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Interstage Data Effector 導入・運用ガイド
Interstage

B.6.6 first_value関数

first_value関数は、グループのレコードを、順序式で指定された順序で参照したときの先頭のレコードを求め、そのレコード内の項目参照で指定される項目の値を返します。
first_value関数の書式を以下の図に示します。

図B.38 first_value関数の書式

順序式

順序式は、データの順序を定義するものです。順序式によって定義される順序は、順序式に指定するソート式によってデータを並び替えたと仮定した場合のソート結果の順序と同じになります。
順序式は、ソート式と同様に、複数の項目を指定したり、昇順または降順を指定したりできます。

順序式を省略した場合、入力データ順でレコードを参照します。このときの“入力データ順”とは、以下の順序になります。

  • 2つのレコードが同じファイル内に存在する場合、ファイルを先頭から見て先に出現するレコードが先、後に出現するレコードが後になります。

  • 2つのレコードが異なるファイルにそれぞれ存在する場合、入力ファイルパラメタに先に記述されたファイルのレコードが先、後に記述されたファイルのレコードが後になります。

順序式の書式を以下の図に示します。

図B.39 順序式の書式


注意

指定した項目参照が「空」の場合、および、本関数に指定した結果が「空」となった場合には、本関数の対象とならず、「空」を除いた項目、データに対して本関数の結果を出力します。

参照


復帰値

項目参照で指定された項目のデータ型と同じデータ型を返します。


first_value( $メンバ名, { val($入社年度)  } )  最古参