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Interstage Data Effector リリース情報
Interstage

2.2 パス名の扱い

変更内容

パス名の指定方法を拡張します。

CSV形式の見出し行とデータ行の分離出力

出力ファイルがCSV形式で、出力ファイル名に";"がある場合、見出し行とデータ行を分けて出力します。

名前付きパイプサポート

以下のパスに"pipe@"から始まるファイル名、パス名を指定した場合には、名前付きパイプの指定とみなします。

  • 連結機能の入力ジャーナルファイル

  • 各機能の入力ファイルの物理ファイル名

  • 各機能の出力ファイル名または物理ファイル名

非互換

パス名に";"または"pipe@"を含む場合の動作が異なります。
指定例と判定を以下に示します。

パスの指定例

パス名の扱い

V9.0系

V9.1系以降

/home/out_header.csv;/home/out_data.csv

"/home/out_header.csv;/home/out_data.csv"を1ファイル名と判定。

"/home/out_header.csv"を見出し行のファイル名、"/home/out_data.csv"をデータ行のファイル名と判定。

pipe@/home/data/named_pipe_data

"pipe@/home/data/named_pipe_data"をファイル名と判定。

入力ファイルを名前付きパイプ"/home/data/named_pipe_data"と判定。

対処方法

以下の互換パラメタを用意します。
パス名に";"または"pipe@"を指定して、V9.0系と同等の処理としたい場合は、互換値を設定してください。

表2.3 コマンド利用時の指定方法

ファイルの種類

パラメタ名

パラメタの値

V9.0系

V9.1系以降

select用動作環境ファイル

PathNameCompatibility

パラメタ未サポート

設定値は、以下のいずれかです。

  • 0:V9.1系の動作

  • 1:V9.0系の動作(互換値)

本パラメタを省略した場合、0が指定されたとみなします。

replace用動作環境ファイル

PathNameCompatibility

analyze用動作環境ファイル

PathNameCompatibility

sort用動作環境ファイル

PathNameCompatibility

表2.4 API利用時の指定方法

関数の種類

パラメタ名

パラメタの値

V9.0系

V9.1系以降

AsisSetEnviroment関数

環境パラメタPathNameCompatibility

環境パラメタ未サポート

設定値は、以下のいずれかです。

  • 0:V9.1系の動作

  • 1:V9.0系の動作(互換値)

本パラメタを省略した場合、0が指定されたとみなします。