環境構築スクリプトでエラーが発生した場合、環境を削除してから、再度環境構築を行います。環境の削除は、環境削除スクリプト(lwdeletewtr.bat)を使用します。環境削除スクリプトは、以下の場所に格納されています。
List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\writer\setup\delete
(1) 環境の削除
lwdeletewtr.batの格納されている以下のフォルダを、作業用フォルダ(例えば「C:\work」)配下に複写してください。
List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\writer\setup\delete
環境構築スクリプトで、リソース名を修正して実行した場合、環境削除スクリプトで指定されるリソース名も修正する必要があります。通常は修正する必要はありません。
環境構築スクリプトで指定したリソース名に合わせて、環境構築スクリプトの実行後にバックアアップしたファイルを参考に、環境削除スクリプトの以下の項目を修正してください。
項目 | 編集内容 | 編集箇所(太字下線の部分) |
---|---|---|
イベントサービスの保存先ユニット名 | 環境構築スクリプトで指定した保存先ユニット名を指定してください。 | @set lwdst=lwdst |
イベントサービスのイベントチャネルグループ名 | 環境構築スクリプトで指定したイベントチャネルグループ名を指定してください。 | @set Lwdstevent=Lwdstevent |
コネクションファクトリ名(JNDI名) | 環境構築スクリプトで指定したコネクションファクトリのJNDI名を指定してください。 | @set LwdstStatusQueueCF=LwdstStatusQueueCF |
Destination名(JNDI名) | 環境構築スクリプトで指定したDestinationのJNDI名を指定してください。 | @set LwdstPrintJobRQueue=LwdstPrintJobRQueue @set LwdstStatusRQueue=LwdstStatusRQueue @set LwdstStatusSQueue=LwdstStatusSQueue |
環境削除スクリプト(lwdeletewtr.bat)を管理者権限のあるユーザで実行します。
実行例を以下に示します。
C:\work\delete> lwdeletewtr.bat
削除するリソース名が実行画面に表示され、削除を確認するメッセージが表示されます。削除するリソース名を確認し、問題がなければyを入力してください。環境削除スクリプトの処理が続行されます。問題がある場合はnを入力してください。環境削除スクリプトの処理が中断されます。yまたはn以外の文字列を入力すると、再度確認のメッセージが表示されます。
確認メッセージの表示例を以下に示します。 *********************************** 配信出力サーバの環境削除を行います。 *********************************** 以下のリソースが指定されました。 環境構築スクリプトで指定されているリソース名と 一致しているか必ず確認してください。 ---------------------------------------------------- 保存先ユニット :lwdst イベントチャネルグループ :Lwdstevent コネクションファクトリ :LwdstStatusQueueCF Destination :LwdstPrintJobRQueue :LwdstStatusRQueue :LwdstStatusSQueue ---------------------------------------------------- 環境の削除を実施してもよろしいですか(y/n)
ログファイルを参照して、配信出力サーバの環境削除中にエラーが発生して中断されていないことを確認します。ログファイルは、環境削除スクリプトの実行カレントフォルダに出力されます。
例) C:\work\delete\lwdeletewtrlog.txt
環境削除スクリプトで出力されるエラーと、その対処方法については、“4.5.3 環境構築スクリプト/環境削除スクリプトで発生するエラーと対処方法”を参照してください。 |
(2) 環境構築スクリプトの実行
再度、環境構築スクリプトを実行して、配信出力サーバの環境構築を行います。
実行例を以下に示します。
C:\work\create> lwsetupwtr.bat
環境構築スクリプトの実行については、“4.5.1 環境構築スクリプトの実行手順”を参照してください。 |