System

-Linux

-Windows

[発生条件]

  1. 応用プログラムからコネクションを接続する。かつ、

  2. 以下のいずれかの場合。かつ、

    1. RDB2_TCP接続でSymfoware/RDBに接続している。または、

    2. Connection Managerを使用してSymfoware RDBに接続している。

  3. 1.の処理中に、rdbtermコマンドで1)のコネクションを切断する(*1)。

*1)rdbterm自体は正常終了します。

32

PG75261

[現象1]

rdbstopコマンドでSymfoware/RDBを停止時に、以下のエラーメッセージが出力され、Symfoware/RDBが停止できない場合があります。

  • 標準エラー

rdb: ERROR: qdg12426u:RDBIIを停止できません 原因:動作中

  • RBDREPORTファイル

qdg12148e:SQL文の実行で重症エラーを検出しました:'JYP5015E RDBII起動中または停止中のため処理を実行できません.'

qdg12147e:通信処理において異常が発生しました:'JYP5015E RDBII起動中または停止中のため処理を実行できません.'

[現象2]

rdbstopコマンド -mc オプションでSymfoware/RDBを停止時に、以下のエラーメッセージを 出力する場合があります。なお、Symfoware/RDBの停止は正常に終了します。

  • RBDREPORT

qdg12148e:SQL文の実行で重症エラーを検出しました:'JYP5015E RDBII起動中または停止中のため処理を実行できません.'

qdg12147e:通信処理において異常が発生しました:'JYP5015E RDBII起動中または停止中のため処理を実行できません.'

[環境]

以下の環境である。

  • Windows

  • Solaris

  • Linux

[発生条件]

  1. V9.1.0以降のSymfoware Connection Manager(以下Connection Manager) を使用している。かつ

  2. 以下のいずれかの運用を行っている。かつ

    • V9.1.0以前のロードシェア運用(*1)

    • ホットスタンバイ運用

  3. Symfowareを停止する。

(*1) RDB構成パラメタファイルに以下のパラメタが設定されている場合、V9.1.0以前のロードシェア運用となります。

・RDBLOADSHARE

33

PG75263

[現象]

以下に示す環境・発生条件のとき、下記のメッセージを出力して

Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

「qdg02842u:シグナル11を受信したためRDBIIシステム空間が異常終了しました」

[環境]

本障害は以下のいずれかのOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

以下の条件で発生する場合があります。

  1. パフォーマンスモニタを利用している。 かつ、

  2. パフォーマンスデータ格納ファイルで入出力障害(*1)が発生する。かつ、

  3. アプリケーション、またはRDBコマンド実行時にデッドロックが発生する。

*1) 出力されるメッセージは以下になります。

qdg14170w:パフォーマンスデータ格納ファイルにおいて、

入出力障害が発生しました

ファイル名='****' システムコール='****' errno=****

(****は可変の値)

34

PG75325

[現象]

以下の環境、条件を満たすとき、Symfoware/RDBがqdg02842uのエラーメッセージを出力しダウンする場合があります。

※qdg02842u: シグナルd*を受信したため RDBII システム空間が異常終了しました s*

d*: シグナル番号

s*: RDB システム名

RDB システム名はマルチRDB の場合のみ出力されます。

[環境]

以下のOS・製品で発生します。

  • Linux

    (Red Hat Enterprise Linux 4)

    修正番号 : T001856QP-03

    製品名・世代 : Linux64-IPF Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0

    (Red Hat Enterprise Linux 5)

    修正番号 : T001857QP-03

    製品名・世代 : Linux64-IPF Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0

    (Red Hat Enterprise Linux 4)

    修正番号 : T002786LP-03

    製品名・世代 : Linux64-EM64T Symfoware Server Standard Edition for x64 9.2.0

    (Red Hat Enterprise Linux 5)

    修正番号 : T002788LP-03

    製品名・世代 : Linux64-EM64T Symfoware Server Standard Edition for x64 9.2.0

    (Red Hat Enterprise Linux 4)

    修正番号 : T002784LP-03

    製品名・世代 : Linux32 Symfoware Server Standard Edition 9.2.0

    (Red Hat Enterprise Linux 5)

    修正番号 : T002785LP-03

    製品名・世代 : Linux32 Symfoware Server Standard Edition 9.2.0

    (Red Hat Enterprise Linux 4と5)

    Symfoware Server V10.0.0およびV10.0.0A の各エディション

  • Windows

    Symfoware Server V10.0.0 の各エディション

[発生条件-1]

  1. カーソルをオープンしている。かつ、

  2. 1.のカーソル以外にSQL文を実行している。かつ、

  3. 1コネクション内で実行するSQL文の合計長が、1024バイトを超える。かつ

  4. 1.のカーソルをオープンした状態で、以下のいずれかでコネクションが切断される。

    1. rdbstop -mc コマンドにより、実行中アプリケーションが強制終了される。または、

    2. rdbterm コマンドにより、コネクションが強制切断される。または、

    3. killコマンドでアプリケーションプロセスを強制終了する。または、

    4. トランザクションの実行時間が、利用者制御機能のMAX_TRAN_TIMEを超える。または、

    5. アプリケーションからの応答時間が、利用者制御機能のMAX_WAIT_TIMEを超える。または、

    6. トランザクションの実行時間が、TRAN_TIME_LIMITを超える。または、

    7. Windowsクライアント端末で以下のいずれかを実行する。または、

      1. 時刻補正する。または、

      2. クライアント端末を再起動する。

    8. DISCONNECT文を実行しないでアプリケーションプロセスを終了する。または、

    9. RDB2_TCP接続のクライアントとの通信で、システムコールが何らかの原因により、エラーが発生する

[発生条件-2]

  1. 定義長が32Kバイト以上のBLOB列に対する動的パラメタを含む、SQL文を実行する。 かつ、

  2. 1.の実行前にSQL文が実行されている。 かつ、

  3. 1.を実行した時点で、1コネクション内で実行するSQL文の合計長が1024バイトを超える。

※補足

SQL文情報を格納する内部メモリの使用状況も関係しているため必ず発生するものではありません。

35

PG75656

[現象]

NULLを指定したCASE式と並列指定を同時に指定したSQL文を実行すると、以下のエラーメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました.

[環境]

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

  1. 以下のいずれかによって、表を並列に検索する。かつ、
    1-1) SQL文に並列検索(PARALLEL)を指定している。または、
    1-2)クライアント用の動作環境ファイルまたは、サーバ用の動作環境ファイルにPARALLEL_SCAN=YESを指定している。または、
    1-3)環境変数RDBPSCANにYESを指定している。

  2. 以下の条件をすべて満たす場合。かつ、
    2-1) 表をDSI分割している、かつ、複数のDSIに対してアクセスしている。
    2-2) WHERE句にROW_IDを指定していない。
    2-3) クラスタキーを構成するすべての列について、WHERE句に論理演算子ANDで、IN述語や=の比較述語で指定していない。
    2-4) SQL文にCONTAINS関数を指定していない。
    2-5) SQL文にファンクションルーチンを指定していない。
    2-6) 探索条件に列を参照する条件を指定している。

  3. 1-2)、または、1-3)の場合は、表の全件検索のアクセスモデルである。かつ、

  4. SQL文にCASE式を指定している。かつ、

  5. 4.のCASE式が以下のいずれかである。かつ、
    5-1) CASE略式である。または、
    5-2) CASE指定であり、結果にNULLを指定している。

  6. 4.のCASE式の結果がNULLとなるレコードが含まれている。かつ、

  7. 4.のCASE式を集合関数に指定している場合は、以下の条件を満たす場合。
    7-1) FROM句には1つの表を指定している。かつ、
    7-2) GROUP BY句を指定していない。かつ、
    7-3) 副問合せを指定していない。かつ、
    7-4) 7.の集合関数の他に、DISTINCTを指定した集合関数を指定していない。

36

PG75673

[現象]

rdbdmpdicコマンド実行中にRDBディクショナリに対してI/Oエラーが発生または、RDBディクショナリの破壊を検出すると、qdg12695u(※)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

(※)qdg12695u:System error occurred. Reference code = XXXXXXXXXX Internal code = (idt_p:YYYYYYYYYY sub_code:W module:qdcsecom670 line:ZZZ)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

  • Solaris(TM) Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows

[発生条件]

  1. rdbdmpdicコマンドを使用してRDBディクショナリのバックアップを実施している。かつ、

  2. 1.実行中に 以下のいずれかの事象が発生した場合

    • RDBディクショナリに対してreadエラーが発生(※1)。

    • RDBディクショナリの破壊を検出(※2)。

(※1)RDBディクショナリに対してreadエラーが発生した場合、RDBREPORTで指定したメッセージログファイルにqdg12771u(RDBIIディクショナリの入出力処理で異常が発生しました)のメッセージが出力されます。

(※2)RDBディクショナリの破壊を検出した場合、RDBREPORTで指定したメッセージログファイルにqdg12769u(RDBIIディクショナリが破壊されています)のメッセージが出力されます。

37

PG75683

[現象]

ODBCアプリケーションで複数件のデータを参照したとき、返却されるはずのデータが返却されない場合があります。

[環境]

本障害は、以下の環境で発生します。

  • Windows

[発生条件]

  1. Symfoware Server V10を使用している。かつ、

  2. Symfoware ODOS連携のアプリケーションを実行する。かつ、

  3. SQLSetStmtOptionで第2パラメタにSQL_ROWSET_SIZEを指定する。かつ、

  4. SQLSetStmtOptionで第3パラメタに2以上の値を指定する。かつ、

  5. SQLExtendedFetchでデータを参照する。

38

PG75821

[現象]

以下に示す発生条件のとき、以下の現象が発生する場合があります。

[現象1]

JYP7201E スキーマ“@1@”が存在しません.のエラーとなります。

[現象2]

JYP7210E データベース“@1@”が存在しません.のエラーとなります。

[現象3]

JYP2263E スキーマ“@1@”の表“@2@”に“@3@”権がありません.のエラーとなります。

[現象4]

SET TRANSACTION文で設定した独立性水準、トランザクションアクセスモード以外の状態でSQL文が動作することで、以下の事象が発生します。

  1. 本来更新SQL文が実行可能なトランザクションであるにもかかわらず、「JYP2087E トランザクション状態は読込み専用です.更新系SQL文は実行できません.」エラーとなります。

  2. 他のトランザクションで更新中のデータに対して、本来1つ前のトランザクションでCOMMITされたデータが参照できず、他のトランザクションが完了するまで排他待ちとなります。

[環境]

以下のいずれかの環境の場合。

-Solaris(TM) Operating System

-Linux

-Windows

[発生条件]

[現象1の発生条件]

  1. 後述のA)のいずれかを使用する。かつ、

  2. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを使用する。かつ、

  3. 以下のいずれかに該当する。かつ、
    埋込みSQLアプリケーションまたは、rdbexecsqlコマンドの場合)
    SET SCHEMA文を実行する。
    Javaアプリケーションまたは、ODBCアプリケーションの場合)
    デフォルトスキーマ名を指定するか、SET SCHEMA文を実行する。

  4. 後述のC)のいずれかの理由により、コネクションが切断される。かつ、

  5. 4.の後、ロールバックを実行する。かつ、

  6. 5.の後、スキーマ名で修飾していない識別子を使用して、以下のいずれかのSQL文を実行する。
    埋込みSQLアプリケーションまたは、rdbexecsqlコマンドの場合)
    動的カーソル宣言以外の動的SQL文または、CALL文。
    Javaアプリケーションまたは、ODBCアプリケーションの場合)
    データ操作文または、CALL文。

[現象2の発生条件]

  1. 後述のA)のいずれかを使用する。かつ、

  2. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを使用する。かつ、

  3. 以下のいずれかに該当する。かつ、
    埋込みSQLアプリケーションまたは、rdbexecsqlコマンドの場合)
    SET CATALOG文または、データベース名を付けたSET SCHEMA文を実行する。
    Javaアプリケーションまたは、ODBCアプリケーションの場合)
    データベース名を付けたSET SCHEMA文を実行する。

  4. 後述のC)のいずれかの理由により、コネクションが切断される。かつ、

  5. 4.の後、ロールバックを実行する。かつ、

  6. 5.の後、以下のいずれかのSQL文を実行する。
    埋込みSQLアプリケーションまたは、rdbexecsqlコマンドの場合)
    動的カーソル宣言以外の動的SQL文または、CALL文。
    Javaアプリケーションまたは、ODBCアプリケーションの場合)
    データ操作文または、CALL文。

[現象3の発生条件]

  1. 後述のB)のいずれかを使用する。かつ、

  2. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを使用する。かつ、

  3. SET SESSION AUTHORIZATION文またはSET ROLL文を実行する。かつ、

  4. 後述のC)のいずれかの理由により、コネクションが切断される。かつ、

  5. 4.の後、ロールバックを実行する。かつ、

  6. 5.の後、SQL文を実行する。

[現象4の発生条件]

  1. 後述のA)のいずれかを使用する。かつ、

  2. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを使用する。かつ、

  3. 以下のいずれかに該当する。かつ、
    埋込みSQLアプリケーションまたは、rdbexecsqlコマンドの場合)
    SET TRANSACTON文を実行する。
    Javaアプリケーションの場合)
    default_readonlyオプションまたは、default_isolationオプションを指定する。
    または、SET TRANSACTON文を実行する。
    ODBCアプリケーションの場合)
    CLI_DEFAULT_ACCESS_MODEパラメタまたは、CLI_DEFAULT_ISOLATIONパラメタを指定する。
    または、SET TRANSACTON文を実行する。

  4. 後述のC)のいずれかの理由により、コネクションが切断される。かつ、

  5. 4.の後、ロールバックを実行する。かつ、

  6. 5.の後、SQL文を実行する。

[発生条件]の補足説明

A)アプリケーションまたはコマンドの種類

・埋込みSQLを利用した、C言語またはCOBOL言語のアプリケーション

・rdbexecsqlコマンド

・JDBCを使用した、Javaアプリケーション

・ODOSを使用した、ODBCアプリケーション

B)アプリケーションまたはコマンドの種類

・埋込みSQLを利用した、C言語またはCOBOL言語のアプリケーション

・rdbexecsqlコマンド

C)コネクションが切断される理由

・ロードシェア運用で、縮退、切替え、または、切戻しが発生する。

・ホットスタンバイ運用で、運用系から待機系への切替えと切り戻しを行う。

・rdbtermコマンドでコネクションを切断する。

・通信異常などの理由により、コネクションが切断される。

・アプリケーション実行中にアプリケーションサーバで時刻補正を行う。

・TRAN_TIME_LIMITパラメタに指定した時間を超過する。

・利用者制御機能のMAX_TRAN_TIMEパラメタに指定した時間を超過する。

39

PG76142

[現象]

Symfoware ODBCドライバを利用したODBCアプリケーションで、SET TRANSACTION文またはSET SCHEMA文を実行すると、アプリケーションが異常終了(ダウン)する場合がある。

アプリケーションダウン時にイベントビューアに出力されるメッセージ

qdg12148e:SQL文の実行で重症エラーを検出しました:'JYP1078U シグナルを受信したためアプリケーションが異常終了しました.'

[環境]

本障害は、Windows環境で発生します。

[発生条件]

  1. V10.0.0以降のSymfoware Server Client機能を使用する。かつ、

  2. Symfoware ODOSを使用した、ODBCアプリケーションを使用する。かつ、

  3. 文ハンドル作成後、以下のいずれかのSQL文を実行する。かつ、

    • SET TRANSACTION文

    • SET SCHEMA文

  4. 3.の実行以前にトランザクションを開始するSQL文を実行していない。かつ、

  5. ODBC APIのSQLMoreResultsを実行する。

●ADO.NETを利用している場合

  1. V10.0.0以降のSymfoware Server Client機能を使用する。かつ、

  2. Symfoware ODOSを使用した、ODBCアプリケーションを使用する。かつ、

  3. System.Data.Odbc.OdbcCommandオブジェクトを生成し、以下のいずれかのSQL文を実行する。かつ、

    • SET TRANSACTION文

    • SET SCHEMA文

  4. 3.の実行以前にトランザクションを開始するSQL文を実行していない。

  5. 以下のいずれかのメソッドを実行する。

    • OdbcCommandのExecuteNonQueryメソッド

    • OdbcCommandのExecuteReaderメソッド

    • OdbcCommandのExecuteScalarメソッド

●RDOを利用している場合

  1. V10.0.0以降のSymfoware Server Client機能を使用する。かつ、

  2. Symfoware ODOSを使用した、ODBCアプリケーションを使用する。かつ、

  3. rdoConnectionオブジェクトを生成し、以下のいずれかのSQL文を2回実行する。かつ、

    • SET TRANSACTION文

    • SET SCHEMA文

  4. 3.の実行以前にトランザクションを開始するSQL文を実行していない。

  5. 以下のいずれかのメソッドを実行する。

    • rdoConnectionのExecuteメソッド

    • rdoQueryのExecuteメソッド

    • rdoResultsetのMoreResultsメソッド

●DAOを利用している場合

  1. V10.0.0以降のSymfoware Server Client機能を使用する。かつ、

  2. Symfoware ODOSを使用した、ODBCアプリケーションを使用する。かつ、

  3. Connectionオブジェクトを生成し、以下のいずれかのSQL文を2回実行する。かつ、

    • SET TRANSACTION文

    • SET SCHEMA文

  4. 3.の実行以前にトランザクションを開始するSQL文を実行していない。

  5. ConnectionのExecuteメソッドを実行する。

40

PG76313

[現象]

DSIと共用バッファプールの対応関係の解除または、DSIのメモリ常駐の解除を実行した場合に以下のメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンする。

qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows または、

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. 以下のコマンドにより、DSIと共用バッファプールの対応関係の登録または、DSIをメモリに常駐している。かつ、

    • rdbconbfコマンド または、

    • rdbresident -monコマンド(※1)

  2. 1.実行後に以下のコマンドを実行している。かつ、

    • rdbdisbfコマンド または、

    • rdbprtbfコマンド または、

    • rdbresident -moffコマンド(※1) または、

    • rdbresident -mpコマンド(※1) または、

    • rdbsar -rコマンド

  3. 1.で操作したDSIに対して、2.実行中に以下のコマンドにより、Symfoware/RDBシステムにおける、すべての共用バッファプールとの対応関係および、すべてのDSIのメモリ常駐が解除された状態となる。

    • rdbdisbfコマンド または、

    • rdbresident -moffコマンド(※1)

※本障害はタイミングに依存するため、必ず発生するわけではありません。

※1)rdbresidentコマンドは、以下の場合に利用できます。

  • V5.0以降でV8.0以前の場合、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に利用できます。

  • V9.0以降でV9.1以前の場合、Symfoware Server Enterprise Extended EditionまたはSymfoware Server Enterprise Editionの場合に利用できます。

  • V9.2以降の場合、すべてのEditionで利用できます。

41

PG76944

[現象]

SQL文の探索条件にIN述語と比較述語の指定がある場合、IN述語の指定値と一致し比較述語の条件に該当しない行が余分に返却される場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

[条件1]

  1. 行排他を使用しない。かつ、

  2. インデックスキーの構成列に対して探索条件を指定する。かつ、

  3. 2.の列に対して、IN述語の限定値リストに複数の値を指定する。かつ、

  4. 3.の列が、構成列の先頭列、もしくは、上位のすべての構成列に対して、以下のいずれかの条件を指定している。かつ、

    1. 比較述語の「=」

    2. 限定値リストをひとつ指定したIN述語

  5. 3.の後続の構成列に探索条件を指定する。かつ、

  6. 3.の列と一部の限定値リストを比較する探索条件に、以下のいずれかの比較演算子を指定する。

    1. 比較述語の「<」

    2. 比較述語の「>」

[条件2]

  1. 以下のいずれかに該当し、排他を獲得していない。かつ、

    1. 独立性水準がREAD UNCOMMITTEDである。

    2. 占有モードにNO LOCKを指定する。

  2. ~6.[条件1]の2.~6.と同じ

  3. SQL文に指定した列が、すべて2)の構成列に含まれる場合。

[条件3]

  1. DSIの分割条件が「=」の分割キーの列に対して探索条件を指定する。かつ、

  2. ~5.[条件1]の3.~6.と同じ(※)

[条件4]

  1. 一意性制約のクラスタキーの構成列に対して探索条件を指定する。かつ、

  2. 1.の列に対して、以下のいずれかの条件を指定する。かつ、

    1. 比較述語の「=」

    2. IN述語

  3. の列に対する探索条件に、以下のいずれかの条件を指定する、かつ

    1. 比較述語の「<」、「>」、「>=」、「<=」

    2. BETWEEN述語

  4. 3.の条件が2.の探索条件の値を含まない。

[条件5]

  1. 行排他を使用しない。かつ、

  2. 構成列が2つ以上のインデックスを定義している。かつ、

  3. 2.の先頭列と2番目以降の構成列に対して探索条件を指定する。かつ、

  4. 3.の2番目以降の構成列に対して、IN述語の限定値リストに複数の値を指定する。かつ、

  5. 2.の構成列の先頭列、もしくは、4)より上位のすべての構成列に対して、以下のいずれかの条件を指定している。かつ、

    1. 比較述語の「=」

    2. 限定値リストをひとつ指定したIN述語

  6. 5.の列と指定した値と比較する探索条件に、以下のいずれかの比較述語を指定する。

    1. 比較述語の「<」

    2. 比較述語の「>」

[条件6]

  1. 以下のいずれかに該当し、排他を獲得していない。かつ、

    1. 独立性水準がREAD UNCOMMITTEDである。

    2. 占有モードにNO LOCKを指定する。

  2. ~6.[条件5]の2.~6.と同じ

  3. SQL文に指定した列が、すべて2.の構成列に含まれる場合。

[条件7]

  1. DSIの分割条件が「=」の分割キーの列に対して探索条件を指定する。かつ、

  2. 1.の構成列に2つ以上の列を定義している。かつ、

  3. ~6.[条件5]の3.~6.と同じ

※[条件1]の3.の"2"は"1"に、[条件1]の4.~6.の"3"は"2"と読み替えてください。

条件1の例)INDEX構成列(C1,C2)の場合

  SELECT C1 
    FROM S1.T1 
   WHERE T1.C2 = 1 
     AND T1.C1 IN ( 1 , 2 ) 
     AND T1.C1  >  1  … (1)

本来、返却すべきレコード :C1=2のレコード1件

本障害により返却するレコード:C1=1とC1=2のレコード2件

探索条件にIN述語の限定値リストを打ち消す条件(1)を指定しますが、正しく判定されずC1=1のレコードが余分に返却されてしまいます。

42

PG77195

[現象]

リカバリログ量を大きく(目安として数百メガバイト以上)した場合に、以下のいずれかの現象が発生する場合があります。

[現象1]

Symfoware/RDBの停止処理またはクラスタアプリケーションの停止処理に時間がかかる場合があります。

[現象2]

テンポラリログファイルの閉塞解除処理に時間がかかる場合があります。

[現象3]

RDBディクショナリのリカバリに時間がかかる場合があります。

[環境]

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[現象1]

  1. リカバリログ量のサイズ(目安として数百メガバイト以上)が大きい場合。かつ、

  2. 更新系アプリケーションを実行する。かつ、

  3. Symfoware/RDBの正常停止(クラスタアプリケーションの停止も含む)を実行する。

3.の処理に時間がかかる場合があります。

[現象2]

  1. リカバリログ量のサイズ(目安として数百メガバイト以上)が大きい場合。かつ、

  2. 更新系アプリケーションを実行する。かつ、

  3. 以下のいずれかの事象が発生する。かつ、

    1. rdblog -H -tコマンドによりテンポラリログファイルを閉塞する。または

    2. テンポラリログファイルが入出力異常により閉塞する。

  4. rdblog -P -tコマンドによりテンポラリログファイルの閉塞を解除する。

4.の処理に時間がかかる場合があります。

[現象3]

  1. RDBDICONBUFFERの指定によるフォールバック運用をしている。(※1)かつ、

  2. 2.システムロググループのリカバリログ量のサイズ(目安として数百メガバイト以上)が大きい場合。かつ、

  3. 3.データベース定義、変更、削除を実行する。かつ、

  4. 4.RDBディクショナリで入出力異常が発生する。かつ、

  5. 5.rdbrcvdicコマンドのOverwriteモードによりRDBディクショナリのリカバリを行う。

5.の処理に時間がかかる場合があります。

※1 RDB構成パラメタファイルにRDBDICONBUFFER=YESを指定している場合です。

[補足]

現象1~3のそれぞれの処理にかかる最大時間の見積もりは以下になります。

「テンポラリログのリカバリログ量の使用量(MB)※2」 × 「データベーススペースのI/O性能(MB/sec)※3」

また、更新系アプリケーションまたはデータベース定義、変更、削除の動作が完了してから、以下の時間以上経過している場合は本障害は発生しません。

「テンポラリログのリカバリログ量の使用量(MB)※2」÷「データベーススペースのI/O性能(MB/Sec)※3」

※2 「リカバリログ量の指定値 × 0.8」か、「AI ログの定義サイズ - 処理直前の rdbsar l -eの EmpAI」のいずれかの大きい方の値となります。

また、更新が行われた全てのロググループの合計値です。

※3 データベーススペースを配置しているディクスのI/O性能に依存します。

43

PG77577

[現象]

インデックスのDSIが非活性状態の場合、swstbackupコマンドまたはrdbmrdmpコマンドを実行すると、以下のエラーとなります。

qdg03226u 指定した資源's*'は他の利用者が使用中のため処理を続行できません t*

[環境]

  1. 以下のいずれかのOSである。かつ

    • Solaris

    • Linux

    • Windows

2)Symfoware Server Advanced Backup Controllerをインストールしている場合。

[発生条件]

  1. 以下いずれかを使用している。かつ、

    • PG68552の修正を含む緊急修正(※1)を適用している。

    • Symfoware Server V10.0.1を使用している。(Windowsの場合)

  2. swstbackupコマンドまたはrdbmrdmpコマンドを実行している。かつ、

  3. 2.で指定したデータベーススペースに割付けられている表のDSIが非活性状態(※2)でない。かつ

  4. 2.で指定したデータベーススペースに割付けられ、かつ、3.の表のDSIに関連するインデックスのDSIが非活性状態(※2)である場合。

※1:対応する緊急修正番号は以下になります。

・Solaris(TM) Operating System

緊急修正パッチid : 912090-62~63

: 912091-62~63

: 912092-62~63

: 912093-62~63

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 5.0.1

緊急修正パッチid : 913574-34~35

: 913575-34~35

: 913576-34~35

: 913577-34~35

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 6.0

緊急修正パッチid : 913621-36~37

: 913622-36~37

: 913623-36~37

: 913624-36~37

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 6.0.1

緊急修正パッチid : T014HS-22~24

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 7.0

緊急修正パッチid : T014IS-20~22

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

: Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 7.0

緊急修正パッチid : T023GS-17~19

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 7.0.1

緊急修正パッチid : T023HS-15~17

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

: Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 7.0.1

緊急修正パッチid : T025TS-15~17

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 7.0.2

緊急修正パッチid : T025US-14~16

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

: Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 7.0.2

緊急修正パッチid : T001096SP-08~09

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 9.0.0,9.0.0A

緊急修正パッチid : T001097SP-08~09

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

: Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.0.0,9.0.0A

緊急修正パッチid : T001858SP-07~09

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 9.1.0

緊急修正パッチid : T001859SP-06~08

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

: Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.1.0

緊急修正パッチid : T002715SP-03~05

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 9.2.0

※2:以下のいずれかの状態です。

  • インデックスのDSIを定義した直後の状態

  • rdbalidxコマンドの-s INACTIVE指定で、インデックスのDSIを非活性にした状態

  • 表のDSIを初期化した後、インデックスのDSIを初期化/再創成していない状態

    rdbinf -i DB名.DSI名 -aを実行して、DSIの状態を確認してください。
    Stateの値が"INA"の場合は、非活性状態です。

44

PG77810

[現象]

アプリケーションでコネクト処理をくり返し実行すると、コネクト処理がスローダウンします。また、派生する現象として、Symfoware/RDBプロセスでメモリリークが発生します。

※リークするメモリ量は環境によって異なりますが、1回のコネクト処理で、約100byteのメモリがリークします。

[環境]

  1. 以下のOSの場合 かつ

    • Solaris(TM) Operating System

  2. 以下のいずれかの製品を利用している場合。

    • 9.1.0
      Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0 を使用している。かつT001858SP-01以降のパッチを適用している。

    • 9.2.0
      Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0を使用している

[発生条件]

  1. Symfoware Serverをインストールしている環境に、以下のパッケージがインストールされている。かつ、

    • Charset Manager SE AgentのFSUNiconvパッケージ

  2. Symfoware Server が64bit環境で動作している。かつ、

  3. 応用プログラムでコネクト処理を行う。

45

PG77834

[現象1]

探索条件に該当する一部のレコードがアプリケーションに返却されない場合があります。

[現象2]

以下のメッセージが出力され、Symfoware/RDBが異常終了する場合があります。

qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. 以下の製品を使用している。かつ、

    1. Symfoware Server(*1)。または、

    2. Symfoware Parallel Server(*2)

  2. 以下のSQLデータ操作文(*3)を実行する。かつ、

    1. カーソル指定にORDER BY句を指定する。または、

    2. 問合せ指定にGROUP BY句を指定する。または、

    3. 問合せ指定のFROM句に複数の表を指定する。または、

    4. 問合せ指定にDISTINCTを指定している。または、

    5. UNIONを指定している。または、

    6. 問合せ指定にDISTINCTを指定した集合関数を指定している。

  3. 処理対象のデータ量が、大量データ(*4)の場合。

(*1)Symfoware Serverを使用している場合、現象1が発生する場合があります。

(*2)Symfoware Parallel Serverを使用している場合、現象2が発生する場合があります。

(*3)以下を指定するSQLデータ操作文が対象です。

  • 問合せ指定

  • 単一行SELECT文

  • 導出表

  • 副問合せ

(*4) データ量とは、作業用ソート領域に格納するレコード長×レコード件数になります。
本障害の発生有無は、作業用ソート領域のファイルに格納するレコードの格納順にも依存するため、格納するデータ量が特定の値を超えていても必ず障害が発生するとは限りません。
障害が発生する可能性があるデータ量の見積式は以下の通りです。
データ量 > 230K×RC×RC×(RC-1)
RC=20+MAX{0, INT((SORT_MEM_SIZE-3300K)÷500)×4}
RC:一度にソートマージするメモリブロックの数
例)SORT_MEM_SIZEがデフォルト値=2112Kの場合
SORT_MEM_SIZEが3300Kより小さいので、MAX( )内は0。
よって、処理対象のデータ量が、230K×20×20×(20-1)≒1.7Gより、多い場合に障害が発生する可能性があります。

46

PG78026

[現象]

スクロールカーソルを使用するとき、サーバで下記のエラーメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

エラーメッセージ:「qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード=s*内部コード=(t*) u*」

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Windows

  • Linux

  • Solaris(TM) Operating System

[発生条件]

  1. スクロールカーソルを使用する。かつ、

  2. 1.のカーソルの探索条件に該当するデータの合計サイズ(*1)が、以下のしきい値を超える。

    • 32bit版のSymfowareを使用している場合:約64GB

    • 64bit版のSymfowareを使用している場合:約32GB

(*1)「選択リストに書かれた列の合計サイズ×探索条件に該当するレコード件数」

47

PG78251

[現象]

リモートアクセス(RDB2_TCP連携)を指定したアプリケーションがデータベースに接続しようとすると、Symfoware Server Connection Manager(以降、Connection Managerと略す)を使用してのデータベース接続になってしまいます。実際に発生する現象は以下の2種類です。

現象1)Connection Managerが起動している場合
リモートアクセスでのデータベース接続が有効にならず、Connection Manager連携でのデータベース接続となりますが、正常復帰します。

現象2)Connection Managerが起動していない場合
アプリケーションに以下のエラーメッセージが返却されます。

JYP5079E Connection Managerシステムが未起動です.

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

  1. 以下のいずれかのアプリケーションを使用する。かつ、

    • C言語やCOBOL言語のESQLアプリケーション

    • Java言語のJDBCアプリケーション

    • ODOSを使用したODBCアプリケーション

  2. リモートアクセス(RDB2_TCP連携)を指定する。かつ、

  3. アプリケーションサーバにV9.1以降のConnection Managerをインストールしている。かつ、

  4. 接続先のデータ資源名または、SQLサーバ名をAPC動作環境ファイルに指定する。かつ、

    1. Connection Managerが起動済み。→現象1

    2. Connection Managerが未起動。→現象2

48

PG78884

[現象]

Symfoware .NET Data ProviderのSymfowareConnectionオブジェクトが.NET Frameworkのガベージコレクションにより回収されたとき、qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

Symfoware/RDB側に出力されるメッセージ

qdg02842u:シグナル-1073741819を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

アプリケーション側に出力されるメッセージ

JYP9229E システムコールにおいてエラーが発生し,サーバとの通信が切断されました. Function =“Socket.Receive”,Error Code =“10054”

[環境]

本障害は、以下の環境で発生します。

  • Windows

[発生条件]

  1. Symfoware .NET Data Providerを使用する。かつ、

  2. コネクションプーリングを使用しない(pooling=false)。かつ、

  3. SymfowareConnectionオブジェクトを作成する。かつ、

  4. SymfowareConnection.Open()を呼び出して、3.のコネクションを接続する。かつ、

  5. 3.のSymfowareConnectionオブジェクトへの引用をなくす(※1)。かつ、

  6. もう1つのSymfowareConnectionオブジェクトを作成する。かつ、

  7. SymfowareConnection.Open()を呼び出して6.のコネクションを接続する。かつ、

  8. 7.の実行と同時に、.NET Frameworkでガベージコレクションが動作した場合(※2)。

※1 例えば、当該SymfowareConnectionオブジェクトにnullを設定する。

※2 ガベージコレクションによるオブジェクト回収順番に依存する障害であるため、上記条件に合致しても発生しない場合があります。

49

PG80224

[現象]

以下に示す発生条件のとき、データベースへのコネクションの数が不当に増加し、以下の現象が発生します。

現象1)

アプリケーションにJYP1004EまたはJYP1006Eのエラーが返却され、RDBREPORTで指定したメッセージログファイルやアプリケーションのイベントログに、qdg12147e:エラーが出力されます。

JYP1004E データ送信中にサーバとの通信が切断されました.
JYP1006E データ受信中にサーバとの通信が切断されました.
qdg12147e:通信処理において異常が発生しました:'JYP1052E 接続できる通信の最大数を超えました.通信種別 =“@1@”

現象2)

rdbpsコマンドまたは、rdbcninfコマンドでコネクションの状態を確認した時に、見積り上のコネクションの数より、接続されているコネクションの数が多くなります。

[環境]

以下のいずれかの環境の場合。

  • Linux

  • Solaris(TM) Operating System

  • Windows

[発生条件]

  1. JDBCを使用したjavaアプリケーションを使用する。かつ、

  2. Interstage Application Server V9.2.0以降を使用する。かつ、

  3. Java EE機能を使用する。かつ、

  4. Interstage Application Serverでのコネクションプーリングを使用する。かつ、

  5. Symfoware Server Connection Managerを使用する。かつ、

  6. SQL文を実行した時に、以下のいずれかの理由により、コネクションが切断され、SQLSTATE40003または40703のエラーが発生する。かつ、

    • ロードシェア運用で、縮退、切替え、または、切戻しが発生する。または、

    • ホットスタンバイ運用で、運用系から待機系への切替えと切り戻しを行う。または、

    • rdbtermコマンドでコネクションを切断する。または、

    • 通信異常などの理由により、コネクションが切断される。または、

    • TRAN_TIME_LIMITパラメタに指定した時間を超過する。または、

    • 利用者制御機能のMAX_TRAN_TIMEパラメタに指定した時間を超過する。

  7. 6.の後で、文の準備または文の実行からリトライせず、getConnectionメソッドでコネクションを取得する。

50

P805588

[現象]

SQL文を実行すると、制限値オーバーの構文エラーにならず、qdg02842u(※)のメッセージを出力し、Symfoware/RDBがダウンします。または、Symfoware/RDBのシステムが無応答になります。

※)qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました.

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows または、

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. 問合せ式にUNION(またはUNION ALL)を65個以上指定する。または、

  2. 表参照に結合表を入れ子で129個以上指定する。または、

  3. 値式に関数または演算式を129個以上指定する。

51

V10.0.0

PG33133

以下の条件の時、応用プログラムがエラー「JYP1029U クライアントメッセージファイルがオープンできません.errno:""2""」を出力します。

  • 現象条件1

  1. 応用プログラムをシングルスレッドモデルで作成する。かつ、

  2. プロセスで最初に実行されるSQL文より前に、ファイルディスクリプタSTDIN_FILENOをクローズする。または、プロセスで最初に実行されるSQL文より前に、ストリームstdinをクローズする。かつ、

  3. 2.で実行したクローズ処理から、プロセスで最初にSQL文を実行する間でファイルをオープンしない。

  • 現象条件2

  1. 応用プログラムをマルチスレッドモデルで作成する。かつ、

  2. プロセスで最初にセションを作成する前に、ファイルディスクリプタSTDIN_FILENOをクローズする。または、プロセスで最初にセションを作成する前にストリームstdinをクローズする。かつ、

  3. 2.で実行したクローズ処理から、プロセスで最初にセションを作成する間でファイルをオープンしない。

すでに提供済み

52

PG53081

[現象]

REVOKE文を実行するとREVOKE文の実行が終了するまでSymfoware/RDB全体が無応答となります。(※)

※プロシジャルーチン定義に指定した列名の増加に比例して、REVOKE文の実行時間が増加します。列名が488,303個の場合、62分43秒かかった事例があります。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  1. Solaris(TM)Operating System または、

  2. Linux または、

  3. Windows または、

  4. UXP/DS

[発生条件]

以下のいずれかの条件のとき、本現象が発生します。

[条件1]

  1. プロシジャルーチン定義(CREATE PROCEDURE文)にSQL手続き文を記載する。かつ、

  2. 指定したSQL手続き文に表名、列名を指定する。かつ、

  3. 2.の表名を対象名に指定したREVOKE文を実行する。

[条件2]

  1. プロシジャルーチン定義(CREATE PROCEDURE文)にCALL文を記載する。かつ、

  2. 指定したCALL文にプロシジャルーチン名を指定する。かつ、

  3. 2.のCALL文で指定したプロシジャルーチン名を対象名に指定したREVOKE文を実行する。

[条件3]

  1. プロシジャルーチン定義(CREATE PROCEDURE文)にSQL手続き文を記載する。かつ、

  2. 指定したSQL手続き文にファンクションルーチン名を指定する。かつ、

  3. 2.のファンクションルーチン名を対象名に指定したREVOKE文を実行する。

[条件4]

  1. プロシジャルーチン定義(CREATE PROCEDURE文)にSQL手続き文を記載する。かつ、

  2. 指定したSQL手続き文に順序名を指定する。かつ、

  3. 2.の順序名を対象名に指定したREVOKE文を実行する。

53

PG53708

[現象]

GRANT文で資源に対する権限をロールに付与すると、qdg12695uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンする。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  1. Solaris(TM)Operating System または、

  2. Linux または、

  3. Windows

[発生条件]

  1. GRANT文で資源に対する権限をロールに付与している。かつ、

  2. 1.で指定した資源と同じ資源に対する権限を別のロールにも付与している。

※内部条件として以下の条件が必要となるため、本現象が発生する頻度はきわめて低い。

ロールに付与した権限情報を表す情報域(以降、ロール情報と称す)直下の13バイト目~16バイト目に格納されている数値情報が、権限付与対象のロールが持つロールコード(ロールの一意性を表すコード)の値と一致した場合のみ。

54

PG54618

[現象]

分割値を指定したDSI定義に対し、rdbprtコマンドを実行すると、qdg12695uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンする。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  1. Solaris(TM)Operating System または、

  2. Linux または、

  3. Windows または、

  4. UXP/DS

[発生条件]

  1. 分割値を指定したDSI定義である。かつ、

  2. 1.のDSI定義に指定されたUSINGオペランドの長さが特定の長さ(※1)を超えている。かつ、

  3. 2.のDSI定義に対し、rdbprtコマンドを実行する場合。

※1)DSI定義に指定されたUSINGオペランドの長さ(※2)は、製品によって異なります。

イ)以下の製品の場合、USINGオペランドの長さが、32Kバイトを超えている場合に本障害が発生します。

  • Solaris版

    • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 6.0.1以前

    • Symfoware Server Enterprise Edition 6.0.1以前

    • Symfoware Server Standard Edition 6.0.1以前

    • SymfoWARE Server 全てのバージョンレベル

    • SymfoWARE Parallel Server 全てのバージョンレベル

  • Linux版

    • Symfoware Server Standard Edition V5.0L10

  • Windows版

    • Symfoware Server Enterprise Edition V6.0L10以前

    • Symfoware Server Standard Edition V6.0L10以前

    • Symfoware Server for Windows V6.0L10

    • SymfoWARE Server for WindowsNT 全てのバージョンレベル

  • UXP/DS

    • SymfoWARE Server Enterprise Edition 全てのバージョンレベル

    • SymfoWARE Server 全てのバージョンレベル

    • RDBII Base 全てのバージョンレベル

ロ)以下の製品の場合、USINGオペランドの長さが、64Kバイトを超えている場合に本障害が発生します。

(以下の製品以降で実施した、OSロケール:Unicode対応により、64Kバイトに拡張)

  • Solaris版

    • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 7.0以降

    • Symfoware Server Enterprise Edition 7.0以降

    • Symfoware Server Standard Edition 7.0以降

  • Linux版

    • Symfoware Server Enterprise Extended Edition V7.0L10以降

    • Symfoware Server Enterprise Edition V6.0L10以降

    • Symfoware Server Standard Edition V6.0L10以降

  • Windows版

    • Symfoware Server Enterprise Edition V7.0L10以降

    • Symfoware Server Standard Edition V7.0L10以降

    • Symfoware Server for Windows V7.0L10/V7.0L10C

    • Symfoware Server Base Edition 8.0.0以降

※2)上記で示すUSINGオペランドの長さとは、

USING(a,b,c),(d,e,f)と指定された場合、先頭のUSINGから、終端のfの次の)までを表します。

各abcのデータの長さは、指定された定数の長さとなります。

ただし、列定義のデータ型が文字列型、または各国語文字列型の場合、指定された定数の長さは、"列定義の長さ(バイト長)+引用符2バイト"となります。

  • USINGオペランドの長さを求める計算式は以下の通りとなります。

5<注1>+( (分割値の要素<注2>に指定された各定数<注3>の合計長+(分割値の要素に指定された定数の数-1)<注4>+2<注5>) ×分割値の要素数 )+(分割値の要素数-1)<注6>

<注1>キーワードUSINGの語彙数(5で固定)

<注2>分割値の要素とは、分割値として(a,b,c),(d,e,f)と指定した場合、(a,b,c)と(d,e,f)の各々のことを表します。

<注3>列定義のデータ型が文字列型、または各国語文字列型の場合、指定された定数の長さは、"列定義の長さ(バイト長)+引用符2バイト"となります。

<注4>各定数間のカンマ(,)の数

<注5>分割値の要素の両端の括弧の語彙数(2で固定)

<注6>各分割値の要素間のカンマ(,)の数

例) CHAR(5),TIMESTAMP型の定義に対し、USING('xyz',TIMESTAMP'2007-02-21 10:10:10'),('w',TIMESTAMP'2007-02-21 12:12:12')と指定した場合、上記で示すUSINGオペランドの長さは、『86』<注7>になります。

<注7>USINGオペランドの長さを求める計算式に適用すると、5+( (7+30+(2-1)+2)×2)+(2-1) = 『86』 になります。

55

PG54637

[現象]

rdbadjrcvコマンド実行中、メッセージqdg12695uを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

rdb: ERROR: qdg12695u:System error occurred. Reference code = 16.1.17.769 Internal code = (idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdcmercp line:XXX)

[環境]

以下のOSを使用している場合

  • Solaris(TM)Operating System

  • Windows

  • Linux

[発生条件]

  1. アーカイブログ運用を行っている。かつ、

  2. Symfoware/RDBが停止状態である。かつ、

  3. rdblogコマンドのBオプション指定で、full,swich,using状態のアーカイブログファイルをすべてバックアップする。 かつ、
    (using状態のアーカイブログファイルが存在しない状態にする)

  4. 3.でバックアップしたアーカイブログ退避ファイルを指定してrdbadjrcvコマンドを実行した場合

56

PG56031

[現象]

SQL文実行中にプロシジャルーチン、トリガ、ファンクションルーチンの定義/削除を実行するとメッセージ「qdg12695u:System error occurred. Reference code = 16.5.64.769 Internal code = (idt_p:~ sub_code:0 module:jypacerr line:192)」を出力しSymfowareがダウンする場合があります。

[環境]

  1. Solaris(TM)Operationg Systemを使用しているシステム または、

  2. Linuxを使用しているシステム または、

  3. Windowsを使用しているシステム または、

  4. UXP/DSを使用しているシステム

[発生条件]

  1. 応用プログラムからSQL文を実行する。かつ

  2. 1.のSQL文がアクセスする表に対して、以下のいずれかの定義、または削除を実行する。

    • プロシジャルーチン

    • ファンクションルーチン

    • トリガ

57

PG56312

[現象]

rdbdmpコマンドのcオプション(rdbdmpコマンド実行中の更新ログを退避データに採取しない)指定時に、メッセージqdg02303uを出力してエラー終了する場合があります。

qdg02303u:退避データの取得に失敗しました

[環境]

  1. 以下のOSを使用している場合。かつ、

    • Solaris(TM)Operating System

    • Windows

    • Linux

  2. アーカイブログ運用している。かつ、

  3. アーカイブログファイルの合計サイズが2ギガバイト以上

[発生条件]

  1. rdbdmpコマンドをcオプション指定(注1)で実行する。かつ、

  2. 1.実行中の更新ログ量(注2)が2ギガバイトを超えた場合

(注1):rdbdmpコマンド実行中の更新ログを退避データに採取しない指定
rdbdmpコマンドによるIO負荷を削減することを目的とした、rdbdmpコマンドのdオプション(インターバルバックアップ)指定時に、通常より更新ログが増加(=退避データサイズ増加)が予想されるため、更新ログを採取しない機能として用意した機能。

(注2):rdbdmpコマンド実行中に蓄積される更新ログ量の総量
以下の手順で更新ログ量は実測可能です。

  1. rdbsarコマンドのlオプション(テンポラリログに関する性能情報の表示)指定を実行し、出力されたAiBlock数を記録

  2. rdbdmpコマンド実行

  3. rdbsarコマンドのlオプション指定を実行し、出力されたAiBlock数を記録
    更新ログ量=((3)で記録したAiBlock数-(1)で記録したAiBlock数)×512バイト

58

PG56993

[現象]

Symfoware/RDBがメッセージ"qdg12695u"を出力してダウンする場合があります。

[環境]

  1. 以下のいずれかのOSである場合。

    1-a)Solaris(TM)Operating System または、

    1-b)Linux または、

    1-c)Windows または、

    1-d)UXP/DS

[発生条件]

  1. 応用プログラムがコネクションを接続している状態である。かつ

  2. ネットワークの異常等でSymfoware/RDBが不当なプロトコルを受信した場合。

すでに提供済み

59

PG59073

[現象]

Symfoware Server Advanced Backup Controllerによるバックアップ実行中にエラーメッセージqdg12695uを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = 16.1.17.769 Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdcmrct100 line:XXX)

[環境]

以下のOSを使用している場合

  • Solaris(TM)Operating System

  • Windows

  • Linux

[発生条件]

  1. CREATE DSI文を実行する(対象DSIが定義直後の状態)。かつ、

  2. 1.のDSIが割り付けられたデータベーススペースを対象に、Symfoware Server Advanced Backup Controllerのバックアップ処理として、以下いずれかのコマンドを実行する。かつ、

    • swstbackupコマンド(注1)、または、

    • rdbmrdmpコマンド

  3. 2.実行中に、1.のDSIに対して以下いずれかのコマンドを実行した場合。

    • rdbfmtコマンド、または、

    • rdbsloaderコマンド

(注1)以下の製品のコマンド

  • Softek AdvancedCopy Manager、または、

  • ETERNUS SF AdvancedCopy Manager

60

PG59218

Symfoware/RDBがqdg02842uのメッセージを出力してダウンする場合があります。

qdg02842u:シグナルxxを受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のOSで発生します。

  • Solaris (TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

  1. CONNECT文を実行する。かつ、

  2. CONNECT文の実行中にメモリ不足が発生する。

すでに提供済み

61

PG59780

[現象]

Symfoware/RDBに接続するアプリケーションが無応答となる場合があります。

[環境]

以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. アプリケーションからSQL文を実行中である。かつ、

  2. 以下のいずれかの方法でSymfoware/RDBに接続している。かつ、

    1. RDB2_TCPを利用している。または、

    2. Symfoware Server Connection Managerを利用している。

  3. アプリケーションを実行しているサーバの電源を切断する。または、アプリケーションを実行しているサーバとDBサーバとの間のLANケーブルが抜けた場合。(*注)

(*注) writeシステムコールがEAGAINを返却した場合を指します。

すでに提供済み

62

PG59902

[現象]

java.sql.PreparedStatement.getResultSetメソッドを使用して取得したResultSetを操作すると、アプリケーションに以下のエラーが返却され、アプリケーションが異常復帰する場合があります。

  • -エラーメッセージ

    ResultSetがクローズされました

    (エラーコード1058)

[環境]

本障害は、以下の環境で発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

■Solaris(TM) Operating System

以下の製品および、以下の製品のSolaris用の各添付クライアント

  • Symfoware Server Standard Edition 6.0 + 913548-03, 6.0.1 + 913830-05

  • Symfoware Server Enterprise Edition 6.0 + 913548-03, 6.0.1 + 913830-05

  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 6.0 + 913548-03, 6.0.1 + 913830-05

以下の製品

  • Connection Manager 6.0 + 913548-03, 6.0.1 + 913830-05

以下の製品および、以下の製品のSolaris用の各添付クライアント

  • Symfoware Server Standard Edition 8.0.0 + T000229SP-03

  • Symfoware Server Enterprise Edition 8.0.0 + T000229SP-03

  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 8.0.0 + T000229SP-03

以下の製品

  • Connection Manager 8.0.0 + T000229SP-03

以下の製品の各OS用添付クライアント

[製品]

  • Symfoware Server Standard Edition 8.0.0

  • Symfoware Server Enterprise Edition 8.0.0

  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 8.0.0

[Windows用添付クライアント]

上記製品にT000218WP-03を適用した環境

[Linux32用添付クライアント]

上記製品にT000230LP-03を適用した環境

[Linux64用添付クライアント]

上記製品にT000238QP-03を適用した環境

以下の製品および、以下の製品のWindows/Linux32/Linux64/Solaris用の各添付クライアント

  • Symfoware Server Standard Edition 9.1.0

  • Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0

  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0

以下の製品

  • Connection Manager 9.1.0

■Linux32

以下の製品および、以下の製品のLinux32用の各添付クライアント

  • Symfoware Server Standard Edition V6.0L10/A + T01262-01

  • Symfoware Server Enterprise Edition V6.0L10/A/B + T01262-01

以下の製品

  • Connection Manager V6.0L10/A + T01262-01

以下の製品および、以下の製品のLinux32用の各添付クライアント

  • Symfoware Server Standard Edition 8.0.0、8.0.0A + T000233LP-03

  • Symfoware Server Enterprise Edition 8.0.0、8.0.0A + T000233LP-03

  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 8.0.0、8.0.0A + T000233LP-03

以下の製品

  • Connection Manager 8.0.0、8.0.1 + T000233LP-03

以下の製品の各OS用添付クライアント

[製品]

  • Symfoware Server Standard Edition 8.0.0、8.0.0A

  • Symfoware Server Enterprise Edition 8.0.0、8.0.0A

  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 8.0.0、8.0.0A

[Windows用添付クライアント]

上記製品にT000236WP-03を適用した環境

[Solaris用添付クライアント]

上記製品にT000237SP-03を適用した環境

[Linux64用添付クライアント]

上記製品にT000231QP-03を適用した環境

■Linux64

以下の製品および、以下の製品のLinux64用の各添付クライアント

  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 8.0.0、8.0.0A + T000231QP-03

以下の製品

  • Connection Manager 8.0.0 + T000231QP-03

以下の製品の各OS用添付クライアント

[製品]

  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 8.0.0、8.0.0A

[Windows用添付クライアント]

上記製品にT000236WP-03を適用した環境

[Linux32用添付クライアント]

上記製品にT000233LP-03を適用した環境

[Solaris用添付クライアント]

上記製品にT000237SP-03を適用した環境

以下の製品および、以下の製品のLinux64用の各添付クライアント

  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 8.0.1 + T000238QP-03

以下の製品

  • Connection Manager 8.0.0、8.0.1 + T000238QP-03

以下の製品の各OS用添付クライアント

[製品]

  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition 8.0.0、8.0.0A、8.0.1

[Windows用添付クライアント]

上記製品にT000218WP-03を適用した環境

[Linux32用添付クライアント]

上記製品にT000230LP-03を適用した環境

[Solaris用添付クライアント]

上記製品にT000229SP-03を適用した環境

■Windows

以下の製品および、以下の製品のWindows用の各添付クライアント

  • Symfoware Server Enterprise Edition V6.0L10 + TP09620

  • Symfoware Server Standard Edition V6.0L10 + TP09620

  • Symfoware Server for Windows NT V6.0L10 + TP09620

以下の製品および、以下の製品のWindows用の各添付クライアント

  • Symfoware Server Standard Edition 8.0.0 + T000218WP-03

  • Symfoware Server Enterprise Edition 8.0.0 + T000218WP-03

  • Symfoware Server Symfoware Server Base Edition 8.0.0 + T000218WP-03

以下の製品

  • Connection Manager 8.0.0 + T000218WP-03

以下の製品の各OS用添付クライアント

[製品]

  • Symfoware Server Standard Edition 8.0.0

  • Symfoware Server Enterprise Edition 8.0.0

  • Symfoware Server Base Edition 8.0.0

[Linux64用添付クライアント]

上記製品にT000238QP-03を適用した環境

[Linux32用添付クライアント]

上記製品にT000230LP-03を適用した環境

[Solaris用添付クライアント]

上記製品にT000229SP-03を適用した環境

[発生条件]

  1. Javaアプリケーションを使用する。かつ、

  2. プロトコルにローカルまたはリモート(RDB2_TCP連携)を使用する。かつ、

  3. 以下のいずれかの場合。かつ、

  • ・ステートメントキャッシュ機能を使用する。または、

  • ・ステートメントキャッシュ機能を未使用で、ResultSet.closeを実行していない。

  1. 以下のいずれかのメソッドにSELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを

作成する。かつ、

  • Connection.prepareStatement(String sql)

  • Connection.prepareStatement(String sql,int resultSetType,int resultSetConcurrency)

  1. 4.のPreparedStatementオブジェクトのexecuteメソッドを使用して文を実行する。かつ、

  2. 4.のPreparedStatementオブジェクトのgetResultSetメソッドを使用して、ResultSetオブジェクトを取得する。かつ、

  3. 6.のResultSetオブジェクトのメソッドを実行する。かつ、

  4. 以下のいずれかの場合。

  • 4.のPreparedStatementオブジェクトに対して5.~7.の操作を複数回行う。

  • 4.で指定したSELECT文と同じSELECT文を指定して4.~7.の操作を複数回行う。

すでに提供済み

63

PG60276

[現象]

以下のいずれかの動的SQL文を実行時に、qdg02842u(※)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

  • SELECT文、または、

  • INSERT文、または、

  • UPDATE文、または、

  • DELETE文

※)シグナルd*を受信したためRDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  1. Solaris(TM) Operating System または、

  2. Linux または、

  3. Windows または、

  4. UXP/DS

[発生条件]

  1. データ操作文として以下のいずれかを指定している。かつ、

    • SELECT文 または、

    • INSERT文 または、

    • UPDATE文 または、

    • DELETE文

  2. 1.にて、以下いずれかを2つ以上ネストして指定している。かつ、

    • 副問合せ

    • 導出表

  3. 2.で2つ以上ネストした副問合せ、または、導出表の探索条件に、主問合せ(※1)に指定した参照列が存在する表の列に対して、動的パラメタを指定している。かつ、

  4. 3.の上位のネストに指定された副問合せ、または、導出表の探索条件に、主問合せに指定した参照列が存在する表とは異なる表の列を指定している。かつ、

  5. 4.の表に対して相関名(※2)を指定している場合(※3)。

(※1)主問合せとは、データ操作文に最初に指定した問合せのことを表す。

(※2)表の別の名前をつけること。

詳細については以下のマニュアル記事を参照してください。

Symfoware Server SQLビギナーズガイド

複数の表を関連づけて操作する方法

表に別名を用いてデータを操作する

(※3)以下に[発生条件]に該当する例を示す。

SELECT T1.C11 FROM S1.T1 WHERE T1.C12 (←主問合せ)←発生条件1.
= (SELECT DT2.C21 FROM (←副問合せ)←発生条件2. 4.
(SELECT T2.C21 FROM S1.T2 WHERE T2.C22 = 10 AND T1.C11 = ? ) AS DT2) (←導出表)←発生条件2. 3. 5.

64

PG60461

[現象]

CASTを指定したSQL文を実行するとqdg12695u(*1)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

*1:qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード=s* 内部コード=(t*) u*

[環境]

  1. 以下のいずれかのOSである場合。

    • Solaris(TM) Operating System

    • Linux

    • Windows

    • UXP/DS

[発生条件]

以下のCASTを指定したSQL文を実行した場合。

  1. CASTオペランドのデータ型が概数型である。かつ、

  2. 1.の値が-0である。かつ、

  3. CAST相手のデータ型が文字列型である。

65

PG61002

[現象]

表名を指定しない動的UPDATE文を実行すると、JYP8399E(※1)の構文エラーにならず、Symfoware/RDBがqdg02842u(※2)のメッセージを出力してダウンします。

※1)JYP8399E:“@1@”の前後にキーワード“@2@”が指定されていません.

※2)qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました.

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  1. Solaris(TM) Operating System または、

  2. Linux または、

  3. Windows

[発生条件]

  1. 以下のいずれかの方法でUPDATE文を実行する。かつ、

    • C/COBOL埋め込みホストプログラムの場合、動的SQL文としてUPDATE文を実行している。または、

    • JDBC連携の場合、UPDATE文を実行している。または、

    • ODOS連携の場合、UPDATE文を実行している。または、

    • .NET Data Providerの場合、UPDATE文を実行している。

  2. UPDATE文に表名を指定していない。かつ、

  3. UPDATE文にカーソル名を指定していない。かつ、

  4. UPDATE文に実行オプション指定(※3)を指定している。

※3)実行オプション指定は、Symfoware Server Enterprise Extended Editon 4.1からのサポート機能である。

66

PG61609

[現象]

運用系RDBシステムと待機系RDBシステムがダウンした後、Symfoware Server Connection Managerから再起動したRDBシステムへの接続ができない場合があります。

[環境]

本障害は以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM)Operating System

  • Windows

  • Linux

[発生条件]

  1. フェイルオーバ運用を実施している。かつ、

  2. Symfoware Server Connection Manager(以降CM)からRDBシステムへの接続を実施している。かつ、

  3. 以下のいずれかが発生する。かつ、

    3-1)運用系RDBシステムと待機系RDBシステムがダウンする。 または、

    3-2)待機系RDBシステムが起動されていない状態で運用系RDBシステムがダウンする。

  4. 運用系RDBシステムもしくは、待機系RDBシステムのうち一方のみを起動する。

すでに提供済み

67

PG61838

[現象]

以下の条件の場合に、Connection Managerを使用してアプリケーションを実行すると下記のエラーメッセージを出力しcoreファイルを出力します。

<エラーメッセージ>

qdg12148e:SQL文の実行で重症エラーを検出しました:'JYP1078U シグナルを受信したためアプリケーションが異常終了しました.'

[環境]

以下のOSを使用している場合

  • Solaris(TM) Operating System

  • Windows

  • Linux

[発生条件]

  1. 以下のいずれかの製品を使用している。かつ、

    • Solaris版 Symfoware Server Connection Manager 9.1

    • Linux版 Symfoware Server Connection Manager 9.1

    • Windows版 Symfoware Server Connection Manager 9.1

  2. rdbexecsqlコマンド、または、アプリケーションにより、データベースへの接続を実行する。かつ、

  3. 以下のいずれかの理由により当該接続処理が失敗した場合

    • クライアント用の動作環境ファイルのDEFAULT_CONNECTIONに誤った認可識別子または、パスワードを指定した場合

    • アプリケーションに誤った認可識別子または、パスワードを指定した場合

    • クライアント用の動作環境ファイルのSERVER_ENV_FILEに誤ったSQLサーバ名または、ファイル名を指定した場合

    • クライアント用の動作環境ファイルのOPL_BUFFER_SIZEに指定したバッファの獲得に失敗した場合

    • クライアント用の動作環境ファイルのRESULT_BUFFERに指定したバッファの獲得に失敗した場合

    • クライアント用の動作環境ファイルのSORT_MEM_SIZEに指定したメモリの獲得に失敗した場合

    • クライアント用の動作環境ファイルのWORK_MEM_SIZEに指定したメモリの獲得に失敗した場合

    • クライアント用の動作環境ファイルのWORK_PATHに指定したス名に誤りがある場合

    • クライアント用の動作環境ファイルのROUTINE_SNAPに指定したルーチンスナップファイル名に誤りがある場合

    • クライアント用の動作環境ファイルのACCESS_PLANに指定したファイル名に誤りがあった場合

すでに提供済み

68

PG61956

[現象]

Symfoware/RDBがqdg12695uのメッセージを出力し、ダウンする場合があります。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = 16.5.65.257 Internal code = (~ module:jypfs050 line:xx)

[環境]

以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. 以下の条件を満たすSQL文を実行する。かつ、

    1. FROM句に複数の表を指定したSQL文を実行する。かつ、

    2. a.のSQL文のアクセスモデルが、フェッチジョインまたはマージジョインである。かつ、

    3. b.のジョインキーの値がユニークでない。

  2. 1.のSQL文がエラー終了する。かつ、

  3. 1.のSQL文を再実行する。かつ、

  4. 以下のいずれかを満たす場合。

    1. 1.のSQL文が以下のいずれかの条件を満たす場合。または、
      i) ORDER BY句を指定している。または、
      ii) GROUP BY句を指定している。または、
      iii) UNIONを指定している

    2. 2.の実行後以下の条件を満たすカーソルをOPENし、3.の実行時にOPEN中の場合
      i) ORDER BY句を指定している。または、
      ii) GROUP BY句を指定している。または、
      iii) UNIONを指定している。

69

PG62037

[現象]

ロードシェア運用またはスケーラブルログ運用において、Symfoware/RDBのダウンによりアプリケーションに下記メッセージが返却された場合に、トランザクションの一貫性が保証されず、ロググループごとに更新結果が不整合となる場合があります。

「JYP1006E データ受信中にサーバとの通信が切断されました.」

[環境]

以下の環境を使用していると発生します。

  1. 以下のいずれかのOSを使用している。かつ、

    1-1)Linuxまたは、

    1-2)Solaris(TM) Operating Systemまたは、

    1-3)Windows

  2. 以下のいずれかの運用を行っている。

    2-1)以下の運用を行っている。または、

    2-1-1)ロードシェア運用である。かつ、

    2-1-2)スケーラブルログ運用である。

    2-2)以下の運用を行っている。

    2-2-1)トランザクションモニタを使用している。かつ、

    2-2-2)スケーラブルログ運用である。

[発生条件]

以下のいずれかの条件を満たした場合、トランザクションの一貫性が保証されない場合があります。

条件1

  1. [環境]の条件2-1)を満たしている。かつ、

  2. 更新を伴うアプリケーションを実行している。かつ、

  3. 2.のアプリケーションは、リモートシステムへアクセスしている(注1)。かつ、

  4. 2.のアプリケーションは、接続先のシステムでデータを更新している。かつ、

  5. 4.の更新データは、複数のデータベーススペース上に分散している。かつ、

  6. 5.のデータベーススペースは、複数のロググループ上に分散している。かつ、

  7. 2.のアプリケーションの接続先のSymfoware/RDBがダウンする。かつ、

  8. 7.のSymfoware/RDBが定義されたクラスタアプリケーションを起動する(注2)

注1:アプリケーションが参照するデータベース資源が、接続先のSymfoware/RDBに存在しない場合に、データベース資源が存在する他ノードのSymfoware/RDBに対して、Symfoware/RDBが通信を行っている状態を指す。

注2:ホットスタンバイ運用の場合は8)の条件を除外。

条件2

  1. [環境]の条件2-2)を満たしている。かつ、

  2. 更新を伴うアプリケーションを実行している。かつ、

  3. 2.のアプリケーションは、接続先のシステムでデータを更新している。かつ、

  4. 3.の更新データは、複数のデータベーススペース上に分散している。かつ、

  5. 4.のデータベーススペースは、複数のロググループ上に分散している。かつ、

  6. 2.のアプリケーションの接続先のSymfoware/RDBがダウンする。かつ、

  7. 6.のSymfoware/RDBを起動する。

すでに提供済み

70

PG62044

[現象]

CREATE DBSPACE文のATTRIBUTE LOG GROUPにロググループ名を指定しないとqdg13555u(※)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

(※)qdg13555u:SymfoWARE/RDBとの通信が切断されました

[環境]

以下のいずれかのOSの場合。

  1. Solaris(TM)Operating System または、

  2. Windows または、

  3. Linux

[発生条件]

  1. CREATE DBSPACE文にATTRIBUTE LOG GROUPを指定している、かつ

  2. 1.にロググループ名を指定していない。

すでに提供済み

71

PG62220

[現象]

Symfoware/RDBが以下のメッセージを出力してダウンする場合があります。

“rdb: ERROR: qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました"

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Linux

  • Solaris(TM) Operating System

  • Windows

[発生条件]

以下のいずれかの条件で発生します。

[条件1]

  1. rdbstartコマンドを実行する。かつ、

  2. Symfoware/RDBプロセス起動中にメモリ不足が発生する。

[条件2]

  1. フェイルオーバ運用またはロードシェア運用である。かつ、

  2. クラスタアプリケーションを起動する。かつ、

  3. Symfoware/RDBプロセス起動中にメモリ不足が発生する。

[条件3]

  1. フェイルオーバ運用またはロードシェア運用である。かつ、

  2. クラスタアプリケーションの切替が発生する。かつ、

  3. 切替先のシステムにおいて、Symfoware/RDBの切替処理中にメモリ不足が発生する。

補足)

使用可能メモリに対して、定義したロググループ数が多い場合に発生しやすくなります。

メモリ見積もり式は、セットアップガイドの付録Dを参照してください。

すでに提供済み

72

PG62266

[現象]

Symfoware/RDBにおいてrdbrcvdicコマンドを実行すると、正常終了するべきであるにもかかわらず、qdg13139u(※)のエラーを出力して異常終了することがあります。

※ロググループ名を「LOGG0100」と仮定した場合

qdg13139u:ロググループ'LOGG0100*'は存在しません [*は不定のゴミ文字列]

[環境]

以下のいずれかのOSの場合。

  1. Solaris(TM)Operating System または、

  2. Windows または、

  3. Linux

[発生条件]

  1. スケーラブルディレクトリ運用の場合。かつ、

  2. -gオプションに、サイズが4の倍数のバイト数になる実在するユーザロググループ名を定義している。かつ、

  3. 2.のユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルに対して、-Oオプション(Symfoware/RDBの運用中のリカバリ)を指定している。かつ、

  4. -ddlオプション(データベースの定義のみの復旧)を指定した場合。

すでに提供済み

73

PG62293

[現象]

監査ログ表の列AUDIT_TEXTに格納される資源名に不要なデータが付く場合があります。

[環境]

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

  1. 監査ログ運用を行っている。かつ、

  2. rdbpldicコマンドでデータベース名指定、またはスキーマ名指定で定義をメモリ上に展開している。かつ、

  3. SET SYSTEM PARAMETER文でセキュリティパラメタAUDIT_ACCESS_SUCCESS=YESを設定する。かつ、

  4. 以下のいずれかにアクセスした場合。

    1. 表 または、

    2. 順序定義 または、

    3. トリガ または、

    4. プロシジャルーチン または、

    5. ファンクションルーチン

74

PG63029

[現象]

以下に示す発生条件の【条件1】または【条件2】のとき、アプリケーションがダウンする場合があります。

[環境]

  1. 以下のいずれかのOSを使用している。

    • Solaris(TM) Operating System または、

    • Windows または

    • Linux

かつ、

  1. 以下の製品をインストールしている。

    • Symfoware Server Connection Manager 9.1.0以降

[発生条件]

【条件1】

  1. ロードシェア運用を行っている。かつ、

  2. Connection Managerを使用している。かつ、

  3. 埋込みSQLのアプリケーションにより、1つのセションで複数のコネクションを接続する。かつ、

  4. 条件3.の複数コネクションの接続先が以下のいずれかの条件を満たす。

    4-1) いずれかの接続先に指定されたAPC動作環境ファイルのSQLSERVERに複数のRDBシステム名またはロググループ名が指定されている。または、

    4-2) それぞれの接続先に指定されたAPC動作環境ファイルのSQLSERVERに互いに異なるRDBシステム名または互いに異なるロググループ名が指定されたコネクションが存在する。

かつ、

  1. SET CONNECTION文により、現コネクションを変更する。かつ、

  2. 以下のいずれか条件に一致する。

    6-1) トランザクションを開始するSQL文の実行により、トランザクションを開始する。または、

    6-2) SQL文の実行時にサーバとの通信でエラーが発生する。

【条件2】

  1. ロードシェア運用を行っていない。かつ、

  2. Connection Managerを使用している。かつ、

  3. APC動作環境ファイルに複数のSQLSERVERを記述している。かつ、

  4. 条件3.の複数のSQLSERVERのうち、互いに異なるRDBシステムを指定したSQLSERVERの組合せが存在する。かつ、

  5. 埋込みSQLのアプリケーションによって、接続先として条件4.の組合せのそれぞれのSQLSERVERを指定した、複数のコネクションを1つのセションから接続する。かつ、

  6. SET CONNECTION文により、現コネクションを変更する。かつ、

  7. 以下のいずれかの条件に一致する。

    7-1) トランザクションを開始するSQL文の実行により、トランザクションを開始する。または、

    7-2) SQL文の実行時にサーバとの通信でエラーが発生する。

すでに提供済み

75

PG65312

[現象]

以下に示す環境・発生条件のとき、メモリがリークする場合があります。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

  1. JDBCを使用したjavaアプリケーションを使用する。かつ、

  2. 以下のいずれかの場合。かつ、

    • riverManagerクラスのAPIを利用して、データベースに接続する。かつ、statementcacheオプションに1以上の値を指定する。

    • ataSourceインタフェースを利用して、データベースに接続する。かつ、ステートメントキャッシュ数に1以上の値を指定する。かつ、
      (最大プールコネクション数に0を指定する。または、最大プールコネクション数を超える数のコネクションを使用する。)

  3. 2.のコネクションを使用して、PreparedStatementインタフェースまたは、CallableStatementインタフェースを利用して、SQLを実行する。かつ、

  4. 2.のコネクションに対して、Connection.close()を実行する。かつ、

  5. アプリケーションプロセスを終了する事なく、2.~4.を繰り返し行う。

76

PG66002

[現象]

現象1:

ロード系のRDBコマンド(注1)を実行すると、qdg13198u(注2)のメッセージを出力してRDBコマンドが異常終了します。

注1)rdbsloader/rdbsaloader/rdbsuloaderコマンド

注2)「ファイル's*'において d*件目の文字列データが定義長を超えています 列名.定義長=(t*) u* 」

現象2:

ロード系のRDBコマンド(注1)を実行すると、文字列型の列に不当なデータが格納される(注2)ことがあります。

このため、データ検索の取出しにおいて本来取出されるべきデータが取出されないことがあります。

注1)rdbsloader/rdbsaloader/rdbsuloaderコマンド

注2)文字列型データの最終バイトに制御コード(\r:0x0d)が付加されます。

以下に例を示します。

入力データ: CHAR(8)の列に"ABC"を指定
格納結果: "ABC△△△△\r" (△は半角空白、\rはバイナリの0x0dを示す)

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows

[発生条件]

発生条件1:

  1. 以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、

    1. rdbsloaderコマンド(※)、または、
      ※レコード定義長が32KBを超える(BLOB型の列が存在時)場合で、-cオプションでBLOB型以外の列名を指定している場合

    2. rdbsaloaderコマンド、または、

    3. rdbsuloaderコマンド

  2. 1.のコマンドで以下のオプションを指定する。かつ、

    1. -t (入力ファイルがテキスト形式) および、

    2. -l NONE_VALIDSPACE (区切り文字から区切り文字までをそのまま格納)

  3. 1.の入力ファイルにレコードの終端を示す改行文字がCR(\r)+LF(\n)のレコードが存在する。かつ、

  4. 3.のレコードが以下の全てを満たしている。

    1. 最後の列のデータ型が文字列型である。かつ、

    2. 最後の列の文字列長が列の定義長と同じである。かつ、

    3. レコードの終端を示す改行文字が入力レコード読込みバッファ(注)をまたがっている。

注)入力ファイル読込み用の32KB(32768バイト)のローカルメモリです。
以降の記述において、入力ファイルの先頭から32768×nバイト目にレコードの終端を示す改行文字の\rが存在する場合を「バッファをまたがる」と称します。以下がバッファをまたがる例です。('|'は区切り文字を示す)
……|JHC00001\r\n……
\rが先頭から32768×nバイト目の場合、バッファをまたがります。

発生条件2:

  1. 以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、

    1. rdbsloaderコマンド(※)、または、
      ※レコード定義長が32KBを超える(BLOB型の列が存在時)場合で、-cオプションでBLOB型以外の列名を指定している場合

    2. rdbsaloaderコマンド、または、

    3. rdbsuloaderコマンド、または、

  2. 1.のコマンドで以下のオプションを指定する。かつ、

    1. -t (入力ファイルがテキスト形式) および、

    2. -l NONE_VALIDSPACE (区切り文字から区切り文字までをそのまま格納)

  3. 1.の入力ファイルにレコードのを終端を示す改行文字がCR(\r)+LF(\n)のレコードが存在する。かつ、

  4. 3.のレコードが以下の全てを満たしている。

    1. 最後の列のデータ型が文字列型である。かつ、

    2. 最後の列の文字列長が列の定義長より短い。かつ、

    3. レコードの終端を示す改行文字が入力レコード読込みバッファ(注)をまたがっている。

<補足>

発生条件1との違いは、4. b.のみです。

77

PG67686

[現象]

以下の2つの現象が発生する場合があります。

  • 現象1
    データベースサーバ上でConnection Managerの監視プロセスがコアを出力してダウンする。

  • 現象2
    稼働中のアプリケーションサーバのシステムログに、Connection Managerのエラーメッセージapc00024eおよびapc00001eが出力され、一時的にデータベースサーバとの通信に異常が発生し、アプリケーションを実行できなくなる。

*apc00024e:Heartbeat connection timed out. IPaddress=RDBシステムのIPアドレス PortNumber=相互ダウン監視通信用のポート番号

*apc00001e:An error has occurred on the communication line to RDB system 'RDBシステム名 ホスト名'.

[環境]

以下のいずれかの OS を使用している。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

[発生条件]

以下の条件を満たしている場合に、本現象が発生する場合があります。

  1. データベースサーバに対して、Connection Managerを2つ以上接続している、かつ、

  2. 以下のいずれかの条件を満たしている。
    2-1) 1つ以上のConnection Managerが任意の原因で停止する。または、
    2-2) 1つ以上のConnection Managerとデータベースサーバとの間で通信異常が発生する。