カーネル資源は、カーネル構成ファイル(/etc/sysctl.confファイル)に設定します。
変更後は、“sysctl -p /etc/sysctl.conf”を実行するか、システムを再起動してください。
下表を参照し、各パラメタの説明で“最大値”とあるパラメタについては、すでに設定されている値またはデフォルト値と比較して大きい方の値を設定し、“加算”とあるパラメタについては、すでにカーネル構成ファイルに設定されている値、またはデフォルト値に加算した値を設定してください。
なお、カーネル資源設定の見積り値については、Symfoware/RDBでの必要分は含まれていません。
共用メモリ資源
パラメタ名 | 必要数 | 備考 |
---|---|---|
kernel.shmmax | 3287800 + Symfoware/RDB必要数(注1) | 最大値 |
kernel.shmmni | 4 × 同時起動DBミラーリングシステム数(注2) | 加算 |
kernel.shmall | kernel.shmmax / メモリのページ長(注3) | 加算 |
注1) システム(Linuxマシン)全体の共用メモリの指定値であるため、Symfoware/RDBでの必要数を加算して設定する必要があります。
注2) 本バージョンでは“1”です。
注3) メモリのページ長は、x86版およびIntel64版では4キロバイトです。
セマフォ資源
/etc/sysctl.confファイル内のkernel.semパラメタに以下の形式で指定します。
kernel.sem = para1 para2 para3 para4
para1、para2、para3、para4に以下の値を設定してください。
パラメタ名 | 必要数 | 備考 |
---|---|---|
para1 | 4 + Symfoware/RDB必要数(注1) | 最大値 |
para2 | 13 × 同時起動DBミラーリングシステム数(注2) | 加算 |
para3 | すでに設定されている値(注3) |
|
para4 | 4 × 同時起動DBミラーリングシステム数(注2) | 加算 |
注1) システム(Linuxマシン)全体のセマフォの指定値であるため、Symfoware/RDBでの必要数を加算して設定する必要があります。
注2) 本バージョンでは“1”です。
注3) 値が設定されていない場合は、OSのデフォルト値を設定してください。
注意
Symfoware/RDBのカーネル資源の以下の値を求める概算式に、“同時に実行するデータベース二重化のコマンド数”を加算してください。
クライアント多重度
クライアントプロセス多重度
同時に実行するデータベース二重化のコマンドの数は、以下の式から算出します。
同時に実行するデータベース二重化のコマンド数 = 15 + 監査対象のデータベーススペース数 + 利用者が同時に実行するコマンド数
参照
Symfoware/RDBのカーネル資源につては、“セットアップガイド”を参照してください。
カーネル資源の設定方法についての詳細は、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。