ユーザロググループの削除は、以下の手順で行います。
ユーザロググループを使用しているデータベーススペースの確認と削除
Symfoware/RDBの停止
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの削除
ユーザロググループ用のアーカイブログファイルの削除
ユーザロググループ用のテンポラリログファイルの削除
ユーザロググループの削除
ユーザロググループの確認
1) ユーザロググループを使用しているデータベーススペースの確認と削除
削除対象のユーザロググループを使用しているデータベーススペースを削除します。データベーススペースの削除を行う前に、削除対象のユーザロググループを使用しているデータベーススペースを確認してください。ユーザロググループを使用しているデータベーススペースの確認は、以下の運用形態により異なります。
スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合
スケーラブルディレクトリ運用を行っていない場合
参照
データベーススペースの削除方法については、“RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。
ユーザロググループを使用しているデータベーススペースの確認は、rdbscldirコマンドのVオプションおよびgオプションで行います。
ロググループ名“grp1”を使用しているデータベーススペースを確認する場合
> rdbscldir -V -g grp1 RDBII rdbscldir DATE:2007/04/14 TIME:10/20/30 (1) (2) (3) (4)((5)) (6) LogGroup Status DBspace Size(Used rate) Directory file path grp1 normal Exist 1024K(23%) D:\SFWD\RDB\USR\ULOG\DIR_FILE_G1 (7) DBspace Information 在庫管理DB.DBSP_1 在庫管理DB.DBSP_2
(1) 登録済みロググループ名
(2) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル(アクセス情報) の状態 normal : 使用可能状態 inhibit : アクセス禁止状態
(3) データベーススペースの登録の有無 Exist : データベーススペース定義登録済み Not Exist : データベーススペース未登録
(4) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの割り当てサイズ(単位はキロバイト)
(5) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの使用率
(6) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルへのパス名
(7) 当ロググループを使用しているデータベーススペース名
ユーザロググループを使用しているデータベーススペースの確認は、以下の手順で行います。
データベース名の一覧を表示
対象のロググループを使用しているデータベーススペースがないか確認
2) Symfoware/RDBの停止
Symfoware/RDBを停止します。rdbstopコマンドにより、Symfoware/RDBを停止してください。
3) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの削除
削除対象のユーザロググループに属するRDBディレクトリファイルを削除します。ユーザロググループに属するRDBディレクトリファイルの削除は、rdbscldirコマンドのDオプションおよびgオプションで行います。
ロググループ名“grp1”に属するRDBディレクトリファイルを削除する場合
> rdbscldir -D -g grp1
削除対象のユーザロググループに属するアーカイブログファイルを削除します。ユーザロググループに属するアーカイブログファイルの削除は、rdblogコマンドのDオプション、aオプションおよびgオプションで行います。
ロググループ名“grp1”に属するアーカイブログファイルを削除する場合
> rdblog -D -a -g grp1 D:\SFWD\RDB\USER\ULOG\ARCLOG1 > rdblog -D -a -g grp1 D:\SFWD\RDB\USER\ULOG\ARCLOG3 > rdblog -D -a -g grp1 D:\SFWD\RDB\USER\ULOG\ARCLOG4
削除対象のユーザロググループに属するテンポラリログファイルを削除します。ユーザロググループに属するテンポラリログファイルの削除は、rdblogコマンドのDオプション、tオプションおよびgオプションで行います。
ロググループ名“grp1”に属するテンポラリログファイルを削除する場合
> rdblog -D -t -g grp1
ユーザロググループを削除します。ユーザロググループの削除は、rdblogコマンドのDオプション、Iオプションおよびgオプションで行います。
例
ロググループ名“grp1”のユーザグループを削除する場合
> rdblog -D -I -g grp1
ユーザロググループが正しく削除されたか確認します。ユーザロググループの確認は、rdblogコマンドのVオプションおよびIオプションで行います。
ユーザロググループの確認をする場合
> rdblog -V -I (1) (2) (3) (4)((5)/(6)) (7) loggroup status tmpstatus arcstatus indstatus logmanage-path system avail avail avail/on ---- D:\SFWD\RDB\USR\DIR grp2 avail avail ---- ---- D:\SFWD\RDB\USER\ULOG\LOGMNG
(1) ロググループ名 (スケーラブルログ運用していない場合およびシステムロググルー プの場合は、“system”が表示されます。)
(2) ログ管理ファイルの状態 avail : 正常 failure : ファイル破壊または入出力障害
(3) テンポラリログファイルの状態 ---- : 未作成 avail : 正常 failure : ファイル破壊または入出力障害 unknown : 不明(ログ管理ファイルの状態が“failure”の場合に 表示)
(4) アーカイブログファイルの状態(利用可否/ログの出力モード)
(5) 利用可否 ---- : 未作成 avail : 利用可能な状態 unavail : 利用不可能な状態(すべてのアーカイブログファイル が満杯または いずれかのアーカイブログファイルが 異常) unknown : 不明(ログ管理ファイルの状態が“failure”の場合に 表示)
(6) ログの出力モード (アーカイブログファイルが作成されている場合のみ表示されます。 現状では常 に“on”が表示されます。) on : オンライン状態
(7) ログ管理ファイルのパス名