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Symfoware Server V10.1.0 セットアップガイド

G.1 スケーラブルログ運用およびスケーラブルディレクトリ運用を行う場合

ディスク装置に配置するSymfoware/RDBの資源には、以下のものがあります。

上記資源の配置についての基本的な考え方は、以下のとおりです。

以上から、理想の配置は以下のようになります。

しかし、上記配置を実現するには物理ディスクの絶対数が“6+5×ユーザロググループ数”以上必要です。また、物理ディスクの容量を有効に使用することができませんので、以下の配置をベースに検討することをお勧めします。

注意

  • 共用ディスク作成時の注意事項を以下に示します。

    ホットスタンバイ機能利用時は、共用ディスク(ディスクアレイ装置の論理ユニット)の作成時に対処が必要です。

    ホットスタンバイ機能利用時の運用では、アーカイブログファイルを同時アクセス用共用ディスク上のローデバイスに配置します。これに対し退避データは、切替えディスク上のファイルシステムに配置します。ところが、ディスクアレイ装置の同一論理ユニット上に、同時アクセス用共用ディスクと切替えディスクが混在できません。このため、1つのランクを、2つの論理ユニットに分割して定義し、一方を同時アクセス用共用ディスク、もう一方を切替えディスクとする必要があります。さらに、SafeDISKの場合は、同時アクセス用共用ディスクと切替えディスクで、ディスククラスを分ける必要があります。

  • Symfoware/RDBで割り当てたディスク資源は、他の製品で使用しないでください。