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Symfoware Server V10.1.0 データベース二重化導入運用ガイド

12.2.3 反映常駐スレッドの多重度数のチューニング

RERUNログ反映処理では、トランザクションをDSIごとに分割し時系列に反映を行うため、反映常駐スレッド数を増やすことにより性能向上が可能です。

rdbbcpfmコマンドのrオプションおよび、pオプションを実行してRERUNログ反映性能情報を取得し、“反映常駐スレッドビジー時間(EmptyTime)”の値をもとに、反映常駐スレッドの多重度数のチューニングを行います。

注意

  • 特定のDSIにアクセスが集中した場合、“反映常駐スレッド単位の反映時間(RefTime)”が極端に大きな値のスレッドが存在する傾向があります。この場合は、DSI分割の見直しを行うことを推奨します。

  • 反映常駐スレッドの多重度数が多すぎる場合、副系ノードのDBミラーリングサービス開始が失敗する可能性があります。副系ノードのDBミラーリングサービス開始でメモリ不足のメッセージが出力された場合、RLP動作環境ファイルのREF_EXEC_NUMパラメタの指定値を確認してください。

反映常駐スレッドの多重度数の目安

多重度数をチューニングする場合は、以下のような目安があります。

多重度数 = CPU数 × 反映多重度係数

反映多重度係数

反映多重度係数は5を指定して、その値からチューニングを行うことを推奨します。

注意

多重度数の最小値は2です。