ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルをリカバリする場合は、rdbrcvdicコマンドのLOADモードで、ロググループ名を指定してリカバリします。
この場合の、リカバリ操作の手順とリカバリ操作例を以下に示します。
参照
rdbrcvdicコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
リカバリ操作の手順
DIR_FILE : ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル
(1) Symfoware/RDBを起動します。 ―――――― rdbstartコマンド
(2) データベースを定義します。 ―――――― rdbddlexコマンド
(3) 目的業務を実行します。
★ 障害発生
(4) Symfoware/RDBを停止します。 ―――――― rdbstopコマンド
(5) 媒体障害の場合は、障害ディスクを取り換えます。 ―――――― CE作業
(6) ディレクトリ構成をリカバリします。 ―――――― mkdirコマンド
(7) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル ―――――― rdbrcvdicコマンド
をリカバリします。 (LOADモードの
gオプション)
(8) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル ―――――― rdbscldirコマンド
が正常にリカバリされたことを確認します。 (Vオプション)
リカバリした以外に、状態(Status)が“inhibit”の
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル
が存在する場合 → (7)へ
(9) Symfoware/RDBを起動します。 ―――――― rdbstartコマンドリカバリ操作例
> rdbstart
> rdbddlex -d 在庫管理ＤＢ D:\USERS\DEFAULT\DDL.DAT
目的業務の実行
qdg13273u:ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルをアクセス禁止状態にします
ロググループ名='grp1' ファイル名='D:\SFWD\RDB\USR\ULOG\DIR_FILE_G1' 原因コード='1'
調査コード='2 12320 5' (システム名=rdbsys1)
> rdbstop
CE作業 … 媒体障害の場合は、障害ディスクの交換
> mkdir D:\SFWD\RDB\USR\ULOG
> rdbrcvdic -L -g grp1
qdg02654i:rdbrcvdicコマンドの処理を開始します (システム名=rdbsys1)
：
qdg02655i:rdbrcvdic コマンドの処理が正常終了しました (システム名=rdbsys1)
> rdbscldir -V
RDBII rdbscldir DATE:2007/04/14 TIME:10/20/30
LogGroup Status DBspace Size(Used rate) Directory file path
system normal Exist 2048K(12%) D:\SFWD\RDB\USR\DIR\DIR_FILE1
grp1 normal Exist 1024K(23%) D:\SFWD\RDB\USR\ULOG\DIR_FILE_G1
> rdbstart